水で薄めりゃ放出できるの?!
昔『ラヂオマン』という、あさりよしとお作の漫画がありました。
原子力の偏った知識をもつ主人公が活躍する、シュールな内容でした。
ある意味、日本の原発政策に対する皮肉っていたのかも。
ラヂオマンは1990年代に描かれた漫画で、悪と戦う正義のヒーローのパロディでした。
原子力をネタにしたブラックジョークの漫画です。
諸事情でコミック化はできないですが、ネットで検索すればどういう漫画かは察することができましょう。
ここで、あさりよしとおの『ラヂオマン』とは別の短編集『HAL』の話をしたいと思います。
ある女の子がマッドな科学者?に出会うもので、日常・身の回りでの怪しい科学ネタのブラックジョークの漫画です。
その中で河川への工業廃水の話題がありました。
「これを川に流して大丈夫?」と疑問に思う女の子に、科学者?は「大丈夫」と断言します。
その理由は「水で薄めているから」だそうです。
さて、今回は福島の処理水海洋放出の話題ではありません。
最近、小説家になろうの運営がしめした『裏技』が、今後のなろうの在り方を変えると思ったことです。
11月から『俳人・歌人になろう!2023』という公式企画が始まります。
季語も不要で、自由律俳句 (五七五ではない)もOK。
ってことは、八五調の詩でもいいんですね。
なお、今回の投稿先は詩ジャンルではなく『その他』ジャンルです。
で、運営の『裏技』は、最低200文字の制限を逃れるため、別の文字をいれて水増しするものです。
それの何が問題か。
たとえば詩ジャンルで短い詩や俳句、短歌を登録する場合を考えましょう。
200文字以上にするため、詩の解説をいれたり、複数の俳句を並べていた人もいると思います。
関係ない記号で埋めてよいのであれば、その方が楽です。
これは、いちおしレビューでも言えることですね。
私としては、こういった文字の水増しはOKだと思います。
ただ、自分が投稿する場合は無意味な水増しではなく、今まで通り200文字をクリアすべく努力を続けるかも。
……と書きながら、『俳人・歌人になろう!2023』の投稿時は規定通りの水増しはやりますが。
昨日、『基準は解釈で変わるもの?(タマゲッターハウス:エッセイの怪)』というエッセイを出したばかりですが、いきなり
運営が今までの解釈を覆す?発表をしたことに少し驚いています。
さて、『俳人・歌人になろう!2023』が盛り上がるといいですね。
私は川柳または短歌で参戦するかも……
文中で言及したエッセイ『基準は解釈で変わるもの?(タマゲッターハウス:エッセイの怪)』や公式企画『俳人・歌人になろう!2023』へのリンクをこの下の方に置いています。