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涙のステラ  作者: Fio
1 弱い私
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1−2

そうやって声をかけてくれたのは私の幼馴染のおおとり 宇宙そらだ。

まだものごころ?がついていない時からずーっと一緒。

何かやるときも大体一緒になる。

最近は、もしかしたらそれが嫌なことをされる原因なのかもと思ったりする…

ううん、そんなこと思ったらダメ…

「姫?」

「あっ、何?」

「いや、話聞いてないから大丈夫かなって」

心配してくれたんだ…

「大丈夫…あと、"姫"って呼ぶのやめて…」

「えっ。」

宇宙は私を"一姫"ではなく、"姫"と呼ぶ。やっぱり、嫌なことをされる原因ってこれなのかも…

ただ、

「姫が呼べって言ったんだぞー。それに、小さい時からずーっとこの呼び方だし…」

そう。ちいさいころの私が、お姫様に憧れて宇宙に、『ひめって呼んで!』と言ったのだ。

今はちょっと後悔している。

「それにな、オレは姫って呼ぶ方が好きだし、カワイイし。」

「かっ…カワイイ!?」

カワイイ?そうなのかな…いや、なんかしはい?しているみたいで嫌かも…

「でも、姫が嫌なら変える努力はするよ。」

そう言ってくれた。よかった…


キーンコーンカーンコーン


「そろそろ教室もどろー」

「うん…」

怖い…けど、

「宇宙となら…大丈夫かも…」

小さい声で言った。

そしてその日の夜

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