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盗賊稼業も楽じゃない!  作者: 北極えび
第二章 ー古代の暴君ー
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女神前にて

登場人物


リシュ・レーン 駆け出し盗賊

リティア・ウィンフィールド 姉御 背後からの刺客

シンシア・ルフィン パワー系プリースト 姐さん

アリッサ・ハーメイ 放し飼いサモナー かぴばら

ララ・ヘルミナ お子様メイジ 雨がっぱ 蝶

ジーン・トアロ 盾ありウォリアー

マリア・ヴェルナーデ ドリル

ジェフリー マシュマロボディ

ルーファス 大剣メイジ

ティアナ 意識高い系のプリースト

リリィ  トゲ 魔法少女 倍返し

ガルシア ヒゲ面

ウォーレン・ジーク シーフのマスター


流砂に飲まれて離散してから此処で再会できるまで

どくらいの時間が経っているのだろう。腹時計では3時間くらいの様な気がするが

ともかくこの転移先でこれまでの事を話しながら、皆で軽い食事を摂っていた。


「アリッサの探しモノが見つかったのはいいけどのー

 嘘みたいな化け物が奥におるねん、あれ、ララちゃんが言っていた奴かも」


ヒョイヒョイと口にお菓子を運びながら

この先の広間の奥に山羊頭の怪物がおって、その先の天秤にあるモノの事を話す姉御


「化け物って古代の暴君と呼ばれたデーモンアデルのこと?」


「そうそう、それや 昔暴れまわっていたというヤツ」


「え?なに?この砂丘にそんな奴がいて、あれがそうなの?」


リティアの隣にいたティアナがララの話を聞いて驚いていた。

おそらくさっきの山羊頭の風貌と恐ろしいまでの

魔力を身を持って経験したからだろう。

俺も2回ほど女神送りにされているが、

あれが古代の暴君であった方がいい、あれより上位の敵がいたら・・・。


「余り詳しい事は分らないわよ、風刺画もなかったから、

 ただデーモン系という事は魔力全般に強い事は確かね」


紅茶を飲みながら飄々と語るララだったが、

奥の方から漂ってくる悍ましい雰囲気は感じとっているみたいで

時折視線を送っては表情を険しくしていた。


「あんな敵がいるんだから、お父さんの魔導具諦めるしかないかなぁ」


アリッサも先ほどリリィと一緒に戦っているので

あの山羊頭の強さには手の内がないものと思って呟いていた。


「いやまぁ、さっきはあの天秤の障壁とか知らなかったからの」


「天秤に障壁?奥にそんなモノがあるのですか?」


先輩の話しにシンシアが問いかけてきたので、

秩序組のジーン達にさっき俺達がやって失敗した作戦や

分っている山羊頭の攻撃パターン、天秤にあるプラグなどを説明した。


「つまりそのモンスターを足止めして、

 その間に紫の天秤の上にある魔導具を手に入れればいいのだな」


「かいつまんで話すとそういう事やなー

 もう1回、あの天秤を調べてみたいの、リシュくんは掴めた言うてるし謎があるはずや」


「じゃぁ僕もお手伝いします。リシュさんは知らない仲ではないですし、

 ティアナさんとリリィさんはどうします?」


俺達側のPTの話しを聞いていたジェフリーは加勢してくれる様だが、

ティアナとリリィは正直「利」がないと動かないタイプと思ったら、


「いいわよ、さっき抜け出すのにシーフがいないと面倒そうって言ったでしょ

 あの山羊頭に女神送りされたのも癪だし」


「わたしもオッケー、アリッサちゃん可愛いし、手伝うよ」


そういえば食事してる時からアリッサの隣にリリィがいて

2人で仲良さげに喋ってたけど、なにかしら意気投合するものがあったのかも

ティアナが手を貸す理由がシーフなのはまぁわかる気がする。


「じゃぁリティアさんが天秤へ向かって魔導具を手に入れるのを

 僕たちでサポートするって事で、やってみましょうか」


ジェフリーの言葉に俺達は頷いて立ち上がった。

ロードが居れば多少、戦い方の幅が広がるので先輩が調べたりする

時間も取れるはず、そう思って俺は眼前の広間へと足を踏み入れた。


お読み頂き有難うございます。

拙い文章ですがマイペースに更新しているので宜しくです。

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