前へ目次 次へ 68/69 聖夜の光 聖夜の闇 クリスマスが近づけば イルミネーションで華やぐ街 闇に気づかないふりをして つかの間の幻想を楽しむ夜 イルミネーションの向こう 藍色の空の奥には 何億光年を経て 地上に光を届ける星々が 確かに広がっている ひとつふたつみっつ…と 数えていると 星影を奏でるピアノの音が こぼれるように流れてきて 消えた 余韻という影を残して 心を震わせた調べは 鼓膜を震わせることなく ときとして わたしの中で甦る 宿命のように広がる闇が 空一面を覆ったとしても そこから 光は生まれ続ける 2026年からは「宇宙の質量(仮題)」として「この星の質量」と一本化する予定です。