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盗賊稼業も楽じゃない!  作者: 北極えび
第二章 ー古代の暴君ー
39/345

マスター

登場人物


リシュ・レミルトン 駆け出し盗賊

リティア・ウィンフィールド 先輩

シンシア・ルフィン パワー系プリースト

アリッサ・ハーメイ 放し飼いサモナー

ララ・ヘルミナ お子様メイジ

ジーン・トアロ 盾なしウォリアー

マリア・ヴェルナーデ 螺旋階段

ジェフリー・スチュアート ミケポの盾

ルーファス 大剣メイジ

ティアナ マッドネス・オーガ

 ミッションの始まりで躓く(つまづく)とモンスターを1体倒せただけ

でもメンバーの士気に影響があるもので、あとは同じように倒していくだけ。

 作業っぽくなるが、何回も同じ経験をしてこそ、より良い効率を見出せる。

ジェフリーをリーダーとした俺達の即席PTは、ミッションの課題である

ニードルフェザーを倒し、マッチングサービスから経験値と報酬を貰い受けた。


”なんとかなったけど、1体づつの方が無難だよなー。割に時間を取られる

 のが嫌なヤツだったら抜けてるか。あっ、だから募集に誰も・・・”


 ちょっと不思議だったのは、あの片手鈍器が時間の掛かる事に関しては

寛容というか、それほど気にしていない感じだった事だ。

 確実に倒してミッションを終える様に、他のメンバーを誘導していたし。


「あの皆さん。もしよければ、僕が募集してる時に入ってくれる常連枠という

 か、固定みたいな感じになりませんか?」


 少しマッチングサービス前で屯っていたら、別れ際に突然マシュマロが

話し掛けてきたが、”固定”という言葉の意味を分らずに戸惑っていると。


「そうね。わたしは普段、一緒の子がいるから、固定に入るとなると

 その子の意見も聞かないと分からないわね」


 ジェフリーの申し出をスパッと切れるナイフの様に両断する片手鈍器。

この反応から何かの誘いの事だとは理解したけど、この状況からパーティー

に関係ある事なのは理解出来た。ただナゼそれが今なのか?


「僕もまだ考えてないのですね。色んな人と経験したいので」


 大剣からも”ノー”を突きつけられたマシュマロボデー。コイツは経験積む

につれ、大怪我ばかりの様な。ジェフリーより数段上のメンタルしてると思う

けど。ジェフリーが鉄ならルーファスは鋼。しかも自信ありなのが余計に怖い。


「あの、それって何かの誘いなんですか?見ているとそんな感じがして」


 2人に断られているのが居た堪れなくなってきたので、ジェフリーに何の

事か聞いてみたら、固定というのは共に行動するメンバーの様で、

それを聞いて思い出した。そういえば先輩からそういうのもあると聞いたわ。


”まだ右も左も分からないんやから、ヘンな勧誘とかに引っ掛かっちゃ

 ダメやで。駆け出しの内はそういうのを疑った方がええ”


 何の理由だったか忘れたけど、声を掛けては呼び込んでるって言ってたな。

野良PTの間逆になるのが「固定PT」でマッチングサービスに

申請すれば連絡用の耳飾が貰えるという。ただ、俺は固定PTというのを

まだ考えてなかった。シーフになって間もないという事もあるが、尊敬し

目標としているのがマスターのような盗賊だからソロ志向になる。


「俺は、そうだな。目指してる人がソロで活動してるんで

 もっと色々経験したいから今は考えてないかな。申し訳ない」


 自分でも凄く真っ当な断り方だと思ったけど、だいたい合ってる。

3人に断られて意気消沈かと思いきや、案外慣れているというか、断られ

続けているのかも”盾役”なのにっ。実は募集の問題児扱いだったりして


 笑顔で「今日は有難うございました」またよろしくです」と話す

ジェフリーはフルアーマーのせいで顔がよく分からないが、声だけだと礼儀

正しい10代で、若い印象。中身がおっさんのヒゲ面だったらある意味ホラー。


「お疲れ様。また会うかも知れないから、その時は宜しく頼むわ」


「僕もこの辺で。機会があったら、また」


「俺も帰りがけにギルド寄りたいんで、お疲れ様でした」


 気づけばもう夕方になっていて、報酬を得たあとは各個人の自由である為

皆はそれぞれの帰路へ戻ってゆく。

 歩いている途中、報酬でレベルが上がった俺はやっと11になった。

とりあえず10を越える事を目指していたので、シーフギルドで新たな

スキルを得ようと思ってマスターが居るのか金庫番の人に訪ねようとしたら


「よう、リシュ。どうしたい、レベルでも上がったか?」


 真横から声がしたので咄嗟に振り向くと、ギルドの応接間の扉が開いていて、

奇妙な装飾の施されたデカい椅子に座ってる灰銀髪の長い髪をした、筋肉隆々

で狼のような風貌の中年男性。俺より30センチくらい高いかも知れない長身

をしていて、これで紫のオーラさえあれば完全に”ネームドモンスター”


「ええ、あの、レベル上がったので近接スキルを習得しようと思って」


 ギルドのマスターなのに威圧感溢れるのは、盗賊の頭目だからというワケ

じゃなくて。むしろ頭目ならもっと細いか太いと思うのだけど、何で筋肉が

そんなあるんだ、この人はっ。どっちかというと裏仕事の用心棒。

 夜のお店でボディーガードをしてそうな感じ。スキル習得はこのネームドか

金庫番と別の女性、調整役をしてるリーゼさんが担当してると聞いたが


”地獄が始まる予感がした。べ、別の日にすれば良かった・・・。


お読み頂き有難うございます。

拙い文章ですがマイペースに更新しているので宜しくです。

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