表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
盗賊稼業も楽じゃない!  作者: 北極えび
第三章 -イケメン探索指令ー
289/345

姿が見えない怖さ

登場人物


リシュ・レーン 駆け出し盗賊

リティア・ウィンフィールド 先輩

シンシア・ルフィン プリ盾姐さん

アリッサ・ハーメイ マジカルクラッシャー

ララ・ヘルミナ アデルちゃん

ジーン・トアロ 輩ウォリアー

マリア・ヴェルナーデ 螺旋階段

ジェフリー モヒカンロード

ティアナ 盛り髪修道士

リリィ  ツン系魔法少女

アデル  スイーツ系悪魔

アンベル スイーツ系小悪魔

リッティ 肉球ドクロ

ウォーレン・ジーク 紫オーラ

ーララとプラムが歩いて保育院へ向かっている頃のリシュくんー


 驚いたのだが、昼食時。いつもならジェフリーの近くで食事を摂る

アニキが俺の隣へ座り、昼休みに手合わせの練習相手になってくれないかと。

 一体何の目的があって俺なのか聞いてみたら、ステルスを使われた時の為に

自己流の感知法を生み出したい様だ。余りに唐突だったので驚いていると


「ここに居る者と当たったら戦わずに降りるつもりだが、他にシーフが

 いないとは限らないだろ?正直、姿が見えない分、魔法職より手強い」


「いや、そりゃいいけどさ。それなら先輩のほう・・・」


 そう言いかけた時の心境は、どう反応していいか困った。だってマジ顔

なんだもの、アニキがっ!先輩はヤバい。戦闘抜きで言ってても、

それじゃ意味ないって攻めてくる。そういう人だ、いつの間にか消滅して

女神とコンニチワしてるだろう。天気も良いし、女神日和やでーと言いそう。


「悪かったよ。先輩だと手合わせだけにならない。女神像が見える」


「だろ?ここから街までどれだけ掛かるのか考えたら頭が痛くなるぜ」


 た、確かに。行きは疲れないからいいとして問題は戻って来る時だ。馬車で

迎えに行くといってもローレンスさんが使っているし、徒歩だと時間かかる。

 先輩の本気コンボがHH”ハードヒット”だと瞬時でメガる可能性あるわ。


「俺が姿消せるのは15秒くらいだけど相手が見えないとなると

 気配や音、匂いで判断するしかないのか。そう、考えると恐ろしい」


「更にリティアは空中魔法が使える。ビーチバレーで使っていたし」


 なんてこったい!メイジからシーフってホント厄介だっ。ステルス状態から

バインドや麻痺魔法使われたら、相手が見えない上に動きを封じられてしまう。

 回避するとしたら耐性をつけるしかないが、今の俺やアニキでは到底ムリ。


「そ、そ、そういえば使ってた。アレ使われたら最悪だ、ステルス中だと特に」


「躊躇なく使うだろな。相手次第で先手必勝な面があるし、そこが怖いのだが」


 段々と先輩の事を分かってきてるんだな。アニキっ、相手の力量が明らかに

劣っていると先手でかく乱して惑わし、背後じゃなく罠を張って誘き寄せる。

 そういう所がしたたかな人なのだ。こう来ると思ったら違うから読めない。


「まあ、経験の差があるから。試したい事は分かったよ、姿が見えない

 相手と対峙した時の訓練をしたいんでしょ?」


「道具とか使っていいのかワカランしな。何かしら方法はあると思うのだが」


 ここでアニキに”先輩にはクイックムーブ”があると言えなかった。

俊足のスキル。先輩のレベルだと5はあると思う。発動させ消えて、

いつの間にか空中から魔法を放たれると、位置すら特定できずに終わる。


”これ言ったらアニキのヤル気を削ぐというか、燃え尽きそうな気が”


ー別邸での昼食後 資材置き場前ー


 昼食後に食器類を片付けた後に先輩たちと別れる時、日光浴したいから外で

休憩すると言って、俺とアニキは資材置き場前で木に腰掛ながら話していた。


「闘技会の試合場って土の上じゃないと思うんだけど。ちゃんと整備されて

 いる石畳か魔法石じゃないかな、レベルシンク?っていうのあるし」


「なるほど、そうなると音で特定というのは難しいか(アニキ」


 砂利や土なら消えても音や足跡が付くので、そこから位置を測る事が

出来そうだけど、石材やモルタルだとそこまで音はしないし、歓声でかき

消される可能性もある。動いた跡が付かないので、より特定するのは難しい。


「どんな所か分からないってのもある、ビーチの時と同じくらい観客が

 近いと歓声で更に音が増えるし、気も散ってしまうよ」


「それもそうだな。バレーの時は数名だったから他の仲間の動きを

 見てたりしてたけど、1対1ならそうはならんか」


 アニキにビーチバレーの時に動きを見ていたと聞いて、俺の脳裏に

闘技会でまさかの団体戦とかないだろうな?という疑問が過ぎった。

 いや、さすがにそれは・・・優勝者の肖像画も1人だったし、違うか


「ここで似た感じだと、舗装されているアプローチか」


「そうだね。少し離れた場所へ行こう、ここだと先輩たちに

 見つかったら、って、マノンくんいつからそこにっ」


 ビックリした。アプローチの方を見ようとしたらすぐ近くの地面から

頭だけ出しているマノンくんが居て、俺とアニキの話しを聞いていた様だ。


「頼むから声かけてくれ。首だけで見てるとか怖すぎるぞ(アニキ」


「すみません。何だかお二人とも真剣な話しをしてると思ったので」


 こりゃあ、肝試しでかなり使える存在になると思ってしまった。

気付かない内に金儲けに関して影響されてキテる。あの人たちにっ!

でも待てよ。マノンくんならステルスは無効になるんじゃ、地面だと

わずかな震動でも感知するだろうし、何らかの意見が聞けるかも知れない。


「なあ、ジーン。マノンくんは地面のスペシャリストなんだから

 ステルスを感知する方法がありそうじゃないか?」


「おおっ、そうだった。忘れてたけど土の精霊だったな

 姿が見えない相手が地面にいたら、マノンならどうする?」


 忘れてたて、そりゃ自然体でいると普通の少年だけど召喚主が自由人だぜ?

へるぴの奔放さを見るに、固体の自由度優先って感じでほぼ干渉しない。


”マノンくんの場合、召喚される度に弟みたいな扱いにされてる感あるけど”


お読み頂き有難うございます。

拙い文章ですがマイペースに更新しているので宜しくです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ