2.VRMMO始めました。
私が民俗学取ってたから妖怪にしたといういらない裏話←
姑獲鳥が☆5のレアなのは分かったけど説明読まなきゃ何故レア5なのか分からないや。
ちなみにこのガチャは自分が引いたものの説明しか読めない。
もし他の人が読めたら逆に初期能力が分かってしまうからだ。
姑獲鳥☆5
「夜行遊女」「天帝少女」「乳母鳥」「鬼鳥」ともいう。
鬼神の一種であり、殺した相手の生命により自分を回復する。
飛ぶときは手が羽根に変わり、翼に変わる。
毒の妖力や夜が得意でとにかく素早い。
失った子供の代わりに子供を守る事が大切。
確かに、私にはぴったりである。
子供は失っていないけど大切だと思ってるし、何より姑獲鳥は私も好きな妖怪だ。
種族としては動物、鬼、人に分類されるらしい。
髪色とかは変えられるが翼は黒らしい。そこに少しのメッシュは入れられるそうなのでそこの色を銀に変えることにした。
取り敢えず、髪の毛の色は銀で目はアメジストのような色にする。髪も若干伸ばし腰までにする。
肌色は白くして、目の横を赤で花魁のような縁取りをつける。
(ガイド狐の銀さんに言ったら消えなくていいなら出来ると返答がきたのでした。)
取り敢えず、キャラクター設定はこれで完成。
このゲームは、HPやMPなど以外存在しない。
いかに自分が鍛え、上位の妖怪になれるかが大切なのだ。
勿論スキルも存在するがそれも自分次第でいくらでもゲットできる。スキルを行動により作ることも可能だ。
スキルのスロットは4つあり、入れ替えることで使うスキルを決める。
また、スキルでも固定スキルがあり耐性などをゲットするとそこへ固定され自然と発揮される。
妖力もまた同じで、こちらは種族にもよるが行動により増える可能性があるらしい。
それと、このゲームは保護者が一緒に参加すれば子供でも出来るので冒険だけじゃなく家族旅行にも使えるのだ。
凄く自由度が高い事も人気の1つである。
ちなみに、このゲームは妖怪と言っても人間もいるため基本的に人型を取れるようになっている。
特徴は出るが街は人型でないと入れない。
『はーい!設定終わりました。それでは武器を選んで下さい。
初期武器で姑獲鳥が使えるのは、槍、扇子、日本刀、薙刀になります。』
私がおばぁちゃんとおじぃちゃんに習っていたのが刀と薙刀なので、得意な方の薙刀に決める。
『はい、薙刀ですね。次はキャラクターネームになります。使われてないネームでお願いします。またこちらでも提示することは出来ますのでお気軽にご相談ください。』
キャラクターネームかぁ。
んー、紅葉が名前だからなぁ。
紅華にしよう。
意味的には紅葉の葉を花にして、華やかな花に変えただけだけど。
結果、意味はそんなにない!
紅華も許可が得られ、最後の確認で自分のステータスをみる。
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★紅華
Lv1
種族:姑獲鳥
HP1500/1500
MP3000/3000
初期妖力 毒の息、毒の羽根、生命の吸収
初期スキル 自動回復
固定スキル 毒耐性、風耐性、重さ軽減
称号 【皆の母様】
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これも全部解説を読むと、
・毒の息=毒の息を口からはける。毒は微弱の麻痺薬である。
・毒の羽根=毒のついた羽根を相手に飛ばせる。相手を毒状態にする。
・生命の吸収=相手から生命力HPを吸い自分の物にする。吸収するのに時間がかかる。
・自動回復=空気中の妖力を自分のHPやMPに変換する。
・毒耐性=自分の毒にやられないように固定されている。
・風耐性=飛ぶのに風耐性は必要。
・重さ軽減=子供を持つのに重さなんて気にしてられない。
称号 【皆の母様】
=姑獲鳥はとにかく子供が大切。自分以下の年の子は我が子も同然。自分の年以下の子供を守ろうとすると限界を突破した力を出せる。
と、言うことらしい。
ついでに銀さんにHPとMPについて聞いたら平均は教えてくれなかったけど☆5なので高いらしい。
これからも増えるから楽しみにしててと言われた。
『これでキャラクター作成を終わりにいまします。それではこの世界の説明へとうつりたいと思います。「妖怪世界絵巻」この世界は妖怪と人間が共存する世界です。妖怪は人間に紛れ陽の世界と陰の世界、両方に暮らしています。人間は妖怪がいる事を知っていますが、昔からいたためそういう人種認識でいます。建物の背景として江戸時代を参考にしてあります。また、この世界は何をするのも自由です。家を立てたり釣りをしたり……、ですが注意事項としてNPCをNPCだと思わないで下さい!彼らは云わばこの世界の先住民です。それでは、最後に軽くチュートリアルをして説明を終わりたいと思います。』
チュートリアルでは薙刀の説明以外がされた。
ステータスの表示や、ログインログアウトボタン、通報にチャットなど色々説明を受けたがごちゃごちゃして分からなくなったので、簡潔に何処に何があるかだけ覚える事にした。
そして、説明が終わると同時に銀さんの別れの挨拶がされたと思ったら私の目の前が真っ暗になった。