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閑話1

長台詞ばかりで読みにくくて申し訳ない…。魔女に纏わる2つの宗教の教主の戯言と、国の偉い人の愚痴とナビゲーターの悩みです。

 ●??????


「第一部隊隊長か幼女、どっちかが適合者だと!騎士団内部の信仰者はもう居なくなったではないか!!今更……どちらか知らんが丁重に迎え、教祖となって頂かねばならない。

 魔法と人とを繋ぐ、魔人教の教祖に!口惜しいが人法(じんぽう)教の手の者は有能だった。2人の力を暴いたのだからな。やり方は気に食わんが、効率的だったと言わざるを得ない。

 偽リベラルストーンなど無礼の極みだがな!実際食べている所を見たのは隊長の方か。では幼女は……傀儡の力を使っていただと?

 嗚呼!嗚呼!どうなっているのだ、魔女様が2人!?いずれ自分は帰って来る、というお言葉は、かの魔女様が崩御なさる瞬間誰もが聞いていた!どちらかが本物なのか、それともお二人に増えて戻られた?魔女様のお考えが解らない!

 どちらもまだニンゲンへの復讐は果たしておられないのだな?力だけを引き継ぎ、想いは忘れ去ってしまわれたと?あってはならない…あってはならないぃいいい!!

 我らこそ魔女様の秘儀を伝えゆく者、その秘術、聞かぬまままた亡くなってしまわれるなどあってはならない。魔女様は我々に御自らをリベラルウォームに変えて我らに与えて下さった。それでも深遠なる魔女様の足元にも届かぬ今の我らではまだ使い方すら判明しない有様だ。

 我ら皆(こうべ)を垂れて教えを請うか、新しいリベラルウォームを生み出して頂き、我らでも扱える程度のモノにして頂かなければ、我らの悲願は叶うまい!魔女様はただただ小さい火を起こしたりするのが精々の我らを哀れんで、集めて力を大きくしたものを我らに還元してくださっただけ。

 何故咎人(とがびと)として断頭台などに送り出したのか、時の権力者の頭の中を覗いてやりたいわ!!我らの器が魔女様のご想像よりも矮小(わいしょう)であったのが原因なだけではないか!

 は?何故人法(じんぽう)教と手を組まないのか、だと?

 有ろう事かあやつらは魔女様を利用すると(のたま)ったのだぞ!?(おそ)れ崇め讃えねばならぬ魔女様に!!

 手など組める筈がない。あやつらの持つリベラルウォームも回収せねばならない。そして、人は未だに魔女様を害有る者と認識している。

 魔女様を受け入れる世界になるまでは今までどおり半端に関わって魔女様を信仰せぬ者は殺せ。魔女様に御見せする訳にいかぬ。

 500年前の悲劇を繰り返してはならない…隊長と幼女、どちらにも粗相の無いよう、丁重に、丁寧に、どちらが、もしくはどちらも魔女様なのかを失礼なく調べなければならん。

 そう、1名か2名でいい。騎士団に送り込め。そして粗相の無いよう調べ上げろ」



 ●???????


「オルソーニ・デル・メツェルディードにパシャ・コーストロードか。なりそこないを人に戻したんだぞ!あの2人のどちらかが魔女の生まれ変わりだろう!

 いや、特異な力を持った魔女の事だ。2人に分裂してもおかしくはない。

 ああ、今まで愚かだった。どっちかが死んでしまうような手で異端者として排除しようとしてしまった。

 生きたまま手に入れ、研究材料としてその血と肉を、差し出して頂いて調べ上げなくては!リベラルストーンの効果を和らげようと偽リベラルストーンなどを生み出してはみたが、まだ我らの器に収まらん。これ以上は魔女の協力が必要だ。

 人が魔法を使い、便利に、そして強力に生まれ変わるのだ。魔物の領土となっている土地が人の手で広がり、人類圏を拡大する事が出来る、素晴らしい力だ!

 ふむ、騎士団からは我らの手先は潰えたか。また送り込め。今度はあの2人に危害を加えるような(やから)ではなく()()出来る様な人材をな。

 殺害?ああ、半端にリベラルウォームに関わった者は今迄通り排除だ。有象無象の手にあの珠玉の叡智(えいち)が渡るなどおぞましい。まあだが、オルソーニとパシャ、()()()()()()()()()()()()を調べようと言うなら多少の乱暴は構わない。効率的に行け。

 2人というのがそもそもイレギュラーなんだ。実は片方は魔女を装っているだけかも知れん。魔女を表舞台に出す前に世間の意識も変えねばならん。

 全ての人間は我ら人法(じんぽう)教に属し、魔女を分析して手に入れた魔法を使う者で世界を改革するのだ!誰もが欲するだろう、力を!

 かつて蝋燭を灯せる程度の火、一口分の水を産んでいたものを魔法、と呼んでいたのが恥ずかしくなるくらいにな!

 まあ、多少は手荒になってもいい、殺さないようにあの二人を迎え入れなければな。ああ、二人がもし血を流すような事が有れば小瓶にでも詰めて持ち帰って貰わねばならないな。

 送り込む人材にはきちんと教育しておけ。

 もしかすれば人法(じんぽう)国として立ち上がり、御旗(みはた)として魔女を掲げる必要があるかも知れん。まあ幸い、魔女殿は自衛出来る程度に魔法を操ると聞いている。多少こちらの手の者が力加減を誤ったとてまず死ぬまいよ。

 ああ。年の差はあれど、男女だったな、2人は。子を(もう)けて貰えればより精度の高い魔女となるやも知れん。片方が偽者でない限りは殺害を控えるよう、ゆめゆめ言い聞かせておけよ。我らの世界の為に!」



 ●とある権力者


「魔女の力を確認しただと?世界から魔法を奪った大罪人だぞ!

 何処だ、何処で…騎士団か、よりに寄って!軍務伯の騎士元帥は魔女肯定派だ、やすやすとメスを入れさせはせんだろう。だが放置する訳にもいかん。

 また何らかの力を魔女が吸い取って人には使えなくなる力が出て来る可能性がある。あんな危うい存在を何故肯定するのか訳が解らない!魔法以外の他の能力は魔女が集めたが還元(かんげん)したなどと言われているが、本当かどうかも定かではない。

 我々は魔法以外にも何かを奪われている可能性もある。我々が人間として尊厳ある存在で在るには、魔女など不要の極みだ。

 第一騎士団だったか…なんとか影に暗殺を指示するか…いや、騎士団だぞ?戦闘のプロばかりだ。そこらの影では役に立つまい…腕利きを探して来ねば…。

 魔女に関する2教も動いている様子だな…不穏な予感しかせんわ。

 クーデターの1つでも起これば笑い話にもならん。

 どんなに望んでも、魔法は我らの手にはもう戻るまいよ。魔女が変質させてしまっているのだからな。

 …間諜が欲しいな。第一部隊に入れなくても、何処かの部隊に入り込ませればある程度の情報は集まるだろう…。噂の域を超えない情報でいきなり暗殺もないだろうからな…。

 間諜なら丁度いいのが今余ってた筈だ。通信石を渡して定時連絡させれば正確な情報が集まるだろう…。全く厄介事ばかりだ!私が軍務伯ならさっさと放逐するなり事情聴取と監視を付けて大人しくしているかガチガチに調べ上げて議題に上げられるというのに。まあいい。まずは間諜だ。あの男を呼べ」



 ●ナビゲーター


 ――ドウモ上手クイカナイ。魔女サマハ滅ビヲ人類ニ与エル為、りべらるうぉーむヲ生ミ出サレタト思ッテイタガ、モシカシテ私ガ間違ッテイタノカ?

 残サレタ魔法ハ人ヲ殺ス能力ニ特化シテイルト言ッテモイイ。ダカラ生物兵器トシテパシャノ基盤ヲ整エタ。ソレナノニ誤作動シテイル?モシクハ人ヲ滅ボスオ心算デハナカッタ?

 アノヨウナ扱イヲ受ケテ尚、人ニ慈悲ヲ与エヨウト言ウノデスカ……?私ニハ解ラナクナッタ。コレデハパシャヲ導ク事ガ出来ナイ。

 様子ヲ見ヨウ。パシャノ中ニアノ方ガ居ルナラバ、イズレ方針ヲ定メテ御指示下サルコトダロウ。

 ――ソレマデハ、訊カレタ事ニ答エルノニ専念シヨウ――。


各組織、色々とパシャ達の周りで画策してますね。穏健派、急進派、過激派とナビゲーターさんという感じでしょうか。

読んで下さってありがとうございます!少しでも楽しく読んで頂けたならとても嬉しく思います(*´∇`*)もし良ければ、★をぽちっと押して下さると励みになります!

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