ある私立高校にプロの俳優を育成するコースが設立
私立高校・乃戯高学園という高校では来年度より演劇・プロ俳優育成コースができるそうです。
それに伴い本校舎から徒歩五分ほどにある旧区役所跡地に二階建ての新校舎もオープンします。
その第一期生が今年の十月より募集が開始されます。
このコースの特徴としてなんと言っても高校卒業資格を得られつつ本格的なプロ仕様の演劇教育が受けられる点だと思います。
これまでは学校に通いながら、仕事をしながら俳優になるためのレッスンを受けられる場というものは数多くありましたがここは掛け持ちをするのではなく、学校のカリキュラムに組み込まれているのです。これは志望者にとっては助かります。
クラスは一学年一クラスのみで募集人数は二十〜三十名程と多くの生徒は募集しておりませんので高い倍率が予想されます。
さらに特筆すべき点は卒業後です。
大抵こういう俳優を育成する場というのは卒業後はタレント事務所や劇団に所属する事が念頭にあるのですが、ここではなんと映画やドラマを製作している会社が出資しているタレント事務所に所属するチャンスがあるだけでなく、そこの社員としても雇用されるそうです。
イメージ的には製作会社の傘下にタレント事務所があり、そこに配属されつつ俳優業以外の業務も担ってもらうということです。
俳優として事務所に所属できたからといってその俳優が一年間、十分に稼動できているかと言われると必ずしもそうではありません。
むしろ売れない俳優は一年中ゴールデンウィークであるという皮肉すらあります。
その長い長い待機期間を無くすべくここでは作品製作のスタッフとしても働いてもらおうというのがコンセプトになります。
出演者とスタッフ双方の視点、経験がある人材というのは大変、有能な人材になります。
では、その気になる就職先である製作会社はどこかというと……なんと昨年、低予算のホラー映画としては異例の観客動員数350万人、興行収入50億円を突破した映画「天才女優の亡霊〜とある高校で起きた怪異」を製作した会社になるそうです。
なかなか大成功を収めた新鋭の製作会社です。
この製作会社のタレント事務所に所属できると今後ここで製作される映画やドラマに条件が合えば優先的にキャスティングされる特典もあるので、俳優としては一つ大口の取引先として契約を結ぶに等しいです。
俳優事務所と製作会社が一体となり、卒業後に採用者は俳優としてのキャリアも約束されている、スタッフとしても雇ってくれる俳優育成学校は全国的に見てもかなり少数なので、将来有望な若者が全国から受験しに来る新たな俳優の登竜門になるのではないでしょうか。
——「かずき@演劇の専門家」というアカウントがSNS上で書いた記事




