表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
AI詩情  作者: ルビリンス
21/56

夢の中の影

挿絵(By みてみん)


空に貼りつけたような

黄色い満月が

鳥居門の参道を

蒼く照らしている


月下のこの道を

何度行き来したことだろう


鳥居まで行っては

引き返す日々


その向こうには

道がない


あの山々を越え

ずっと南の方に

飛んでゆきたい


そう願いながら

詣でるうちに

冠羽が育ち

尾羽が伸び


今宵の月が照らし出したのは

鳥のような影だった



意味のない夢を見て

微睡(まどろ)みの中で

意味を考える


現実と異世界の狭間



振り向いた鳥は

美しい顔の

ヘビクイワシだった


ゆっくりと翼を広げると

長い尾羽を閃かせ

崖の上の鳥居から

飛び立った

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ