ハコフグちゃんは友達がいらない
処女作です。
春、それは出会いの季節。
そんな在り来たりでつまらない導入でしか文章を書けない俺には落胆を禁じえないが兎も角!!
書く言う俺も、あいつ、運福と出会ったのは春だった。
これは追想であり、回想であり、回顧だ。
ちなみに全部同じ意味だ。
要するに、これは俺の学生時代の話である。
だからまあ、思い出して書く訳だから、細かい箇所は覚えてなかったりもするし、場合によっては隠したりもする。許せ。
それじゃあ、順序立てて話そう。
順序立てて話すと言っても、何も俺の出生から話す訳じゃない。
この話の主役は間違いなく運福だ。
ならば運福との出会いから話すのが道理だろう。
俺の情報は適当に省く。
俺はさしずめ語り部だ。
俺はドラ○もんの主役はド○えもん派なんだよ。
おっと、前置きが長いと嫌われるかな。
……妹がはよしろと言ってくるので、始めるとする。
______________
季節は春、入学式。
桜舞い散るこの季節、登校初日のクラスには、一つの難題が降り落ちる。
自己紹介だ。
自己紹介の恐怖は、言う必要もないだろう。
おっと、俺の番みたいだな。
「こんちは、俺は小村友総です。趣味は暇潰し。何にでも難にでも手を出しますが、すぐに飽きてやめちゃうそんなやつです。面白いものが好きです。よろしくお願いします。」
パチパチパチパチ。
控えめな拍手はなんともモヤモヤするが、そんなもんだ。
ほれ、笑えよ。
俺は、事前に考えてた超絶面白エピソードを言うのを忘れて、大反省会を開いていた。
ちょうどその時、俺の隣の席の……ハコフグ? の番になった。
それにしても変な名字だ、ギョギョ!
人の自己紹介なんてほとんど聞いてなかったが。
まあ、隣の席だし、少しは話の種を拾ってやるか。
「運福マイナ、です。趣味は……
……野球とハコフグと、あと冷凍庫……です、友達は要りません、近づかないで下さい、よろしく」
……???
趣味がハコフグと冷凍庫とは?
友達いらない宣言とよろしくを同居させんな気まずくなるだろ。
俺はギョッと、いやギョギョッとして、運福をまじまじ見つめる。
小さい。とても小さい。可愛いなこいつ。
身長が小さい、140あるだろうか。
髪が短い、ショートだな、肩口くらい。
気は大きそうだ、つり目だし。
ん? なんだこいつ。スマホでなんか見出したぞ。
俺は背もたれに寄りかかり、スマホの中を覗き見た。
…………ハコフグが、なんかプカプカ浮いてた。
これはもちろんフグのハコフグのことだ。
さら~によく見ると。
こいつ、ヨダレ垂らしてね?
こいつというのはフグのハコフグのことではなく、画面を見つめる運福のことなのだが。
いや、気のせいだな。
うん。流石にそれは気のせいだ。
だがヨダレが溢れそうな程に恍惚な表情を全面に出しているのは間違いない。
「ウェヘへ~、フーちゃん。」
なるほど、趣味が「ハコフグ」、つまりハコフグ観察ってことね。
…………
……
なんっだこいつ!! おっもしれえぇ!!
俺の学園生活が、音を立てて変わったような気がした。
ウェヘヘ、グヘヘ、という気持ち悪い音を立てて。
______________
数日たって、分かったことがある。
運福マイナの朝は遅い。
いや、早起きしてるかどうかは分からないが取り敢えず、いつも朝のホームルームギリギリに来やがる。
さらに放課後は光の速さで帰ってしまう。
それに加えて、休み時間、ハコフグは学校図書館に向かうので。
この一週間、誰一人として彼女とまともに会話していない。
ちなみに、うちの学校の図書館はヤバい
図書委員がゴリッゴリのムッキムキなのだ。
一言でも発しようものならぶっ飛ばされること間違いなし。な死。
そんな運福と話すチャンスは、突然にやってきた。
2時間目の化学の授業。
眠そうな我がクラスメート達をみて、化学教師の美人さん、新川先生は、授業をすることを諦めたらしい。
このクラスで最初の授業なのに、可哀想だ。
「それじゃ~、隣の席の人と~、親睦を深めてて下さ~い」
新川先生は、やる気のない声でそう言うと、机に突っ伏してしまった
何?
………………ビ。
ビッグチャンス来たァァ!!
これが俺が密かに狙っていた隣の席の特権。
その名もペアワーク!!
だが、懸念点がないわけではない。
先生の指示とはいえ、果たして運福は、会話をしてくれるだろうか。
ここで俺は、思い出す。
俺の努力を、思い出す。
「おはよう、運福。」
「……」
「運福もきたし、ホームルーム始める~」
「運福、悪い。消しゴム貸してくれないか。」
「……」
「……(寝てんのか?)」
「……」
「……(今ニヤッてした!?)」
運福マイナは会話をしない。
出来ないのではなく、しない。
英語の時間の発表ではペラペラはきはき話していたし、
人前で緊張するようなメンタリティでもないだろう。
人間が嫌いなのだろうか。
だとしたら友達になるのは大変だろうな。
「おい運福、親睦を深めろとの指令だぞ。」
「……」
運福は机の上に広げてある教科書をじっと見つめている。
こいつは授業中ずっとこんな感じだ。
というか、これでも無視なのか。
さてどうしようと悩んでいると。
ふと、運福の耳に違和感を感じた。
ひょいっ、スポンッ
こいつ、ワイヤレスイヤホンしてやがる。
「!!?」
いきなりイヤホンをスッポ抜かれたことで、運福はビクッと跳ねる。
……こんなことしたら、嫌われるだろうな。
WINNER好奇心、やるぜ俺は。
俺はイヤホンを自分の右耳に当ててみた。
「さあ、4回裏、この局面の一番バッターは山丸選手。これはどうなるか。」
野球だな。紛れもなく。
こいつが持つ、唯一普通の趣味と、ここでバッティングするとは。
よくよく聞いてみると、ダイアンツVSパクルトの試合らしい。
俺は昔の癖で、野球少年時代の癖で、なんとなくダイアンツを応援していると、気付く。
あれ? 運福からの反応がない。
「………………」
こいつ……! これでも無視してる……だと!?
運福は、教科書ガン見、改め野球観戦、いや、野球聞戦を継続していた。
どうやら俺のことは、たとえイヤホンを取られようと無視することに決めたらしい。
いや強情すぎるだろ!!?
え、こいつ俺が返さなかったらどうするつもりなの?
そのまま俺にあげるの?
そんな逆ジャイ○ンみたいな人間いるのかよ!?
「あの、運福さん?」
「……」
「もしも~し」
「……」
こいつ!
……うん、今日はもう諦めよう。
明日から頑張ろう。
………………
…………
……
「ほい、これ返すよ。」
結局俺は、化学の授業が終わってから、放課後まで野球聞戦を継続してしまった。
うん、流石に最低だな俺。
俺はイヤホンを机の上に置いた後、素早く教室を去ろうとするが。
「ねえ。」
運福が、口を開いた。
「へあ? ……あ、何?」
変な声出ちゃったじゃねぇか何してくれてんだ。
「ダイアンツファン?」
「え、あぁ、そうだけど、何で分かったんだよ。」
「顔に出過ぎ、バカでも分かる程にバカ。」
なんだこいつ。
いきなりしゃべったと思ったら。
「ダイアンツの良いところ、言ってみて。」
「…………あれだな、やっぱピッチャー高戸のストレート
は最強だろ。そりゃ、今回はちょっと打たれてるみたいだったけど、そんなの関係なくカッコいいよな、あれは。」
取り敢えず、素直に思ったことを言ってみたが。
どうだ? 合ってるのか?
『フフフ、聞こえるか姉、これが一般的かつ常識的かつ不変的な事実。これこそが昨今の男子高校生の回答』
フフフフフ、となんかゴニョゴニョ言っている。
「お、おい、どうした?」
ガタンッと運福はいきなり立ち上がった。
「さよなら。」
なんとも満足そうな顔で、運福は帰っていった。
次の日も、試しに俺は、運福の右のイヤホンをスポンしてみた。
もはやビクともしねえぞ。
仕方なく、俺はまた、放課後まで野球聞戦をして、イヤホンを運福に返した。
その日も、ダイアンツの良いところを聞かれた。
え、これもしかして一日一個聞かれんの!?
やベえ、野球見なきゃ。
______________
運福は、イヤホンで二種類のものを聞く。
一つは野球。
ちなみに録画だそうだ。
もう一つは、ハコフグだ。
一度、プギュプギュという豚? のような鳴き声がしたので、友人に聞かせてみたら、ハコフグだと教えてくれた。
この友人もまた面白い奴なんだが、今回は説明を省くとする。
運福が一番表情を崩すのがこのときで、ヤバい時はグヘヘとか言う。まじで。
そんなこんなで、俺と運福との奇妙な関係は続いた。
雨の日も、風の日も、もちろん晴れの日も。
そんなある日の放課後。(いやどんなある日だよ)
明日からゴールデンウィークというちょうどその日に。
こんなことを聞いてくるクラスメートが現れた。
「小村君ってさ、運福ちゃんと友達なの?」
「え?」
言われて考える。
運福にはいつか俺のあれになって欲しいと思っているが。
現在の俺と運福は、果たして友達なのだろうか。
「えっと、」
スッと、隣の運福がイヤホンを外した。
「友達じゃない。仲良くもない。やめて。」
真っ直ぐに、きっぱりと、そう告げた。
告げるだけ告げて、運福は帰ってしまった。
有無を言わせぬその気迫のなかに、俺はなぜか、泣きそうな女の子が見えた気がした。
帰る時、運福は生徒手帳を落としていった。
昔、何かあったんじゃないか。
そう感じるのには十分すぎる程に、彼女は特殊だ。
まるで親の敵のように、友達という概念を憎む。
俺は、運福が落とした生徒手帳と、返し忘れたイヤホンを持って、運福の家に向かっている。
生徒手帳に書かれている住所を頼りに、歩みを進めていくと、割と大きめの、一軒家に着いた。
こういうのはやはり勢いが大事だな。
どうした俺の右手、早くインターホンを押すんだ。
いや無理っすよ、なんか恥ずいっす、左手に頼んで下さい。
は? お前それでも利き手かよ。ちゃちゃっと済ませろこの性悪クズめ。
何を-!!
茶番に飽きたので、大人しく俺は両手でインターホンを押す。
「はぁ~い、今出ます~。」
何となくやる気を感じない、そんな声に、俺は既視感を感じた。
「運福に用ですか~? それとも新川に用ですか~? …………あれ? 小村君? どした?」
「せ、先生こそ。」
とてつもない程にだらしがない、黒髪美人の新川先生が現れた。
うーむ、黄色パジャマ。
事情を説明したら、家にあげてもらった。
新川先生は髪をとかし、着替えを終えている。
紅茶うま。
「マイナは今~バイトに行ってます~。もうすぐ帰ると思いますよ~。」
「えっと、先生は何でここに?」
「姉です~。」
「いや、でも名字。」
新川先生の薬指に指輪がないことを確認して、問う。
「昔変えました~。あんまり~、聞かないでくださ~い。」
つまらなそうにそういうと、先生はお茶菓子を出してくれる。
「そっちこそ~、マイナの何なんですか~?」
「し、知り合いです。」
「え? 友達ですらないんですか~?」
(ですらとは……)「今日、友達じゃないって言われましたね。」
「わ~お、それはすごい。」
「姉って言うなら教えて下さい。どうしてあいつはあそこまで、友達を作らないんですか。」
そう、俺はそれを聞きに来たのだ。
「……う~ん、それを教えるには~確認があります~。」
「なんですか?」
「最近マイナがよく話してくる~、超一般的高校生、ダイアンツファンの男子は~、あなたのことですか~?」
「あ、それは俺です。」
なんだ、超一般的って。
「ならいいです~特別ですよ~」
要約すれば、運福マイナは小学生時代、唯一の友達グループにいじめられていた。
それもかなり悪質に。
「最後には~、冷凍庫に押し込まれて~、死にそうになったりもしたんですよ~。あの時は、あいつら殺してやろうかと思いましたよ~、って、聞いてます~?」
「あ、はい。」
「あの子は死にそうになるまで、誰にも言いませんでした~。学校も休まなかったのに。話はこれで終わりです~。もう帰って来ますが~、どうします~?」
「いや、ちょっと、帰ります。」
「そうですか~、まだ明るいですが~、気をつけて下さいね~。」
「あ、ありがとうございました。」
ふと、こんな会話を思い出す。
『ダイアンツの良いところを言って』
『なあ、運福。』
『何、早くして。』
『お前の趣味の、冷凍庫って何なんだ?』
『……小型冷凍庫を集めてる。たくさん。』
『何で小型をたくさんなんだ? 大きいの買えばいいのに。』
『……うるさい。早くして。』
『ん、分かったよ。』
______
なんとも情けない背中が、大通りを歩いている。
俺は信じられない世界を聞いて、脳を揺らされるほど苦しかった。
自分がその世界に入ったわけでもないのに。
あいつは、運福は、あの世界に入って、一人でずっと耐えてたんだ。
誰にも言わずに、言えずに、一人で。
俺がイヤホンを取った時、何も言わずに、無視をしたのは、恐怖からだったんじゃないか。
逆らったら殺されるという恐怖。
もしくは、防衛本能だろうか。
こういう人間には反応せずに無視するほうがいいという防衛本能。
……どちらにしても、自己嫌悪。
俺は知っている。
運福の5%も知らないけど、1%くらいなら知っている。
あいつが二番目に笑うのは、俺の話を聞いてる時ってこと。
消しゴムを貸してくれなかったのは、あいつも忘れてたからってこと。
あまり体がよくないこと。
これはもしかしたら、いじめが原因なのかもしれない。
知ってしまったら、関わらないなんて俺には出来ない。
あいつは一人で、そっとしておいてあげた方が良いのかもしれない。
でも、そうじゃなかった時の可能性を、捨てることが出来ない。
これは俺の身勝手だ。
俺はあの強い女の子を、強すぎる女の子のことを、もっと知りたい。
そのための方法も、また結局、俺のためでしかないのだけれど。
ゴールデンウィーク期間中、そんなバカなことをずっと考えていた。
______________
ゴールデンウィークは、あけた。
ほとんどの学生が憂鬱になるこの日、俺は多少の覚悟を持って、この日に挑んでいた。
現在俺は、運福マイナの登校ルートで仁王立ちをしている。
まだ5月なのに暑すぎる。
頭おかしくなりそうだ。
俺は飲み物とついでに日陰を求め、少し先、つまり学校とは逆方向に進むと、屋根と自販機とベンチが合った。
だが、残念ながらベンチには先約がいる。
運福だ。
「誰? あ、小村。」
何気に名前呼んでもらったの初めてだな。
「ああ、小村だよ。」
「姉から聞き出した。小村が、私の話を聞いたって。」
「ああ、聞いた。」
「同情とかはいらない。別にわざわざ近づかなくていい。」
「そんな訳にもいかないんだよ、これはお前のためじゃなく、俺のためだからな。」
「……」
「運福、お前は寂しいんだ。」
「……は? そんなわけない。」
「じゃあ何で、俺とあんなに楽しそうに話したんだよ。それまで寂しかったからだろう。」
「違う。ただ姉を黙らせたかっただけ。私にとってあなたはただの男子学生代表。笑ったのは研究結果!!」
「お前が笑うのは俺の話を聞く前からだよ。俺と話すのが楽しみで仕方ないんだろう。素直にそう言えよ!!」
「自意識過剰! 曲解! やっぱりバカ!!」
「たとえ間違ってても、俺には関係ない。これは俺のためだからな。」
「…………私と仲良くして、あなたにどんな意味がある。」
疑うような視線。
俺はまた、そこに泣きそうな女の子を見た。
「運福、俺の研究対象になってくれないか。」
________
さて、俺はここまで、隠していたことがある。
俺達が通う私立傘折高校には、ある特殊なシステムがある。
研究テーマ選考。
一年生はゴールデンウィーク明けに、研究テーマを決める。
そしてそれを卒業まで研究するのだ。
上手く結果を残せば、大学受験が免除されたりする。
ちなみに研究テーマはいくつでも構わない。
そして、俺が選ぶ研究テーマは____
「お前だよ。」
「え、いや、断る。そんなの私に何の利益もない。」
「いいやあるね、お前が俺の研究対象になれば、俺はたくさんお前に話しかけるぜ。そうしたら、野球の事とか、ハコフグの事とか、冷凍庫の事とか、もっといっぱい話せるじゃねえか。そうしたら、お前は寂しくなくなるだろ?」
「だから別に、寂しいとか。」
「もちろんお前の研究にも協力する。」
「……」
「運福、これを見てくれ。」
「……?」
俺は一枚の書類を運福に渡す。
『人物を研究テーマにする場合』
下まで読みと、こう、書いてある。
『研究を利用しての暴力、暴言、その他人権を侵害する行為は、通常のものより悪質であるとし、研究対象者が訴えた場合、即刻退学処分とする。』
「分かったか運福、つまりお前は、俺をいつでも退学に出来るってことだ。俺は物理的に、お前に危害を加えられない。」
「……」
「学校は研究対象者の権利を絶対に尊重してくれる。俺はお前に絶対服従だ。」
「……」
「なあ、俺は、お前を傷つけないし、それに寂しくさせないよ。」
「…………別に、ホントに、寂しい訳じゃない…………だけど、ちょっと、退屈だっただけ。」
「いいよ。研究対象になる。絶対服従。」
そういう彼女は諦めたように、困ったみたいに、呆れたように、
笑った。
…………………………
………………
……
運福が研究対象になったからと言って、特に何が変わるわけでもなかった。
あ、でも、俺はイヤホンの強奪ができなくなったから、運福が自分からイヤホンを貸してくれるようになった。
変わったことは、そのくらいだ。
いつも通り、放課後の質問タイムがやってくるはずだったが、今日は用事があった。
「運福、わり、今日は俺用事あるんだ。」
「……別にいい。でも、何の用事。」
「ああ、他の研究対象と会うんだよ」
「……………………………………???」
「ん、どうした?」
「え、小村の研究テーマって、私じゃ……」
「俺の研究テーマは人だよ。そのための研究対象は今のところ3人だな。」
中学の頃からの友人と、あとは我が愛すべき妹。
__あれ? なんでだろう。
運福の顔がみるみる赤く。
運福は俺に近づくと、
俺の足を思いっきり蹴ってきた。
「って痛ってえぇぇぇ!!!」
「帰る!!」
なんだこいつ蹴りの威力つよ!?
……はあ、何はともあれ、俺の研究は、まだまだ続く。
____________
春、それは出会いの季節。
俺が三人の少女と出会ったのも、春だった。
続きを書くとしたら、次は友人のことかな。
それじゃあ、運福との出会いは、ここで閉じるとする。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
時間がないので連載出来るかは分かりませんが、何かしら書き物は続けると思います。
世に作品を出したのは始めてなので、至らぬ点があればご指摘ください。




