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盗賊稼業も楽じゃない!  作者: 北極えび
第三章 -イケメン探索指令ー
324/345

季節コーデみたいな感じ

登場人物


リシュ・レミルトン 駆け出し盗賊

リティア・ウィンフィールド 先輩

シンシア・ルフィン プリ盾姐さん

アリッサ・ハーメイ マジカルクラッシャー

ララ・ヘルミナ アデルちゃん

ジーン・トアロ 輩ウォリアー

マリア・ヴェルナーデ 螺旋階段

ジェフリー モヒカンロード

ティアナ 盛り髪修道士

リリィ  ツン系魔法少女

アデル  スイーツ系悪魔

アンベル スイーツ系小悪魔

リッティ 肉球ドクロ

ウォーレン・ジーク 紫オーラ

フィリア 海底アイドル

 復活の力もあるし、本来なら俺たちより遥かに崇高な存在何だろうけど

その逆、みずも達がこのメンツ。中立以外からでも感謝される事って一体。

 女神の分身からそう思われる状況とか、どうもその辺が不可解過ぎる。


「一体、この子らに言葉を教えてるのは誰なんや。妙に古臭い表現するの」


「剽軽者って面白おかしい大道芸を演じている一団って事かしら、

 でも逆の事って、私たちがみずもちゃん達に出来る事があるの?」


「うーむ、お二人が感謝する側になるという意味で捉えて良いのですか?」


 あ、やっぱり先輩だけはあの言葉使いにツッコんでくれたわ。

かぶき者の事をシンシア姉さんは大道芸人一座と思っているらしいけど、

あながち間違いでもない気がする。大衆の前で芸を披露するのだから、

奇抜な面がないと出来ないだろう。黒光りさんはこっちが感謝されるという

事に関して、何らかの意味があるかも知れないのではと聞き返している。


「なーに、うちらがこっちへ赴いた理由じゃ。さっき言っておったであろう。

 余興の為に来てもらったと。お前たちもあの子らと一緒に力添えをすれば

 母様も眉間に皺を寄せる事もなかろうて」


「・・・あの。それは、私共も余興に出ろと仰っておられるのですか?」


「そういう事やろ。女神様が呼んだからちまいのが来とるんやし。

 単に人手が足りないんとちゃうかな。それなら有り得そうやで」


 そんな突貫工事でヤラかしてバイトを急募してます!みたいなノリに

なるかなあ。先輩の言ってるのはそんな感じに聞こえる。

 余興という事を聞いたバルドーが困惑して、出場しろというのか聞いて

いるが、この人ボランティア中だよな。さらに追加オーダーされた感。


「まあの、人が増える分には問題ないはずじゃ。ゆらは声かけて暇なら

 手伝える者を集める事も命じられておったからの」


「だから余計に時間が掛かってるんやないんか、ソレ」


「みずもちゃん、その事はフィリア様からの依頼なのですよね?」


 そんな街角キャッチセールスみたいなことをしているのか、ゆらさん。

先輩の的確なツッコみがキマったと思ったら、シンシア姉さんが依頼した

のがフィリア様なのか聞いていた。たぶん本人が来れば、というか女神様

そのものが声をかけたら、参加したい人が大勢いるんじゃないかなー。


「そうじゃ、其方の言い分は分っておる。母様が来ればと思っておるの

 じゃろう?しかし今は姿を見せられぬ」


「・・・なんでや?本人が声かければ幾らでも集められるやん」


「いや。もしかしたら、御姿を変えたのかも知れん。その時期があると

 耳にした事がある。特にフォルマ様は季節毎に頻繁に変えられるそうだ」


 えぇーっ、そんな季節コーデみたいな感じに言われても。確か秩序の

女神様だよな。あの極悪狐のやる事に口出すくらいだから厳格そうな印象を

持っていたけど、案外世間に馴染んでいるのか。

 みずもが言う様に姿を変えたとして、それを見せれない理由って一体。


「へー、そんな頻繁に姿を変えるっていうのは初耳や。季節の変わり目に

 乙女の様な感性しとるんやな」


「私も、秩序の女神様ですから、古文書にある風刺画の御姿とばかり」


「時代の流れじゃの。今は3人共、それぞれ世俗に関っておるし。

 普段、母様は海底におるのでな。今回はフォルテが立ち寄った時に、

 色々アドバイスを受けたと聞いておる」


 うーん、女神様といっても時代によって関わりが違うという事なのかな。

俺たちよりそっち側のみずもが言うのだから、そうなのだろうけど。

 姿を変えるってアンベルさんみたいだったりしたら・・・引くわーっ


「まあ、ええんちゃう?うちらも闘技会まで予定ないし、面白そうやん」


「先輩、そんな簡単に言わないで下さいよ。ティアナに断らないと

 いつ用事が出来て頼まれるのか分からないですよ」


「あの、みずも様。私もこのメンバーに入っているのですか?」


 先輩ならみずもの提案を面白がって乗っかると思ったので釘を刺す意味でも

ティアナの事を口に出した。予定がないとはいえ、あの混み具合だと何か用事

を言い出す可能性がある。そんな俺たちユニオンメンバーの間で、困惑してい

る黒光りバルドーさん。こっちの成り行きに完璧なまでに巻き込まれた感。


「当たり前じゃ、御主も中立であろう。戒律の女神が呼び掛けておるのだぞ」


「へ、へへーっ、申し訳有りません、言葉が過ぎました!」


「・・・アンタ、案外権威に弱いんやな。とは言っても相手が女神様じゃ

 ティアナも口を噤む(つぐむ)しかないんとちゃうか」


 をおぅ、みずもに言われた途端、ローレンスさん並みのジャンピング

土下座を魅せるとはさすがマッチョリアンだぜ。同じ戒律だけに気持ちが

微妙なんだけど、巻き込んだ事は諦めてもらうしか。

 先輩なー、そう来るかもと思ってはいた。相手が女神様じゃ、いくら

ティアナとはいえ、黙るしかないよなー。上の立場というか、もう神だしっ


お読み頂き有難うございます。

拙い文章ですがマイペースに更新しているので宜しくです。


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