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3.寺子屋と外

作者はシャトルラン嫌いでした。

それなりの回数行ったら終わらせる子なので、、、


目の前が真っ暗になったと思った瞬間、目の前の景色は江戸の町並みに変わった。


スタート開始だからか初期の移転場所である、お屋敷前には沢山の人がおり賑わっていた。

それにしても凄い。


今までのVRの中でもぶっちぎりのリアリティさである。

初期装備として今は、初期装備の着物(袴)と薙刀、草履、初期配給のお金3000楽を持ってる

ここのお金の単位は(ラク)だ。

1楽=1円と考えて貰えればいい。


これは、私達が持つ妖力インベントリに入れとくことにする。

インベントリには今の所100/100まで入るらしい。

同じものなら99個で1/100と考えられる。


取り敢えず、この場から抜け出し。

町を散策することにした。


江戸の町並みを再現してあるだけあって、建物は大体が平屋である。


人々が商売をする声が心地よく、子供が道をかけていく姿は大変和まされる。


一人の子供がこけてしまい慌てて起き上がらせると、お礼を言ってまた友達とかけていく。


ここは、天国か?

何か子供好きが更に上がった気がする。

姑獲鳥としてかな?


町を一通り周り、何人かのNPC?の方と喋る。

NPC何て表してるけど本当に人みたいに動いていて何だかNPCには思えないので住民と呼ぶ事にする。

住民の方は私達の事を移転者と呼んでいるそうだ。


何人かの方と話、薙刀の講座が寺子屋で開かれるのを知ったためそこに行く事にした。


寺子屋は子供を預けるため少し入り組んだ道にあるそうで、一緒に講座を受ける子供が一緒に行ってくれた。


「よーし、薙刀の講座を始めるぞー!まず、初めに言っておく!薙刀は刃物だ!決して人を傷つける物ではない!見を守る為に身につける物であると思え!また、使う時はそれ相応の覚悟を持って使う事だ。分かったら早速基礎の練習を行う。基礎として覚えてもらうのは薙刀の素振りだ。薙刀は槍と違い薙ぎ払う事を専門としている。また――――――」


私が薙刀を選んだのにはおばぁちゃんが教えてくれて得意なのもあるが薙刀をやる上で見につくものがあったからでもある。


それは、まず体力の向上である。


薙刀は、長物を扱う全身運動で持ち替えや足捌きなど、様々な身体動作を必要とするため、自然と体力を付けることができる。

また、姿勢も良くなる。

良い姿勢を保つことによって、はじめて薙刀の正しい動きや正しい打突を行うことができる。常に良い姿勢を意識して稽古をすることで、自然と良い姿勢が身に付けられる。


そして、薙刀は礼儀・礼節を学ぶことも出来る。


他の武道と同様に「礼に始まり礼に終わる」ので礼儀・礼節を学びさまざまな場面で非常に役立つ。


最後に判断力を養う事ができる。


薙刀は、攻撃・防御する部位が頭から足まである。そのため広い範囲内の部位を意識した稽古をすることで、集中力や的確な判断力を養うことが出来るのである。


つまり、薙刀を学ぶ事によって一石二鳥どころか何鳥も得られるのだ。


基礎稽古も終わり、一息ついていると。

ステータスの中に薙刀術(正)があった。


説明を見てみると薙刀術(正)は、きちんとした所で教えてもらった薙刀術であり、敵の急所に当たりやすい。との事である。


多分(正)がつかないものは、外でテキトーに振り回していればつくのであろう。


基礎編を習い習得したのでこれ以上の事はここでは得られないらしい。

と言うより、ここからは自由をうたっているゲームなので基礎以外は好きにしろとの事だ。


取り敢えず、基礎を練習したいので関所(特に意味はない)を通り第一の町の外に出た。


一応この世界にも階級はあるため城もある。

上から、城主、公家or武家、町人らしい。

雑な分け方だが妖怪にはあまり関係ないそうだ。


外に出るとまだ、近くだからか人が沢山いた。

この世界にはモンスターや妖怪、野生の動物そのものが出てくる。


この世界は和を基準としているが、敵に関してはボス以外多くの種族がいたほうが楽しめるだろうとモンスターを魔獣(モンスター)と書いて敵として出している。


近くでは多くの人で薙刀は振りづらいため少し奥へと行く事にした。


奥に来て、人があまりいない所へ行く。


薙刀術をやる前に準備運動を兼ねて速さを見ることにした。

姑獲鳥はとても早いと説明に書いてあったのを思い出したのでやってみたくなっただけなのだが。

早々、薙刀をインベントリにしまい走ってみる。


最初はシャトルランの容量でゆっくりだったのだがどこまで速さを出せるかやってたら楽しくなってしまいいつの間にか日が暮れていた。


この世界の1日はもとの世界の12時間にあたる。

ゲームの中で過ごすとゲーム的体感は1日たっているが、目覚めるときちんと寝ているので現実的体感の時間感覚は狂わないそうだ。


よって24時間で2日たつことになる。


朝7時から夜7時で1日、夜7時から朝7時で1日だ。

朝7時に始めるとゲーム内で夜中の0時に当たる。


これは数日ダイブできなかったときに物凄く日数が過ぎている事へのクレームから見直した点らしい。


そもそも、VRは9時間以上の使用を禁止している。

9時間やって1時間30分は最低でも休まなければいけない。


勿論睡眠仕様にしなければ余計な睡眠を取らなくてすむがそれでも、1時間30分は最低でも休ませなければならないのだ。




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