205章 合身!竜鳥亀虎=四騎王
「ワオッ!あれがオリハルコン化したジークヴァルなの!?ユーラもファンタスティックドラゴン!すごいわ、グレートだわ、ブレイブだわ!私はアトランティスの神秘をこの目で見ている…!」
「もう、グルーナったら!戦闘中、戦闘中!」
御頭デパート付近で道人たちは戦闘を続けていた。
グルーナはMDルレンデス、ヤジリウス、ソルワデスと共にダガー・デュラハンや首無し鎧武者と戦っている最中にガイア・ジークヴァルとユードラ・オリファルゴンを見て感動し、目を輝かせていた。
「ふんっ!」
ガイア・ジークヴァルがDRP ドラゴニックダガー対し、ヴァルムンクの激しい斬撃を浴びせていた。
ユードラ・オリハルゴンも隙を見て羽をぶつけようと飛び回る。
DRP ドラゴニックダガーは防戦一方でガイア・ジークヴァルの剣撃を棍棒で捌くのに精一杯だった。
「ジークヴァル!」
「わかっている!こんなところで時間を掛けている場合ではないからな!」
道人もメタリー・ルナブレードを構えてガイア・ジークヴァルとユードラ・オリファルゴンに加勢する。
メタリー・ルナブーメランに変えてDRP ドラゴニックダガーに投げた。
DRP ドラゴニックダガーは跳んで回避してみせた。
「道人がせっかく投げたブーメラン、当たりなさい!」
ユードラ・オリファルゴンは口でメタリー・ルナブーメランを咥えた後、自分の身体を一回転させて再びブーメランを投げた。
DRP ドラゴニックダガーの背後にメタリー・ルナブーメランが激突し、落下地点にガイア・ジークヴァルがヴァルムンクを持ち上げて待ち構えていた。
「斬ッ!」
ガイア・ジークヴァルは縦一閃をし、DRP ドラゴニックダガーは真っ二つになって爆発した。
「よし、これで指揮官機を倒したわね!」
「こっちもこれで片付くよ!」
MDルレンデスは右手のマグネティックハンドで残ったダガー・デュラハンの頭を掴んだ。両肩のディスク再生機をフルドライブさせる。
「強力な磁気で狂っちゃえ!永遠にね!」
「行っけぇっ、ルレンデス!雷撃ぃっ!マグネティックゥッ、フィンガァーッ!」
ダガー・デュラハンの一機は強力な磁場を頭部から送り込まれて壊れた人形のような動きをし、爆発して機能停止した。
「よし、これでフィニッシュね!次の場所に行くわよ、道とん!」
グルーナとMDルレンデスは道人の側まで走った。
「え、えぇ。でも…。」
「? どうしたの、道とん?」
「今の指揮官機、全然大した事なかった…。それに、あんなにたくさんいた首無し鎧武者たちがいつの間にかいなくなってる…。」
「確かに、言われてみれば…。」
道人はグルーナたちと共に周りを確認するが、不気味な程に周りは静かだった。
その間にルレンデスは元の姿に戻った。
「…! 気をつけろ、道人!」
「ジークヴァル?」
「ジークヴァルの言う通り、何か来ます…!」
ガイア・ジークヴァルとユードラ・オリファルゴンが何かが近づいて来ている事を察知した。
道人たちが警戒していると遠くから四機のデュラハンが新たに駆けてこちらに向かって来ていた。
「色が違う新しいドラゴニックダガー?それと…?」
濃い青のドラゴニックダガーの他にも鳥、亀、虎のデュラハンも共にいて、道人たちの前に立ち止まる。
「やぁ、また会ったね、道人君。」
ドローンが新たに現れた四機のダガー・デュラハンの近くに浮遊する。
「正直言って、デュラハン・ガードナーの中では君が一番厄介だ。悪いが、君はここで傀魔怪堕送りとなる。このDRダガーデュラハンたちの手に掛かってね。今までのDレボリューションプロトタイプとは訳が違う。」
「破壊された各DRPからデータを受信。『トワマリー』『ダーバラ』『ランドレイク』『カサエル』『エッジヴァハムート』『ジークヴァル』『ユーラ』、インプット。」
DRドラゴニックダガーが頭のバイザーにたくさん文字を浮かべて電子音を鳴らせた。
四機のDRダガーデュラハンたちは高く跳んだ。
「DR バードダガー、ライトアームへ。」
「DR タイガーダガー、レフトアームへ。」
「DR タートルダガー、レッグへ。」
「DR ドラゴニックダガー、承認。」
変形した三機のDRダガーデュラハンたちは腕と足を変形したドラゴニックダガーと合体し、一回り大きなロボットとなった。
「これって、極烈災将軍と同じ…!?」
「ご名答だよ、道人君。だが、こちらは三位一体じゃなくて、四身一体だけどね。その名も『竜鳥亀虎=四騎王』さ!じゃあね!」
ドローンはそう言うとまた飛び去っていった。竜鳥亀虎=四騎王は着地し、道人たちを見る。
「何よ!青、赤、緑、白の四色に彩られたカラーリングがビューティフルなんて言ってあげないんだからっ!後、四聖獣がモチーフだって事も!」
「結局全部言っちゃってます、グルーナさん!?」
ユードラ・オリファルゴンがそう突っ込みを入れると竜鳥亀虎=四騎王は両手から青い大きなジェル状の物体を出現させる。
「何だ、あれ…?」
「一つわかる事はあれが武器だって事だ!」
ヤジリウスが抜刀して黒の斬撃を放ち、ソルワデスが両肩から爪を飛ばす。
「モーションパターン、カサエル。」
竜鳥亀虎=四騎王は青いジェル状の玉を三つの三度傘に変えて飛んできた攻撃を防いだ。
「…!? こいつ、カサエルの三度傘を!?」
「モーションパターン、ダーバラ。」
竜鳥亀虎=四騎王は今度はジェルを鞭にして道人たちに投げた。
「うおっ!?みんな、散開!」
道人の言葉を聞いてガイア・ジークヴァルたちは散らばって鞭を避けた。
「モーションパターン、エッジヴァハムート。」
竜鳥亀虎=四騎王はジェルをブーメランに変えて道人に向かって投げた。
「こいつ、まさか…!?各地で戦ってるみんなの戦闘データを学んでいるのか…!?」
「道人っ!」
ユードラ・オリファルゴンが飛んで来てくれたので、道人はジャンプして飛び乗った。
竜鳥亀虎=四騎王は戻って来たブーメランをジェルに戻した。
「クロスモーション、ダーバラ&トワマリー。」
竜鳥亀虎=四騎王は刃のついた亀の甲羅を二つ射出し、ジェルでできた鞭を繋いでヨーヨーみたいにしてガイア・ジークヴァルたちに振って来た。
「しかも、応用技まで編み出せるのか…!?」
竜鳥亀虎=四騎王はミサイルをユードラ・オリファルゴンに対して発射した。
「道人、口を閉じて!じゃないと、噛みますよ?」
道人はユーラの忠告通りに口を閉じると、ユードラ・オリファルゴンは空を自由に飛び回ってミサイルを避け続けた。
「やばいわよ、道とん!もし、こんな奴が他にもいるんだとしたら…!?」
ジークヴァルのデバイスからグルーナの通信が聞こえて来た。
ユードラ・オリファルゴンがミサイルを避け終わった後、道人はグルーナに返事をした。
「はい、グルーナさん…!俺たちが手の内を見せれば見せる程にダガー・デュラハンたちは別の機体にデータを送る事で無限に強くなっていく…!さて、どうする…!?」
「モーションパターン、ランドレイク。」
道人が考えている間にも竜鳥亀虎=四騎王は右腕を大型パイルバンカーに模してグルーナとルレンデスに向かって突進した。




