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ヘタレな少女探偵と族の助手?
小5の時、俺は族デビューをした。
仲間内ではとんでもないと思われていたが、持ち前の強面と腕っぷしで特攻隊の幹部に入った。
期間としては1ヶ月とかからなかったがそれだけ俺のことを認めてくれたということが誇らしかった。
チーム名『武羅津狗犯鎖亜』(ブラックパンサー)
それが俺の所属しているチームの名だ。
そのチームには一つだけ破ってはならない掟がある。
それは自ら“硬派”を護り貫くこと。
そして、それを破ればもうこのチームにはいられないし脱会リンチを受けてもらうことになっている。