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AI詩情  作者: ルビリンス
57/68

印度を放浪した

挿絵(By みてみん)


若者は印度(インド)を放浪した

蜃気楼のような絵を描き

暗喩のような詩を書いた


灼熱の太陽に晒されると

野性の図太さが

繊細なものに見えたりもした


静まり返った夜の湖面の

銀色の月は冷たく

夜空を眺めるように

見下ろした


生死を(はら)んだ大河の岸辺では

悲愁(ひしゅう)諧謔(かいぎゃく)

真剣に戯れていた


いくつもの独夜を越え

土埃の道を旅した日々は

旅人の中に

深く確かに

根づいていった


太陽の酷熱の痛み


夜の湖に落ちた月


空を飛ぶ孔雀の群


大河を漂う魂の光


天国でも地獄でもない場所

天国でも地獄でもある場所

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