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続・エンパイアエンパイア1 「CASE1 三浦さんの場合」

作者: 重荷 耐子

昔は腕利きの居酒屋オーナーだった。他の追随を許さない明るく楽しくオリジナリティ溢れる接客で店も繁盛させた。芸能人の常連客もいた。


しかし、調子に乗っていたのかもしれない。時の流れは盛者必衰の如く。経営が傾くと、積み木崩しのように周りから人も去り、無一文・一人きりになり鬱病になる。


一度味わった栄光の生活、価値観はそう簡単には崩せない。傲慢な性格、散財癖が治らないまま、おじさんで風俗店員に堕ちてしまった。生き地獄。自分より若い上司には我慢ならなかった。教えてもらうのも嫌だ。


彼はパソコンが出来なかった。既に電脳化されている会社のシステムについていけない。勉強すれば簡単に出来るレベルのことにもついていけない。


ヤケを起こし、何故かコンパニオンに求婚するという御法度を犯し、つまみ出される。

「俺、寂しがりやだから」


おじさんの嘆願に誰も耳を貸すことも無く、そのまま重病をこしらえ、いつの間にか消えて行った。


諸行無常、盛者必衰。プライドは人の何倍もある。誰も相手にする訳のないエリアの中で生きようともがく。そんな人、あなたの周りにはいませかねぇ?

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