3話 昼休みの北校舎屋上にて
現実世界の違和感に気づき始めた片倉吾郎は、学校にてファンタジーに遭遇する。美人ヒロインに昼休み屋上のイベント!!!ラブコメにならない片倉吾郎の幸せの青い鳥は何処に!!!
3話 昼休みの北校舎屋上にて
「お待たせ~片倉君!」と言ってエリさんが来た。
「いえいえ・・・で?何か私に様?」
「あなた、この子が見えるんでしょう?」
「ああ、はっきりとね・・・えっとその子はフェアリー?」
「ん~近い!この子はピクシーのサクラ・・・やっぱ見えちゃうんだ・・・君には、成程ね~・・・で?あんたのそれは?」
と言って私の後ろの人物?に指を指す。
「お?俺が見えるんかい?びっくりだね~、相棒?
こいつは見えてるぞ、」
「ああ・・・この子も超人なのかもな・・・」
「超人?そんな可愛くない呼び方やだな、私は魔女よ・・・あなたは?」
「私は、収集家で、彼は同調者です」
「え?彼にも???あなたの守護者じゃないの?」とびっくりした顔でマジマジと私の後ろを見る。
「ども、俺もこいつ以外に話すのは久しぶりだ。」と嬉しそうに喋りだす。
「お前は、その力をどうゆう経緯で手に入れた?」と珍しくまじめな顔で後ろの俺が質問した。
「ん~イギリスにいた時に異世界に迷子になっちゃった・・・
その時にね、彼女達にイロイロ教えてもらっちゃった。」と言ってピクシーとコミニケをとっていた。
「そっか・・・俺たちとは違うみたいだな?相棒・・・」
「ああ、でも異世界に関連している点は同じだな」
「え?あなた達も異世界に行ったの?」
「いや・・・俺たちが異世界人かな?・・・多分」
と言って相棒と2人納得し合う。
「ジャー、ワタシタチノ世界カラ来タノ?」
「いや、君みたいのはいない世界だったよ・・・なあ?」
相棒も相槌をうつ。
「あれ?でもフェアリーを知っていたよね?フェアリーはいるの?」指をあごにあてて不思議そうにいう。
「いや、いないよ・・・ただ空想上の存在で認められていた・・・のかな?たぶん・・・」「俺の方もそんな感じかな?まあ幽霊みたいな俺がいうのもなんだけど・・・。」
納得いかないようにして、サクラはエリさんの肩でロダンのポージングをする。
「エリさんはどうなの?やっぱり俺たちと同じ?」
2人同時にハモったようにいうと、引きながら
「いえ、こちらではあまり見かけないですが、向こうではそれなりに見かけましたよ・・・まあ向こうは本場ですからね~」とうんうんうなずいている。
「本場って????」やはり2人がハモる・・・スピーカーか!!!
「イギリスは魔法のメッカだもの!当然いるわよ」
どうやらイギリスはファンタジーらしい・・・
「ああこの日本も神戸もなかなかに魔法都市としても有名だよ、100年前位から発展してね今じゃ世界でも有数の魔法都市だしね」
何やってるか!!!兵庫県(笑)おいおい日本にもあったよファンタジー・・・いつか行ってみよう。
「で、異能者の確認の為にここに俺達を呼んだのか?」と上から私の幽霊が確認?をした。私的には、もう少し世間話でもしていたいのだが・・・気がきかない自分だ・・・
「いえ、せっかく貴方風に合わせるなら超人ですか?に会えたので勧誘ですわ!貴方、うちに入らない?」と髪をいじりながら質問してきた!!!めっちゃ可愛い!!!もちろん自分は万年帰宅部の一員、部活等めんどいので入るわけもなく、当然NO!と言いたかったが、まだ何部か聞いていなかった。「入るかどうかは別として何部の勧誘??私はもう2年生だからいまさら運動部はな~」とチラ見しながら言う。
すると彼女は周りに星が飛び出す程の後光を放ち言った。
「国際正義冒険者組合所属・宮城支部・杜の宴のメンバーによ!!」
「「 は??? 」」部活でもクラブでも無く、正義の味方の勧誘だった・・・。
正義の味方の勧誘でした。戦隊物の勧誘ってどうなんでしょうかね?
次回予告!部員不足!冒険者倶楽部(仮)って本気??
読んで頂きありがとうございます。