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300文字小説

幽霊の携帯電話

作者: 林 秀明

お墓参りに行ったら、携帯を拾った。今は珍しい紺色のガラケー。持ち主が困っているかもと思い、画面を開けようと思ったら、後ろカバーにシールが貼られていた。


「ユーレイ」


変わった名前だなと思い、慣れた手つきで電話帳を検索すると


「一ツ目」

「傘小僧」

「サランラップ」


サランラップは意味不明だが、出て来るのは百鬼夜行のお化け達。


気味が悪くなり、携帯を手放そうと思ったら、サランラップから電話が掛かってきた。

僕は驚き、間違って受話器出るマークを押してしまった。


「サランラップお好きですか?」


携帯から手が伸びるようにサランラップが僕の顔を包み込み、息が出来なくなった。

朦朧として見上げた空に、暮石がゆっくりと積み上げられていった。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 展開が全く読めませんでした! どうしてサランラップ、と面白かったです(笑) 幽霊さん的には、新しく仲間ができたので嬉しいのですかね!? ちょっと怖く感じますが・・・・・
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