第17話 更生施設にようこそ 前編
残酷な描写になる…かも?
それとホラーチックではあります。
―― ??? ――
「あいててて……ってここは?」
「私の部屋よ」
「ウーミっ! ──ガチャッ ねぇ、僕はどうして繋がれてるんだい?」
「私が貴方を愛してしまったからよ……」
「っ! ウーミ……、ついに僕の愛を照れずに受け入れてくれたんだねっ!?」
「ええ! だから貴方を私の物にしたくて」
「はい?」
「だって……不安なの。だから……貴方がここからいなくならないようにしたのよ」
「う、ウーミ? 安心してくれ、僕は君を愛してるだからこの枷を――――」
「嘘よっ! だってさっき貴方、死のうとしたじゃない! 私を残してっ!!」
「それは違うっ! 僕は君を……、違うんだ、今、この世界で君と愛し合えるのなら僕は死なないっ!!」
「それでも心配。だからしばらくこうさせて? 貴方を信頼できるまで……」
「わかった……、待つよ」
こうして、僕はウーミなしでは生きることができない生活を始めた。
薄暗く外の明かりもわからないから何時間経ってるのかもわからない、ウーミは僕にご飯を食べさせてくれるし、何かとお世話をしてくれる。
僕は幸せだ。
───
──
─
………………いま、何日だ? 何ヵ月経った? ママが心配してなければいいけど。
「なあ、ウーミ、そろそろ僕を自由にしてくれないか? 君のことは愛してるのはいい加減わかるだろ?」
「………………、そうね……わかったわでも、この部屋からは出ないでね?」
やった! これでこの女から離れられる。
最初の頃は幸せだったが、この女はダメだ、イカれてる。
逃げたい、逃げたい、逃げたい、逃げたい……
そして、初めてチャンスがやってきた。
「足りない物があるから買物に行くわね 貴方を信じてるわ」
──ぎぃ、バタンッ
やった! やったぞ、バァカ、これで俺は自由だ。
部屋から顔を出す、あの女の気配はない。
よし、あとはあの玄関から……
「いっけな~い♪ 忘れ物しちゃ……何してるの?」
──ごすっ
僕はそのまま意識を失った……。ママに会いたい。
──ごーり、ごーり、ごーり
……何の音だ?足の感覚がない、冷たいものが当たって麻痺してるような……ウーミが何かしてるのか?
「うぅっ!」
「あら、起きたのね? ねぇ、貴方がもう逃げないように……」
ほらっとノコギリを見せられた刃先に赤い何かがついている。
まさか……まさかまさかまさかっ!!
「わ、悪かった! なっ、ウーミ、君を裏切ったわけではないんだ!」
「大丈夫よ、信じる信じないじゃないって……私、気づいたの」
何を言っている?
「貴方は私を愛してくれてる?」
「あ、ああ! もちろんだっ!! 愛してる!!!! だから――――」
「うん♪ 私も愛してる。だからね……ずっと貴方を保存することにしたの」
保存……? 周囲には人の部位らしきものが入った瓶が……?
や、やめてくれ、僕が悪かった! 助けてくれっ!!
ウーミがアイスピックを握りしめ……僕を。
──パチンッ♪
「ジャスト1000文字、いい夢見れたかしら?」
『1000文字以上軽く越えてますし、そんな縛りないでしょ?』
(こういうのは雰囲気が大事なのっ!! 頭にキーンっきたぁ!!)
きょとんとしている男を放置して、ランスはイチゴ味のかき氷を食べていた。




