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盗賊稼業も楽じゃない!  作者: 北極えび
第三章 -イケメン探索指令ー
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走りだしたら止まらない

登場人物


リシュ・レミルトン 駆け出し盗賊

リティア・ウィンフィールド 先輩

シンシア・ルフィン プリ盾姐さん

アリッサ・ハーメイ マジカルクラッシャー

ララ・ヘルミナ アデルちゃん

ジーン・トアロ 輩ウォリアー

マリア・ヴェルナーデ 螺旋階段

ジェフリー モヒカンロード

ティアナ 盛り髪修道士

リリィ  ツン系魔法少女

アデル  スイーツ系悪魔

アンベル スイーツ系小悪魔

リッティ 肉球ドクロ

ウォーレン・ジーク 紫オーラ

フィリア 海底アイドル

 ゆらが最初に頼まれた事はフィリア様が声を掛けたコットンテイルを迎えに

行くついでに、数の足りない余興の人集めもしてくれないかという事だった。

 ただ、みずも達が付いて来てしまった上に待ち合わせ中のコットンテイルも

バラバラになっているという負の連鎖。何をやっても不運な日。そんな感じか


”人が多いとはいえ。待ち合わせ場所からして、ある意味試練だわ”


「そう落ち込まないで下さい。フィリア様も考えようによっては

 ここが一番だと思われたから、その様にされたと思いますよ」


「そうでしょうか、リティアさんの言う事はかなり的を得ていると」


「いや、何も参加者ばかり集まっているとは限るまい。現に私は運営側だ」


 フィリア様からの試練みたいなモノだよなーと頭を過ぎったら、

シンシア姉さんが励ます様に声を掛けている。当の本人は先輩の言った

事がショックの様で表情が暗くなっていて、そこへバルドーのフォローかと

思いきや、そりゃアンタは頼まれたボランティアっスよねと心でツッコむ僕。


「そうだったの。という事はココに来てる人らをよく見てるんか?」


「まあ、それが業務といえば業務。観光で訪れた者の道案内や喧嘩の仲裁、

 不審者情報や盗難など。列に並んでいる者を誘導してもいる」


「ほー、それなら目が肥えてそうや、ゆら、今の状況にとってもええ話しが

 あるんやけど、交換条件って事で助け船出したろうか?」


 スキンヘッドじゃない黒光りさんを思い出したかの様に先輩が口にすると

バルドーがココでやっているのを説明し、それを聞いた混沌のはねっ返り娘が

ゆらに交換条件で助けたるとか言っていやがる!分身を前にすげー度胸だぜっ


「条件・・・それってどういう事なのでしょうか」


「おい、そいつの話しに乗る必要はない。武器を持っていない者や肌の

 露出が多いヤツは戦う姿じゃないからな。どうせ人間の見た目で判断だ」


「みずく、もっとヤワい言い様もあるだろうに。何故そんな攻撃的に

 なるのかの。虫の居所が悪くなる事でもあったのけ?」


 うおっ、ゆらが先輩に話しかけた途端、みずくが強い口調で二人の間に

入って来た。先輩のやろうとした事を見抜いて口車に乗るなとゆらに叱咤

している。しかし、このみずくという男の子。誰かに似てる様な・・・。

 好戦的な雰囲気があるだけに、口調や態度もそうなってしまうと、容姿

からは想像できない程の畏怖の念を抱く。俺たちと違って先輩はからかう

様な素振りをしているが、それを見ていたみずももこっちへとやって来た。


「別に、ただ混沌のヤツを見ると首のコノ辺りが痛くなる」


「はあ、まーだ根に持っておるのかえ。アレはみずくも悪かろうて」


 俺達には何の事なのかサッパリなんだが、どうもみずくは喉仏の辺りを

触りながら先輩を睨みつけている。混沌の者って、フォルテ様に何かされた

のか。さっきバルドーがたまに訪れて二人と戯れるって言っていたけど。


「それはうちのせいじゃないやんけ。触ってる辺りに何かされたんか?」


「・・・(無言のみずく」


「少し前、フォルテが来た時に遊んでおっての。二人して羽目を外し過ぎて

 何だったかの、なんとかラリアットというのを不意打ちで食らったのじゃ」


”余りにも予想外のみずもの答えに、呆然の僕たち”


 予想していた幼い男の子と女神様の風雅な戯れという範疇を軽く

越えてきたぞ。フォルテ様って本当にプロレス好きなのかも知れない。

 なんとかラリアットって何だ?あの水面ブレーンバスターといい色んな

技が好きな事は分った。オリジナルの必殺技とかありそうなんだけど。


「お、男の子との遊びですから多少は・・・ね?」


「全然フォローにもなってないで。フォルテがはしゃぎ過ぎたら

 ストッパーがいないと暴走したままちゅー事は分かっとるけどの」


「何ですかその、走りだしたら止まらないぜみたいな女神様はっ!」


 シンシア姉さんが気遣った言葉を一刀両断して魅せた先輩。

ノンストップオーバーランか、とんでもねぇ。どんどんイメージが

悪くなっていってるんだけど、これで見た目麗しいとかナイわー。

 一体どんな姿なんだろう。みずも達は一見すると普通の子供だ。


「宝箱の事といい、何だかお会いするのが怖くなってくる御方だな」


「まあええわ。それより二人は人を集めて何をするのか知ってるんか?」


「ああ、確かパフォーマンス・ショー為だと聞いてる。バックダンサー

 やら足りないんじゃないのか、母様は結構歌って踊れるからな」


 フォローをしないアニキと、何の為に人員が必要なのか先輩が聞いたら

パフォーマンス・ショーとみずくが話し始めたので、何その

”シルク・ドゥ・ソレイユ”ばりの集まりはっ!海底でそんな事をしてる

のかとツッコまざるを得ない感覚に陥る僕たち。離れた所に居るジェフリー

とアリッサ達が知ったら、闘技会よりこっちの方が面白そう!と言いそう。


「そういえば、バルドーさん話していたよね。貝殻を楽器にしてるとか」


「う、うん。ビーチの時、俺とリリィは中立だから教えてくれたと思う」


「そやけど、とても大海女神様と呼ばれている中立司神のする事とは思えんの

 余興がパフォーマンスショーってフォルテよりはっちゃけとるやんけ」


 ビーチバレーの事を思い出しながら語るリリィと俺。あの時にフィリア様が

そういう事を楽しんでいると聞いたけど、実際見てないからと思っていた。

 先輩はフォルテ様を見ているだけに同じくらいのしたい放題系とは考えて

なかったのかも知れない。となると後は大地母神フォルマ様がマトモかどうか


「そうか?私はフォルテ様を拝見した事はないが、フィリア様の踊りは相当な

 モノ。一度、練習として見本をさせてもらったがすぐに習得なされた程だ」


「へっ!?」


「い、いや、ちょい待ちーな。アンタその成りで踊りが得意なんか?」


 バルドー。混沌の女神と会った事がないと俺達の前で話していたら、

フィリア様に踊りの見本を見せたそうで、それを聞いた全員がその場で固まり

先輩に至っては、あの黒光り姿からじゃ想像も出来ない事に驚いて聞き返して

いる。お手本を披露したって、この男もしかしたら筋肉系大道芸人なのかも。


お読み頂き有難うございます。

拙い文章ですがマイペースに更新しているので宜しくです。

第二章加筆修正中につき、更新遅めになります


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