彼女はいつもCメール(200文字小説)
携帯電話が鳴った。
期待を込めて画面を見るとEメール。
がっかり。
『ヒマなら飲みに行こうぜ!』
仲のいい飲み友達なのだけれど。
昨夜、彼女と気まずい別れ方をした。
今朝、お詫びのメールをしたのだけれど、彼女からの返事はない。
再び着信。
「ちぇっ!」
またEメールだった。
『居酒屋に居るよ』
こんな誘いばかりだ。
また着信…。
「やった!」
今度はCメール。
『気にしてないよ。今日、会える?』
彼女から。
『すぐに飛んで行く!』