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Gray Scale StoriesⅡ  作者: ほむいき
1/9

白銀の翼1


「坊! ……おい、聞いてるのか坊!」


「なんだよジジイ。そんなでかい声出さなくても、聞こえてるさ」


返事をすると同時に、死角から回転しながら飛んできたスパナを躱す。

正確に頭部を狙った工具は、壁に当たって地面に落ちて重たい音を立てる。

初めのころは何度もくらってよくたんこぶを作っていたが、今ではもう慣れた。

確認しなくても、どのタイミングでどのくらいの速度で飛んでくるかがわかる。

全く、嫌な学習をしたものだ。


「てめぇは本当に人の話を聞いてねぇな。いつもいつもぼーっとしやがって」


壁に傷をつけて転がったスパナを拾い、軽く投げ返す。

それを受け取ったジジイは、工具箱の中に無造作に放り込んだ。


「あー……すまん。で、何の話をしてたんだっけか」


「次の仕事の話だろうが。面倒だが隣の区画に行かなきゃならねぇ。

二、三日前から空調の調子が悪いみてぇだからな。どうせ、この前の大風で何かがぶつかったかしたんだろうよ」


いつも厄介ごとを運んでくるのは大風だ。施設にとっての大敵であり、人間にとっての天敵。

吹き荒ぶ嵐と有害物質を含んだ黒霧のせいで、建物外に出ることは容易ではない。

泥水をひっくり返したかのように澱んだ空は、一年中陽の光を遮っている。

この施設、タイタンと呼ばれる巨大な檻の中でしか、人間は生きられない。

俺が生まれるよりもずっと前からそうであったし、死んでからずっと先もきっとそうだろう。


「空調なら外殻側に回るのか」


「わからねぇな。中から見てねぇから何とも言えねぇ。ただ、その準備は必要だ」


「よし」


外に出ることができる。その喜びに思わず声が零れ出ていた。

案の定、ジジイは大声で怒り出す。


「何が良し、だ。大風は弱まったが止まっちゃいねぇ。外に出るのがどれだけ危険かわかってんだろうな!」


「わかっているさ。わかっている。いつも通り細心の注意を払う」


ジジイの声で起こされたと、何度も文句を言いに来た隣の部屋に住む男の顔が脳裏をよぎる。

声を小さくするようにと片手を振ると、ジジイも気づいたらしい。

先程より二回りほど小さな声で、わざと俺に聞こえる様にぼやいた。


「っち、腰をやって無きゃてめぇには手伝わせねぇんだがな。全く、年を取っちまったな俺も」


「無理するなよ。大体の仕事はもう教わったんだ。

なんならジジイの分も稼いできてやるから、ここで大人しくしてたらどうだ」


「若造が、まだまだてめぇには出来てねぇことは多くあるんだ。そうそう休んでられるかよ。

それに、こんなところに一日中籠ってみろ。苔がはえらぁ。……全く、もう少し殊勝にしたらどうだ」


「そりゃ無理だ。なんたって俺はアンタに育てられたんだからな」


親の顔も知らない俺を引き取って育ててくれたことには感謝してる。

あのまま孤児院にいれば、今頃工場で流れて来る製品のチェックを延々としていたはずだ。

来る日も来る日も、それこそ死ぬまでずっと。

それに比べれば、今の仕事はやりがいもあるし、なにより面白い。

人間が施設で暮らしている間は、食いっぱぐれることも無い。


「けっ……ナマ言いやがる。それで、坊、てめぇさっきは何考えてやがったんだ」


「は?」


唐突な話題の転換に、考え事をしていた脳みそがついていけなかった。

思わず間抜けな声を出した俺を睨みつけるのは、深い皺の奥にある落ち着いた瞳。


「さっきは何を考えていたんだ、って言ったんだよ」


「ああ、いや。空のことを、考えていた」


誤魔化しても追及は免れない。ジジイがじっと見てくる時は、そういう時だ。

だから、素直に答えることにした。


「空、だと?」


「空が青いってのは、本当の話だろうかってな」


「はっ!坊ともあろう奴が、長老の与太話を信じるのか。こいつは笑いごとだ。

明日は槍でも降るんじゃねぇのか」


「言ってろ。良いじゃねぇか青い空。夢があってよ」


俺にとっての空とは、黒色。生まれた時からずっと厚い雲に覆われている。ジジイにとってもきっと同じだろう。

加えて、時折風で巻き上げられた重量物を降らしてくる厄介な存在でしかない。


だが、そうではない空が、美しく、鮮やかな空があると長老の話を聞いて知った。

その話を初めて聞いたのは、俺がまだ十歳の頃。

遥か地平の彼方まで拡がる青空の話に、子供の頃の俺は引き込まれた。


「坊、その話はもう忘れろ。妄執は身を滅ぼすだけだ。

俺も長老も、いや他の誰も青い空なんて見たこともねぇ。御伽噺の中で聞くくらいだ。

長老はその話を爺さんから聞いたと言っていただろ。俺もその話をガキの時に聞かされて覚えてる。

その爺さんですら、さらに爺さんから聞いたのだと言っていた」


「だからどうした。昔の話だから真実味がない無いってか」


「いいや違う。そんな話などありえないということだ。長老の爺さんか、そのまた爺さんか、もひとつ上の爺さんかも知らねぇが、誰かが遊び半分でつくった話に決まってら。

そんなこと考えるよか、ちったぁ明日の事でも考えておくんだな」


「だけどよ……」


「長話をするつもりはねぇ。俺はもう寝る。

夜更かしするのは勝手だが、お前も明日に響かないようにしろよ」


寝室に向かったジジイは、すぐに大きな鼾を立て始めた。

壁は薄くないはずだが、一体どれだけ大きな音を立てているのか。

言いたいことだけを言ったら、相手の言葉など待ちはしない。ジジイのいつものやり方だ。

昂った心は反論という逃げ口を失ったせいで、胸の奥で燻っている。

暫くは部屋の椅子に座ったまま、見えもしない空を仰いでいた。


「青い空が嘘かもしれないなんてわかってるさ。

ただ、あの分厚い灰色の雲の向こうにはきっと何かがある。

それが何なのか、確かめてみたいだけだ」


仮説ではない。予感ですらない。ただ漠然とした思いだけが、何故か胸の中に沸き起こる。

感情をコントロールしようと台所に向かい、カップに注いだミルクを温めた。


「ふぅ……」


暖かく甘みのある液体が喉を潤す。

火傷をしないように一口ずつ、ゆっくりと時間をかけて飲み干した。

カップを洗い終わったころには、ちょうどよい眠気が瞼にのしかかってくる。

軽く口を漱いで、ジジイが眠る寝室に向かった。

並べられた布団の片方に寝っ転がって、首元まで毛布をかぶる。


「せめて空さえ飛べたら……」


隣の布団の中で上下する丸まった背中に、ほんの少しだけ言葉が零れた。

明日からは工業区画の修理がある。他の事を考えながらできるほど簡単な仕事ではない。

さっさと寝てしまうべきなのに、どうにも寝付けない。

苛立ちにざわつく心を抑え込むようにして、頭まで布団を被り目をつむった。


カチカチカチ、と時計の針が時間を刻む。

ジジイが何処からかもってきた壁掛け型の古い時計の音が耳に刺さる。

意識を逸らしてやり過ごそうと思えば思うほど、逆に大きくなっていく。

普段は全く気にもならないはずなのに。


「……ったくよ」


取り外して止めてしまおうかとも思ったが、明日の朝に文句を言われるのも面倒だ。

起き上がって、上着を着て部屋を出た。

夜は施設内の空調が弱めに設定されているせいで、タイタン内部でも冷え込む。


廊下に出ると、機械の唸る音が少し大きくなった。

二十四時間稼働している工業区画なのだから、当然と言えば同然だが。

一定間隔に並んだ扉と、暗めの電灯のせいで、慣れていても不気味に感じる廊下を歩く。


整備課の班員が暮らすエリアを抜けると、ちょっとした公園にたどり着く。

薄暗い灯りに照らされて、申し訳程度の緑と幾つかのベンチが並んでいる。

利用している班員は、朝早く起きた年寄り連中くらいだ。

別に必要もないが、撤去して何か別のものを作るのも面倒で放置されている。


空いたベンチに腰かけて、人口の天井を見上げる。

ぼーっと座って真上の照明を見ていると、視界の隅にこそこそと歩く姿が見えた。

視線は自然と動く影を追う。むこうはこちらの存在に全く気付いていないようだ。


「あれは……班長とこのバカ息子じゃねぇか。こんな夜中に何処に向かってるんだあいつ」


公園に繋がっている通路は、工業区画に関係のある労働者が住むエリアと整備課倉庫だけだ。

バカが歩いていく先は、整備課の倉庫へと繋がる道。こんな夜中に向かうような場所ではない。


「別に夜遊びを禁じてはないが、推奨されてもいないだろ」


どうせまだ眠くはない。軽い時間つぶしくらいにはなるだろう。

挙動不審な態度で整備課倉庫への廊下に進んだその背を、足音を殺して追う。

男は軽く辺りを警戒する素振りを見せながら真っ直ぐに倉庫に向かい、鉄の扉を開けて中に入っていた。


「こんな時間に倉庫ねぇ……さて、どうするか」


ここから先は見つからずに追うのは無理だろう。錆びついた鉄の扉は高い音でよく響く。

わざわざ隠れてやる様な事を白日の下に晒したいわけではない。気の小さい奴だし、放っておいても害はないだろう。

ただ何となく、その背を追っていた。ただの興味本位だ。


「ま、どうせつまらないことでもしてるんだろ」


ちょっとした部品を私用に使ったり、オイルをくすねたり。その程度のことであれば日常茶飯事だ。

少し揶揄うネタにでもなれば面白いと思い、扉を開けた。隠すつもりもなく強く引いた扉の音は、驚くほどよく響く。


「誰だ」


倉庫内の明かりは、夜間用に小さく設定されているせいで遠くの方まで見えない。

バカ息子からはこちらの姿が確認できていないのだろう。


「俺さ、こんな夜中に何処行くつもりだ」


「なんだ……坊じゃねえか」


俺の姿を確認して、強張っていた表情が緩んだ。

少し安心したような顔を見せた後に、それを繕うようにこちらを睨んでくる。

にやけ面が板についているせいで、うまく威圧できていないことに気付いていないのだろう。

誰もわざわざ指摘したりはしないし、そもそもほとんどの班員はこの厄介なバカに絡むことをしない。


「ニゥよ、てめぇはその呼び方するなって言わなかったか」


「いいじゃねぇか。俺とお前の仲なんだからよ」


班員に同世代の人間が少ないこともあって、どうもこの厄介者は俺を友人枠に入れているらしい。

仕事以外でもよく話しかけられるせいで、そのうち扱いにも慣れてしまった。


「こんな夜中に何してるんだ」


「お前には関係ねぇが……まぁいいや。お前にだけは見せてやる、ついてこい」


倉庫移動用のカートに乗り込むと、ニゥは行き先を設定した。

膨大な広さの倉庫を奥へ奥へと進んでいく。

幾つかの区画を抜けて案内されたのは、第百十八格納庫。

巨大な扉は厳かに聳え、扉の中心にはナンバリングを表す数字が白でペイントされている。


「百番台格納庫……。今は利用してないはずだろ」


「管理は誰が行っているか知っているか」


「歴代の班長だろ。工業区画だと、第三班と第四班の班長の管轄だ」


合同管理という名目のはずだ。

そもそも百番台倉庫を使うことは無く、数十年前から誰も出入りしていないとジジイに聞いていたが。


「実際には、親父も第四班長もほとんどノータッチだ。渡されたものを、渡されたまま管理している。

おかげで、俺が自由に出入りできるわけだが。

少し前から夜中に抜け出しちゃ、百番台倉庫を順番に見てたのさ」


「成程、暇人の考えそうなことだ。それで、今夜が十八回目ってことか」


「いや、倉庫一つ一つはガラクタまみれか、殆ど空っぽのどちらかだ。

一日に二つや三つ見たこともある。ただ広いだけの無駄な空間さ。

空調も最低限だし、当然補修もされてない。足元や頭上には気をつけろよ」


「お前と一緒にするな。そんなヘマはしないさ」


ニゥがカードキーをかざすと、巨大な扉がゆっくりと開いていく。十数秒かけて、厳かに。

吹き込んでくる冷気に混じって届くのは、黴臭い空気。

数十年、あるいは百年を超えて澱んでいたのであろう気体の塊が、一気に流れ出す。

辛うじて生きている光源が点灯し、空調の入る音がする。


「なんだ……これは……なぁおい、坊……」


「……ッ!」


百十八格納庫の中に鎮座していたそれは、見たことも無い形をしていた。

見上げるほど大きな流線型の胴体は、後ろになるほど細くなっていく。

丁度中心当たりの両サイドから伸びているのは、薄平べったい銀色の金属部品。

左右が均等になる様にタービンのようなものが二つずつ取り付けられている。

足元には機体と比べるとあまりにも小さな車輪が前に一つ、後ろに二つ。


これは、動くものだ。それも、ただ走るだけじゃない。

整備班として培ってきた技術と知識が、脳内で総動員されているのがわかる。


小さすぎる車輪は、機体の中に格納されるように作られているから。

左右に伸びる巨大な鉄板は、風を掴むために。

その下にあるタービンは、前進時に相応の速度を得られるように。


「これは……飛ぶための機械だ」


「飛ぶ……?飛ぶって、空をか。そんな馬鹿なことがあるか。人間はタイタンの中から出られないんだぞ。

外を自由に走り回ることすらできないのに、どうやって空を飛ぶ」


気付かぬ間に作っていた握りこぶしをゆっくりとほどく。その機械の存在意義を理解して、全身が震えた。

ニゥの否定には力がない。それもそのはずだ。

根っこのところでは、彼もまたタイタンを整備している技術者の端くれ。

この機械の役割を本能が理解しているのだ。


「おい坊! とんでもねぇ大発見だぞ、これは! もし空でも飛んでみろ、一生語り継がれるぜ」


「あ、あぁ……」


「こいよ、操縦席が開いている。中を見て見よう」


今日この日ばかりは、ニゥに感謝しなければならない。

空を飛ぶということは、あの汚泥に塗れた雲を抜けていけるかもしれないということ。

青空という、存在するのかどうかわからない伝説の真偽を確かめることができる。


ニゥが近くにあった脚立を持ってきて、操縦席の中を覗き込む。

その後に続いて、銀色の機体に乗り込んだ。埃を被ってはいるが、保存状態は悪くない。

燃料さえあれば、今すぐにでも飛び立てそうな雰囲気があった。


だけど……。


「……駄目だ」


「何がだよ。見ろ、これは操縦桿か。随分と旧式だな。空を飛ぶんならこいつは新しくしなきゃな。

こっちの計器類も見ろ。いつの時代の代物だよ。電子制御にしても古すぎる。骨董品レベルだ」


「駄目なんだよ、ニゥ。こいつは……飛べない」


気づいてしまった。致命的な欠陥に。


「今、俺らが外に出られない理由は何だと思う」


「あぁ? 強風と砂塵、毒素を含んだ空気だろ。そんなものは何とでもなる。

エンジンを強化して、機体の耐久度を上げて、圧縮酸素を積み込めばいい。

外殻修理に使用してる機体の技術がそのまま使いまわせるだろ」


「改修が必要なのは強度だけじゃない。全ての作業を電子制御で行っているのが問題なんだよ。

タイタンの外じゃ碌に電波のやり取りができない。

高度の観測も、機体の安定も、エンジンの回転数も、速度も、機首角度すらも。

これらの無線機器じゃあ、何一つ外の情報が得られないんだ。

もしあの黒雲の空をこいつで飛べば、バランスすら取れずに墜落する」


「いや、それだったら全部アナログに替えちまえば……あ……」


そこまで発言してから気づいたのだろう。

誰一人としてタイタンを出て空を飛んだことがないのだ。そんな技術が培われているわけがない。

この安全な揺り籠を出て外界を目指そうとする変わり者は、皆死んだ。

運が良い、いいや運が悪かった者は捕縛されて牢屋行きになった。


「っち……。なんだ、それじゃただの無用の長物ってことかよ」


「いや、こいつは大発見だ。少なくとも百年以上前には空を飛ぶ技術もあったし、

空を飛ぼうとしていた奴もいたってことだからな。

こいつを研究すれば、いずれ空を飛ぶことも出来るはずだ」


「成程ねぇ。まぁお前がそこまで本気になるのならそうかもしれねぇな。

面白れぇ。しばらく付き合ってやるよ」


ニゥが口にした予想外の言葉に、ひどく動揺してしまった。

なにしろ、無断で施設の外に出ようとすることは重罪なのだ。

班長の息子だからと減刑されるようなことは無い。


「お前……その意味が解ってるのか」


「どうせこいつを見つけちまった時点で共犯さ。

すいませんでした見なかったことにしてください、なんて言葉で済ましてくれるわけがない。

なら、お前がやりたいようにやらせてみる方が面白そうだろ。

それに、いざとなればお前を切って捨てれば何とかなりそうだしな」


打算的なことだが、その考えに乗らせてもらうことにする。

ニゥにとって俺がスケープゴートになるのなら、利用されてやる。

一生手に入らないと思っていたチャンスが目の前に転がっているなら、飛びつかないわけがない。

どんなリスクがあろうと、些細なことだ。


「有難いね。それなら、俺はお前とここにきてこいつの研究と改修をやらせてもらう。

ただ、あまり頻繁に来て他の人間に見つかったら終わりだ。

適度に時間を空けて、今日と同じ時間に来るのがいいだろうな。

ただ、どうやって日にちを決めるか。端末で連絡してログを抜かれたら厄介だな……」


「わかった。なら仕事の後、整備課の倉庫で会えた日だけにしよう。俺から合図を出す。こうだ」


ニゥが右手の人差し指と中指を立て手首のスナップでニ、三度振る。

現状、班長の息子であるニゥの力が無ければ第百十八格納庫に入ることができない。

こいつもこの機体に興味があるようだし、おとなしく従っている内は悪いようにはされないだろう。


「わかった」


「取り敢えず今日はもう遅い。帰ろうぜ」


名残惜しくもあったが、ニゥと二人で百十八格納庫を後にした。

静かに公園まで戻ってくると、小声で別れを告げて自分の部屋に向かう。

布団に横になった後もしばらくは興奮が抜けず、結局眠ったのは明け方になったくらいだった。



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