大豪邸の一室で
数分前
大豪邸の一室に麗しき令嬢の死体。刑事の私は誤って被疑者の令嬢を殺してしまった。部屋にあった高級なお酒を飲んで死んでしまおうと、この令嬢が自殺を図るために用意していた毒薬を注ぎ終えたところだった。
大豪邸の一室。
どうしたものかな・・・私は最期に大好きなお酒をのんで死のうか迷っているとインターフォンが鳴った。
私は尋ねた。
「どなたですか?何のごようですか?」
「警察のものです。爆弾がしかけられています。避難してください」
ははん。これは爆弾詐欺だな。のぞくと刑事ドラマでみるベテラン刑事らしき格好のよれよれのコートの男と若手刑事らしき男女が3人。警察手帳を見せ私がドアを開けると同時に突進してきた。
私は派手に突き飛ばされ意識を失った。
金銀財宝を前に祝杯を挙げる3人はお酒を飲み・・・
私が意識を取り戻すと空瓶と連中の死体。
どうしたものかな・・・
大豪邸が大爆発した。