第45話 新たな生活
空港に着くと、心が躍る気分になっていた。
席について、聖也を抱っこしていると乗務員からも優しく声をかけられた。
まだ、小さい聖也は、良く分かっていないけど、あと数時間で、パパに会える。
到着予定の空港は、関西国際空港だ。
聖也が、ぐずらないなら、少し観光でもして帰れるかな。
なんて、旅行気分も混じりにながら、時間を過ごす。
離陸から外の景色を眺めながら聖也にも見せる。
1時間ほどで着陸のアナウンスがなると、本当に知らない所に来たんだ。
ここで、新しく生活が始まるんだと思った。
空港のゲートには、パパの姿が見えていた。
「おつかれ。大丈夫だった。」
「聖也も、泣くことなくて、問題なかったよ。」
「荷物は、持ってるから聖也をお願いね。
ちょっと合わない内に、大きくなったなあ。」
「そうよ、もう元気過ぎてビックリするわよ。」
「どうする?疲れているなら、このまま、家に帰るけど。」
「んー。折角だから、少し見てから買い物に行きたい。」
「わかった。じゃ、難波にでて、道頓堀から心斎橋の方に行ってみようか。」
「わからんし。任せていい。」
私たちは、たこ焼きを食べてから、お好み焼きを食べに寄った。
それから、心斎橋からアメ村へ移動して、古着屋さんやソフトクリームを食べて、私のお腹は、満たされた。
「晩御飯は、少しでいいかも。
ちょと、食べ過ぎた。」
「じゃ、今日は帰ろうか。また、くればいいし。
借りてる家の近くにも、商店街もあるから、便利だよ。」
「へー、何があるの?」
「大体何でも、あると思うよ。スーパーも飲食店も、西松屋もあるよ。」
「じゃ、明日からは、買い物ついでに、見てまわろっと。」
「いいけど、結構、長いよ。少しづつでもいいよ。」
私は、パパに会って、新しい生活の場は楽しみになった。
パパのご飯もがんばろ。聖也も、しっかりいなくちゃ。
楽しみと楽しさが、私の心を包んでいた。
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