第42話 退院と家族
私の退院が決まった。
これまで、何度か授乳をしてみたものの、余り飲んでくれない。
退院が決まったが、私だけで、赤ちゃんはもう暫く病院に預けなくてはならなかった。
そして、最後の日の夕食は豪華なものだった。実は、これが目当ての一つでもあった。
森田君は、お父さんになった。
実は、前々から、呼び方を下の名前で呼んでと言われていたが、なかなかできなくて、これ機に、パパと呼ぶことにした。
赤ちゃんは、男の子だったので、パパが名前を付けた。
女の子だったら、私だったのに、ちょっと残念。
聖也、パパにしては、いい名前を考えた、ちょっと褒めてあげよっと。
赤ちゃんのご飯がだけど、看護師さんから説明があった。
「粉ミルクで、飲ませるだけじゃ、良くないから、搾乳機で週に1.2回持ってきてほしい。」
「主人に、話してみます。取れた母乳はどうすればいいですか?」」
「それは、容器に入れて冷凍して持ってきてもらえればいいから。」
「わかりました。」
このことを、パパに話すと、搾乳機を買ってきて、病院に持って行ってくれると言ってくれた。
1ケ月後、赤ちゃんも退院して、家族が揃った。
やっと、抱っこできる。
「可愛い。」
私が、産んだ赤ちゃん。
検査でも、以上は、無かった。
パパも、抱っこして遊んでいる。
「まだ、首が座ってないから気を付けてね。」
「分かってるって。」
聖也は、やっぱり、母乳からは余り飲んでくれない。
ちょっと、複雑な気分だけど、哺乳瓶からはしっかり飲んでくれる。
私は、哺乳瓶に負けたのだ。
胸が、張って来るので、搾乳機で取った母乳と粉ミルクを使って飲ませる。
夜中にあげるミルクがちょっと体にも精神的にもきつい。
冬の寒さもあるけど、パパもミルクを作っている間にぐずる、聖也を抱っこしてあやかした。
そう、寝不足なのだ。
段々と、疲れてくる、お母さんがみてくれて、寝てなさいと言ってくれるのは、正直に助かる。
パパは、変わらず、大学とバイトの日々の中で、聖也を見てくれる。
妹も、帰ってくると、聖也を可愛がってくれる。
落ち着いた空間の中で、ストレスがかからない様に、皆が助けてくれた。
いつも、読んでいただきありがとうございます。




