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星に願いを・2017【前哨版】

作者: 檀敬

 毎年七月七日の七夕にSF短編を投稿するという『七夕一人企画』を実行しています。七夕の「織姫と彦星の物語」に因んだSF短編をご堪能くださいませ。【七夕一人企画・2017】

 カウブル本社ビルに「アルタイル」というフロアがあることを突き止めた。そこで彦星が仕事をしているらしいことを彦星の秘書・アルシャインの情報から解明した。

 私は翌日、出勤するとすぐにエレベーターに乗ってフロア・アルタイルのボタンを押した。エレベーターはルタイルの階で一旦停止するのだが、エレベーターのAIは私に冷たく告げてすぐに動き出す。

「派遣社員の『織野姫子』さんは、このフロアへの立ち入りは禁止されています」

 それを聞いた私は怒りで体が打ち震え、エレベーターの操作盤をにらみながら心の中でつぶやく。

「この社屋の『アルタイル』というフロアに彦星がいるのに、どうして私、織姫が入室することは許されていないの? 私は妻なのに。彦星の妻なのに……」

 その怒りはどこへ向かうこともなく、さらに私の心にどんよりと蓄積された。

 最後までお読みいただき、ありがとうございます。


【七夕一人企画の宣伝】

 毎年七月七日に個人で勝手に騒いでいる『七夕一人企画』です。

 今年で十一年目を迎える「一人で勝手に七夕SF企画」なのですが、自分の小説が毎年一つずつ積み重なっていく楽しい企画です。

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― 新着の感想 ―
[良い点] これ、続くんですか? (●´ω`●)
[気になる点] ご無沙汰しています。復讐劇……楽しみにしています!
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