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第36話 入院

 ある夜中のこと。

 突然の痛みに、目が覚めると苦しさで、もう眠ることも出来ない。

 痛みには、耐性があるのか余程のことがないと、助けも呼ばなかった、私だが今回は限界だと思った。

 なにより、お腹の赤ちゃんにもしもの事があるのかと考えるだけで不安になる。


 這いながら、お母さんの部屋へ行く。


「お母さん。」


 眠そうに、起き上がる。

「どうしたの、瞳。」


「急に、お腹が痛くなって・・・」


 急に、慌てだす。

「ちょっと待ってなさい。

 今、救急車を呼ぶから。」


 電話をすると、容体の確認を教える。

 もう、タクシーに乗り込むまでの気力もなにも、残っていない私の事を説明していく。

 直ぐに、来るとのことで、お母さんは仕度を始める。

 妹が、起きてきたが、何かあれば連絡するからと、お留守番を頼んだ。


 支度が済むと、救急車もやって来て、ストレッチに寝かされて受け入れ先の病院を探す。

 市民病院へ運ばれることになると、お母さんから、森田君へ連絡してもらった。


 わたしは、病院へ着くと直ぐに検査をして、処置室で待機した。

 先生から、流産しかかっている事を聞かされる。

 幸い、破水はしていなかったので、赤ちゃんは無事だった。

 この処置は、痛い。

 出てこない様に、縫わなければいけなかった。

 勿論、麻酔は使えない。


「お願いします。」

 他に、選択する余地も無かった。

 お母さんは、書類にサインをしていく。

 その手が、震えていることに気がついた。


 それから、暫くは入院することが決まった。


いつも、読んでいただきありがとうございます。

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