ヤドカリに乗った2人
登場人物
リシュ・レミルトン 駆け出し盗賊
リティア・ウィンフィールド 先輩
シンシア・ルフィン プリ盾姐さん
アリッサ・ハーメイ マジカルクラッシャー
ララ・ヘルミナ アデルちゃん
ジーン・トアロ 輩ウォリアー
マリア・ヴェルナーデ 螺旋階段
ジェフリー モヒカンロード
ティアナ 盛り髪修道士
リリィ ツン系魔法少女
アデル スイーツ系悪魔
アンベル スイーツ系小悪魔
リッティ 肉球ドクロ
ウォーレン・ジーク 紫オーラ
フィリア 海底アイドル
アリッサが戻って来てから少しして、待ち合わせ場所へ行ってみようと
入り口を目指して歩いていたらコットンテイル達は混沌の2人には決して
近づかない距離を保っていて、シンシア姉さんとジェフリーの周りから様子を
伺っては仲間たちと何か話している。あっちからしたら戒律の違う者が一緒に
行動しているのが信じられないのかも知れない。秩序、中立、混沌と揃ってるし
”もしかして、揃っているのが珍しい?他のパーティーを知らないから
気にした事がないけど、機会があれば妹にそれとなく聞いてみよ”
そんな事を考えながら前を歩くシンシア姉さんとコットンテイルを見て
いると、服の中でお尻辺りが膨れて背中あたりまでボワッとしている。
尻尾を隠してる?もしそうだとすれば狸の倍くらいあるぞ。ナゼに出して
ないのか謎なんだけど逃げる時に捕まれるとか、街の外へ出るエチケットかも
”たぶんアリッサがまた見てるんだろうなー。後ろからだと目立つから”
「あれやろ、総合インフォメーションって。しかし人多いのー」
「ん?あそこにいる男の日焼けとガタいの良さ、何か見覚えがないか?」
「そう言われれば、似てる気もします。けど髪型が違ってませんか?」
集団の先頭に先輩とアンベルさん、その後ろにアニキとジェフリー。
更にその後ろにシンシア姉さんとコットンテイル、次が俺。後ろにリリィと
アリッサ、マノンくんが歩いていて、先輩たちの居る前方が見え辛かった。
アニキが日焼けやらと話してるのが聞こえてきたので、正面を向いてみると
”何だあれっ、めっちゃ大きいヤドカリに小さい子供が2人乗ってる!”
「なんちゅう大きさの貝や。あんなんおるんか?」
「ヤドカリだと思うのですけど、上に小さい子が2人いますね(ジェフリー」
「あっ、ちょっと待ってっっ」
先輩達もデカいヤドカリと子供に気付いたら、急に数名のコットンテイル
達が駆け出した。シンシア姉さんは慌てて声を掛けてるけど、それさえ聞こえ
てないのか体長が3メートル以上あるヤドカリの方へに向かって行く。
知り合いなの?というか案内人ってもしかして、あの子供?プラムとほぼ
変わらない幼さをしてるぞ。ん?もしかして、あの黒い筋肉はっ!
「ほら見てみぃ、うちが言った通りじゃ。他の子らもこっちへ向かっておる」
「お前、力を使うのは卑怯だぞ。賭けにもならん、無効だろ」
「お二人とも喧嘩なさらないで下さい。今、待ち合わせの種族を
探している最中なので、あっ!」
ヤドカリの上で何かを言い合っている小さい2人。片方の表情が険しく
なったかと思ったら付き添いなのか日焼けしたデカい男が仲裁に入ると、
ヤドカリに近づいていたコットンテイルが2人に手を振り、その事に
気付いた男は短めのTシャツから出ている腕が筋肉質で太く、短髪の大男。
「すみません。この子たちが待ち合わせをしている関係者の方ですか?」
追って行ったシンシア姉さんが短髪男に話しかけていると、後ろから
アニキ達もやって来て、先輩の姿を見た男の表情が変わり、よーく見ると
あのビーチバレー決勝で、先輩チームに負けた筋肉チームのリーダー。
「あんたココで何してるんや。バルドーって名前やったよな」
「リ、リティア達ではないか。これは女神様の巡り合わせというべきか、
お主らが探している種族を連れて来てくれるとは」
「あの・・・リッちゃん、お知り合いの方?」
俺やリリィ達も先輩の近くに来てみると、シンシア姉さんが先輩に
筋肉男の事を聞いていて、顔を見たらあの黒光りのリーダー。
あー、確かボランティアで参加するって言ってたわ。インフォメーションに
居るとは思わなかった。でもなんか髪型が違うというかズラやんけっ
”さすがにスキンヘッドじゃ、お客に威圧感あり過ぎてクレーム入ったんかな”
「いや、まあ。知り合いというか少し前にビーチ行った時に知り合っての
ここでボランティアしとるとゆうてたから」
「あ、そういえばローレンスさんが話してたね。私はシンシアと言います。
この子達の案内役の方を探しているのですが、その大きい貝に乗っている
のが案内役の子なのですか?他に大人の方がいらっしゃるとか」
バルドーの髪については先輩たちも知ってるハズなのにツッコまないとは
仕事中だから気を使っているな。バレーに行かなかった仲間のシンシア姉さん
を見るのは初めてなので、バルドーも挨拶をしているが気になるのはヤドカリ
に乗ってる2人の子供。コットンテイルも貝に登って一緒に何か話している。
”一体、何者なんだ。容姿は人間っぽいけど、ヤドカリを意のままに
乗りこなしたり、凄く神秘的な存在の様な感じがする”
お読み頂き有難うございます。
拙い文章ですがマイペースに更新しているので宜しくです。




