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盗賊稼業も楽じゃない!  作者: 北極えび
第二章 ー古代の暴君ー
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色んな人がいるもので

登場人物


リシュ・レミルトン 駆け出し盗賊

リティア・ウィンフィールド 先輩

シンシア・ルフィン パワー系プリースト

アリッサ・ハーメイ 放し飼いサモナー

ララ・ヘルミナ お子様メイジ

ジーン・トアロ 盾なしウォリアー

マリア・ヴェルナーデ 螺旋階段

ジェフリー・スチュアート ミケポの盾

ルーファス 大剣メイジ

ティアナ マッドネス・オーガ

 同年代くらいと飯屋で食うのは久々だなー。と考えながら、

どう切り出すせばいいだろう。目の前のジーンが蒼の時と別人にさえ見える。

 憔悴しているのは分る。だがその理由を聞いても問題ない精神状態なのか、

思い出して更にって事もあるし、ココは軽くジャブ程度の世間話からの方が。


「いや悪い。話したくないのなら無理せずに、気持ちが落ち着いて話したく

 なった時でもいいからさ。皆と別れた後からどーしてた?」


 店主のイチオシメニューを注文していたので、それがくるまでどうにか

話しを繋がねばという謎の使命感が俺を動かしていた。

 出会って数日の男だが悪いヤツではない。むしろその逆。状況によって

メンタルが繊細になってしまうタチなんだろう。そのスイッチが分らんが。


「いやまあ、ごく普通だ。蒼の事を調査ミスしていて済まない。

 まさか崩れてしまうなんて思ってもいなかった」


「そりゃあ天災みたいなモノだしさ。まだ行くなって女神様が教えて

 くれたのかも知れないよ」


 まだかっ俺のメニューッ!軽めのジャブでも効き過ぎてる感じがするぜ。

余計に気を使う発言をさせてしまった。精神防御力0なんじゃないかな。


「そうか、そういう風にポジティブな考えを持つ事も大事だな・・・」


 オマエは本当に俺が蒼の洞窟で組んだPTリーダーだったヤツか?と

ツッコみそうになったが、同時に店主のイチオシメニューが運ばれて来た。

 名前から結構ボリュームがあるかも知れないと思っていたら、所謂女性

向け?明かにカロリー控えめ的な豆腐料理メインでハンバーグすらそれだ。


「イチオシ、思っていたのと違い過ぎだわ。ヘルシー志向ってヤツかこれ。

 最近の流行ってこういうモノなのかな」


「豆腐で作ったモノにしては凝っているよな。時間によって客層も違うから

 昼食向けなのかもな。夕食や夜を考えたら軽すぎると思うが」


「ダイエット向けって感じだよなー。冒険者ならガッツりいきたい所なのに」


 そんな世間話しをしているとジーンの悩んでいた事がパーティ内での

いざこざでかなり揉めたという事を話し始めてくれた。



 報酬の高いミッションで館にいる蜘蛛の募集を見たジーンはギルドの仲間

からお下がりの盾を買うのに持ち合わせがなく。ミッションで稼ごうとして

パーティに加わったのだが、連携という連携が取れずギスギスしたまま、結局

1匹も倒せずにパーティはその場で解散したのだという。


「ま、まぁ色んな人がいるからさ。連携といってもその場でっていうのは

 阿吽の呼吸みたいなモノで難しいよ」


”脳裏を過ぎるマシュマロボディやマッドネスオーガ。自信過剰剣のひと”


「盾を手に入れる為なら俺も協力するから元気だしてくれ」


 今日のニードルフェザーの事を思い出しつつも、俺はかつてジーンに

盾役が向いてるんじゃないかと言った事もあり、目標に近づこうとするのなら

協力は惜しまないつもりだ。再度、蒼の洞窟へ共に向かう仲でもあるし。


「シンシアやアリッサにも声をかけてみる?」


 人間関係で憔悴しきっているジーンなので1度蒼の洞窟でパーティだった

シンシアやアリッサだと気分的にラクというかやりやすいんじゃないかと。

 先輩の名を言わなかったのは「嫌な予感」が走ったから、普段何をしている

のか謎の人でもあるしなー。お宝アイテムのトレハンに夢中になっそう。


「蒼で一緒だった彼女達がオーケーなら是非お願いしたいかな」


「了解だ。洞窟の時、確かシンシアは両親が宿屋を経営してるって

 先輩から聞いたから明日行ってみよう」


 多少元気が出てきたジーンに俺が遭遇した羽虫ミッション等のことを話し、

夕食を共にしながら明日の蜘蛛の注意点とかを話し合った。



ー翌日ー


 マッチングセンターの前で待ち合わせていた俺とジーンはシンシアを

誘うべく街の宿屋へと向かうが、宿屋のお手伝いさんからシンシアは礼拝堂へ

行っていて、暫くしたら戻ってくるだろうと言うことだった。


「毎日の日課になってるそうだが、信仰心が厚いんだな」


「本当に、俺もたまに海の女神に祈る事があるけど毎日はしないよ」


 戒律別に女神様が居て、個人それぞれに信仰心があると思うけど、

シンシアの職業がプリーストだからなのか、それ以前からなのか分から

ないが、ジーンと2人で毎日って凄いなと感心していると


「あら、リシュさん、ジーンさんお久しぶり。どうしたの2人揃って」


 宿の中の待ち合い場でたむろんで居たら、洞窟の法衣姿とは違った

町娘というか地味目な服のシンシアが俺達を見かけて話かけてきた。

 普段着だとこういう感じなのか、いや仕事着だって事も有り得る。


「蒼の時は色々有難う。実は話があってさ。今、時間いいかな?」


 一応、礼儀として時間があるのか聞かないと!俺はシンシアにジーンの

盾代金やミッションの事を話し、同行してもらえないかと頼んだ。

 蜘蛛ミッションの時に、ジーンがPT内で揉めたとかはふせておいたが。


「知らない仲ではないですし、いいですよ、わたしで良ければ是非」


”さすが姉さん、頼りになるー”


「あとはアリッサか、普段何をしてるんだろう」


「あれ、リティアに声は掛けないのか。先輩に当たる人なんだろ?」


 おっと、有耶無耶にしとこうと思ってたのにジーンからツッコまれるとはっ

リティアパイセンが姿を見せない時はだいたいソロでお宝発掘に行っていると

説明したが、実際はそれかワカラン。なんせ背後から急に現れる人だし。


お読み頂き有難うございます。

拙い文章ですがマイペースに書いています。



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