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第38話 退院してから

 第38話 退院してから


 予後は順調に過ごす事が出来た。

 話し相手の沙織さんもいて、先に私が退院することも決まった。


「良かったね、経過も問題なくて。」


「ありがとう。

 先に来たのに、私の方が先になんて。」


 たわいも無い、挨拶でお別れを言う。


 暫くして、森田君が迎えに来てくれた。


 退院もあって、お昼はいらないと言っていたのだ。


 病院の窓口で、支払いを済ませる彼に

「ごめんね」1週間といえ処置に最初の個室に検査と15万ほどしていた。


「別に、いいよ。

 瞳も赤ちゃんも無事だったし。

 じゃ帰ろうか。

 そうだ、ご飯はどうする。」


 私は、妊娠してから、余り食欲がない。

 食べなきゃとは思っているけど、胃がうけつけない。

「何か、家で食べれる物がいいかな。

 それに、今から学校でしょ。」


「まあ、きついだろうし外で食べるのはやめとこうか。」


 家の近くの、お弁当屋で買って帰ると、森田君は直ぐ学校へ行った。

「1人で大丈夫?

 バイトまで、居ようか。」


 心配性な所も、彼のいいと頃だと思った。


 私は、内緒にしていることがあった。

 彼が、帰ってから、直ぐに保険屋さんに電話をする。

 入院中に、聞いていたけど、入っている保険の対象に妊娠時の入院も保険金が出るのだ。

 これは、何かあった時の為に、貯めておこう。

 へそくりじゃない。

 少しの、罪悪感もあったが、生まれてくる赤ちゃんの為と飲み込んだ。



「ただいまー。」


「お帰り。

 早かったね。部活は。」


 妹が、早々と帰って来た。


「試験休み。

 もうすぐ、夏休みだし。」


「もうそんな時期なんだ。

 お腹空いてない。」


「なんかあるの?」


「あまり、食欲が無くて、お弁当の半分手伝ってよ。」


「ちゃんと、食べなきゃ。」

 と、言いつつお皿に半分分けていく妹だった。


 それからは、定期健診に通い、問題なく過ごせていた。


 その日までは。



いつも、読んでいただきありがとうございます。

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