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AI詩情  作者: ルビリンス
66/68

孤独な宇宙

挿絵(By みてみん)


わたしの宇宙語は

誰にも通じない


独り遊びの無重力空間


全ての色を秘めた闇で

花のように星を摘み

光より速い宇宙線の

調べを聞く


でたらめに口ずさめば

星が音符になって

竪琴座の女神が

リラで奏でる


ひときわ明るい星は

織姫の星ベガ

チカチカと挨拶を交わし

銀河のほとりまで

東へ東へと闇を泳ぐ


今宵は天の川を

小舟で渡ろう

渦巻きに巻き込まれぬよう

ゆっくりと


そして

星が生まれるのを

眺めてみよう


わたしは

星に満ちた

孤独な宇宙


~~~~~~~~~~~~~~~



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