第40話 早産の危機
あれからは、特に問題も無く、すくすくと赤ちゃんも大きなって来た。
蹴ったり、背伸びをしているのか、足がお腹に形かわかるくらいに伸びをしている。
色々あったか、元気に生まれてくれれば、それだけが願いだ。
森田君は、変わらず忙しそうにしているので、私からは余り連絡をしない様にしていた。
だって、毎日の様に連絡をして来るので、私が電話とかする必要が無かった。
「どお。」
「もう毎日、同じこと聞いて。」
「だって気になるんだから、仕方ないじゃないか。」
「明日は、会いに行くから」。
「わかった。気を付けてね。」
何でもない、彼の声と会話。
それが、心に落ちくのだ。
それと私は、基本的に1人でいることが好きなので、この誰もいない時間はストレスからも解放される。
時間は、流れていく。
何もしていなくても、平等に。
仕事をしていない、今は朝から急ぐ事も無い。
ゆっくりして、散歩をして何食べようかな、とか
ゆっくりゆっくりした、時間と共に赤ちゃんも早く出してよ、と言っているようで、楽しみでもある。
自分で産むこの子は、凄く可愛いんだろうな。
って、過ごしていた日は、突然終わりを迎えた。
その日のお昼を過ぎてから、急にお腹が張って痛みで動けなくなった。
私は、森田君にすぐ連絡をすると、病院へ行く準備だけする様に言われた。
それから、病院へ連絡すると、直ぐに来るように言われたので、大体の時間を伝えると準備をすることにした。
森田君が到着してから、直ぐに病院へ向かって、直ぐに処置室で検査を受け横になっていると、先生から、また直ぐに入院が必要だと言われる。
今度は、破水まではしていないが、早産の可能性があると言われた。
またか、ちょっとなんでと思ってしまわずにいられない。
看護師から、事情を聴いていたのか、森田君は安心したように入って来た。
「取り敢えず、良かったよ。
どうなったのか、分からないし、オロオロしてしまったよ。」
「また、入院することになるけど、ごめんね。」
「ホントだよ。 ゆっくりして、出産までは安心させてよね。」
彼は、笑いながら言うと
「じゃ、帰って荷物を持ってくるよ。
何か、買ってくる物はある?」
「うぅん。 今は、今はいいよ。
連絡も、こっちでしておくから。」
「分かった。 じゃ、また後でね。」
ごめんなさい。
私のせいで、また迷惑を掛けてしまった。
この子は、無事に生まれてくるのだろうか?
もう何もないよね、と思いつつ入院生活は始まった。
いつも、読んでいただきありがとうございます。




