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ディサイド・デュラハン  作者: 星川レオ
第3部 多元なるアトランティス
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174章 オリハルコン・スライド!

 深也とランドレイクのヘッドを全て取り返したグリムスとJ(ジャッジメント)H(ヘブンス)ディアスの戦いを目の当たりにした道人は感激し、アトランティスのデュラハンに対してガイアグレート・ジークヴァルが得た新たな戦い方を試す事にした。


「行くよ!ユーラにブーメラン、リムルトさんにダブルブーメランをカードスラッシュ!」


 道人はそう言うとガントレットに装着されたジークヴァルのデバイスに二枚のカードを続けてカードスラッシュした。

 ツインヘッドチェンジはガイアグレート・ジークヴァルの両肩の竜、ユーラとリムルトの分もヘッドチェンジする事ができる。

 両肩の竜の顔が変化し、ガイアグレート・ジークヴァルの宙に計三つのブーメランが浮遊する。


「行け、三つのオリハルコンブーメラン!」


 ガイアグレート・ジークヴァルは左手を勢いよく前に出すと三つのブーメランが飛んでいく。その後、ヴァルムンクとランスを合体させて大剣とし、アトランティスのデュラハンの元へと飛ぶ。


「例えオリハルコンでも転ばす事はできるってなぁっ!」


 アトランティスのデュラハンがブーメランに意識を向かわせている隙をつき、ソルワデスに乗って飛行しているヤジリウスは抜刀して黒の斬撃を飛ばす。

 アトランティスのデュラハンが立っている地面に次元の裂け目を作り出した。

 アトランティスのデュラハンは咄嗟に後ろに下がる。


「吹き飛ばす事もできる!」


 ソルワデスは二門のビームを放ち、宙に浮かんだアトランティスのデュラハンをビームで後ろに押し出した。


『斬り裂いて!』

『トリプルオリハルコンブーメラン!』


 ガイアグレート・ジークヴァルの背後にユーラとリムルトの幻影が出現。ユーラは右肩を、リムルトは左肩を合わせて互いに手を前に出した。

 トリプルブーメランは次々とアトランティスのデュラハンに当たっていく。


「何度か交戦してみたが…やはり、奴もツインオリハルコン装甲になったようだな…!だが!」


 ガイアグレート・ジークヴァルは構わず突進し、アトランティスのデュラハンに斬り掛かる。

 アトランティスのデュラハンは近くの死霊兵を足場代わりにしてジャンプし、両手を横に伸ばす。

 周りの映像から黒い爬虫類の頭と巨人の頭を出現させ、ミサイルの雨と電流光線を放つ。


「くっ、みんな…!」

「構うな、ジークヴァル!行けぇっ!」


 ソルワデスに乗ったヤジリウスはミサイルの雨を旋回や、ターンなどを屈指して動き回りながら避け続ける。

 ガイアグレート・ジークヴァルもトリプルブーメランを自分の前に配置して猛回転させて電流光線とミサイルを弾きながら前に進む。

 その時、アトランティスのデュラハンの頭上に小型ブーメランが多数現れ、雷が発生。光球も飛んで来てアトランティスのデュラハンの腹部に直撃した。


「…! 君たちは…!?」


 ジュア・サンとヌール・メナリスがガイアグレート・ジークヴァルと共に並走する。


「私と共に戦ってくれるのか…?」


 ジュア・サンとヌール・メナリスは返事はせず、光球とチャクラムを放って、ただ黙ってアトランティスのデュラハンへの攻撃を続けた。

 その間に黒い爬虫類の頭と巨人の頭は消滅した。


「…ありがとう!」

「よし!ユーラ、ヘッドチェンジだ!ドリルヘッド、スラッシュ!」


 道人はデバイスにカードをスラッシュし、ガイアグレート・ジークヴァルの右肩の竜の形状を頭にドリルがついた竜に変化させた。

 頭のドリルを回転させ、赤い竜巻を形成していく。


「ぶちかましちゃって、ユーラ!」

『はい、道人!サイクロン・ブラスター、です!』


 ユーラの幻影が出現し、右手を前に出すと赤い竜巻が発射され、アトランティスのデュラハンに直撃した。

 ジュア・サンも追加で光球を放ち、ヌール・メナリスもチャクラムを投げて、直撃させる。


「まだだ、ガイアグレート・ジークヴァルは俺に対してもメリットが働く…!これまで経験から、フューチャースライドはジークヴァルがヘッドチェンジを多く使った際…!ジークヴァルが合体可能に近くなったタイミングでなれるはずだから…!」


 道人はそう言うと心臓の鼓動が強くなった。


「やっぱりそうだ…!ツインヘッドチェンジは三回ヘッドを使った扱いになる…!ドラグーンハーライムや俺のフューチャースライドの時間短縮にもなる訳だ…!」

『道人、それはもう君だけの力だ。だから、もうフューチャーという言葉は適さないんじゃないかな?』


 またロードの声が道人の脳内に響いてきた。


「…そっか、ガントレットもレッグも変わっているなら…!よし、『オリハルコン・スライド』!」


 道人はそう叫ぶと全身が新たな鎧に包まれた。光沢が更に強まった白銀の騎士甲冑を身に纏い、青いマントが装着され、四枚となった光の羽が生える。周りに光の羽根が舞った。


「ははっ、すごいや!俺も全身オリハルコンの鎧に包まれちゃった…!よし、もうこの力は未来の前借りじゃない!」


 道人はフューチャースライドの時より更にスピードアップし、アトランティスのデュラハンの元まで飛んだ。


「今を生きる俺自身の力だぁっ!」


 アトランティスのデュラハンに回し蹴りを喰らわした。


「お前がミサイルやビームの雨を降らすなら、俺はブレードフェザーの雨をお見舞いしてやる!」


 道人は蹴り飛ばしたアトランティスのデュラハンに対して四枚の光の羽からブレードフェザーを飛ばし、追撃した。

 アトランティスのデュラハンは両手を伸ばそうとするが、太陽と月の兵士四人が背後から飛び掛かり、しがみついた。


「…! 君たち…!」


 太陽と月の兵士たちは何も喋らないが、道人をじっと見ていた。


「…そうだよな。お前たちも仲間を十人も倒されて、あまつさえ死霊として扱われてる…。仲間をぞんざいに扱われて、怒らないはずないよな…!」


 道人は太陽と月の兵士たちの想いを理解すると同時にメタリー・ルナブレードを出現させて持つ。


「ロードの愛刀、メタリー・ルナブレードよ!お前も研磨し、新たな刃と化せ!」


 道人がそう言うと刀身が輝き出す。それと同時に道人はアトランティスのデュラハン目掛けて飛んだ。


「君たち、もう離れて!後は俺が!」


 太陽と月の兵士たちはギリギリまでアトランティスのデュラハンを掴んでいたが離れ、道人はメタリー・ルナブレードを振り下ろし、アトランティスのデュラハンを縦に一閃した。

 アトランティスのデュラハンの後ろにガイアグレート・ジークヴァルが着地する。


「ジークヴァル!」

「道人!」


 互いに名を呼び合った後、道人とガイアグレート・ジークヴァルはすれ違いざまにアトランティスのデュラハンを斬った。


『リムルトさん!』

『はい、ユーラ!』


 ガイアグレート・ジークヴァルの両肩から竜のエネルギー体が発射され、アトランティスのデュラハンの身体に巻き付いた。


「行くよ、ジークヴァル!」

「あぁ!」


 道人はガイアグレート・ジークヴァルと共にヴァルムンクとメタリー・ルナブレードで連続斬りを繰り出す。


「研磨完了ぉっ!」


 メタリー・ルナブレードは斬っている最中にオリハルコン製に変わり、刀身を光輝かせた。

 連続斬りを繰り出した際に巻き付いていた竜のエネルギー体も共に斬っているため、アトランティスのデュラハンは両手をすぐに横に伸ばした。


「対応が遅いよ!さぁ、ジークヴァル!」

「あぁ、共に行くぞ!」


 道人とガイアグレート・ジークヴァルは両手に持ったヴァルムンクとメタリー・ルナブレードを上に上げ、光の刀身を長く伸ばした。


「道人、ジークヴァル、隙は…!」

「私たちが作る!」


 アトランティスのデュラハンがモニターから何かを実体化する前にヤジリウスは抜刀し、黒の斬撃を飛ばし、ソルワデスは二門のビームを放つ。攻撃は効かないが、時間稼ぎにはなった。


「「一刀、両断っ!!」」


 道人とガイアグレート・ジークヴァルは共に長い刀身を振り下ろし、アトランティスのデュラハンを縦に一閃した。

 アトランティスのデュラハンはそれでも未だ健在。モニターから黒い土偶と黒い爬虫類の頭を出現させ、電流光線とロケットパンチ、リングを放たせて道人とガイアグレート・ジークヴァルを遠ざけた。


「まだ耐えるか…!まずいな、また奴が奇跡を学んだら…!」

「いや、ここだ…!このタイミングで畳み掛ける…!決着をつけるぞ、アトランティスのデュラハン!!」


 道人は飛んで来たHoffnung(ホーフヌング)=ドラッヘのビーストデバイスを左手でキャッチし、右手に持ったメタリー・ルナブレードの切っ先をアトランティスのデュラハンに向けた。

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