姉なのか妹なのか
登場人物
リシュ・レーン 駆け出し盗賊
リティア・ウィンフィールド 先輩
シンシア・ルフィン プリ盾姐さん
アリッサ・ハーメイ マジカルクラッシャー
ララ・ヘルミナ アデルちゃん
ジーン・トアロ 輩ウォリアー
マリア・ヴェルナーデ 螺旋階段
ジェフリー モヒカンロード
ティアナ 盛り髪修道士
リリィ ツン系魔法少女
アデル スイーツ系悪魔
アンベル スイーツ系小悪魔
ローレンス 泣きの元騎士
ウォーレン・ジーク 紫オーラ
日差しで頭がやられたせいで目の錯覚に陥って先輩の体から妙なモンが
見えるなー、と思っていたらアニキ達にも見えていたので幻覚じゃない。
だけどあんなの使えるとか聞いた事ないぞ。秘密にしていた事なのだろうか
「あれ、アイテムの特殊スキルを発動させる時に使用するのですよ」
「え?ジェフリー知ってるの?先輩の事だよね、何か光ってるし」
「ええ、アイテム中には特殊スキルを使う為に戒律が
必要なモノがあって発動に魔力かオドが必要なのです」
ジェフリーが詳しそうなのでもう少し話しを聞いてみると
武器、防具、アクセには「恩恵」「特殊効果」「特殊スキル」という
3つのカテゴリーがあるという。低レベル帯での装備では見かけないが
「っていうか、あれ。私がリティアのお菓子と交換したモノなんだけどね」
「・・・え?じゃあ、元というかアンベルさんの持ち物だったんですか」
「まーねー。貰い物だったんだけど、気に入ったらしくて
戒律が混沌だし使えるんじゃないかって」
んー、一体元々は誰のモノだったのか?どっちにしろ混沌じゃないと
発動できないのなら先輩にはうってつけ、アリッサも何か貰ってたりしてそう。
いや・・・お菓子と交換って言っていたから可能性はシンシア姐さんだっ
「あーっ、思い出した。ルシャティエだ、あいつから貰ったんだ」
「えーと、誰です?名前言われても、俺たちじゃサッパリなわけですが」
「う、うーん。わかりやすく言うと精霊の姉妹だよ
あいつはメルティエルって悪魔の従属だけどアデルとも知り合いだから」
”余計にワカランッ!そもそも精霊姉妹って何だっ
別々の悪魔に仕えてるのは理解できたけど姉なのか妹なのか、どっちだ”
それとなくマノンくんに聞いてみようと思ったら、急に歓声が強くなり
何事っと試合コートの方を見ると先輩が何やらスキルをブッパしそうな
体勢で両腕に纏まれているオーラらしき光りをあのリーダー格へと向けている。
”誰もあの黒光りがハゲなのにツッコまないよな、先輩が大声でいったから”
遅いスピードの薄淡い青紫の霧状の塊がネットをすり抜けて相手を包むと
余裕ツラだったリーダー格の男が苦悶の表情でさらに気張っている。
攻撃系の魔法?っぽいけど、何ていうか霧の毒ガスの中に入ってしまった様な。
「うがぁっ、なんだこれは力が抜けていくっ!」
「いまや、リリィ。あっち側にボール打ち返して、アリッサは攻撃やっ」
リティアの指示通りに、リリィはこっち側へ落ちてくるボールを
そのままレシーブで相手側へ打ち返すと、アリッサが詠唱体勢からすかさず
バルドー目掛けて土属性攻撃魔法「ジオグラフバスター」を撃ち放った。
※ジオグラフバスター メイジの土属性中級攻撃魔法。
直線上に渦を巻きながら土砂を爆進させ、対象に直撃すると衝撃波を
発生させ、広範囲にダメージを与える。戒律が中立なら相手の魔法防御を
低下させる恩恵を持つ。スキルレベル上昇で効果が上がる。
「うっわ、やりやがった。アリッサのやつ広範囲系を使ったな」
「でもここで風が強くあたる程度だから、加減してる方じゃないですか
いまのは土属性の魔法ですが、武具を装備をしてたらアリッサの実力だと
この程度じゃすまなかったと思いますよ(マノンくん」
う・・・それは確かに、今の先輩たちは水着なので付けていても
装飾品のアクセサリーくらいだ。だけどアリッサに攻撃させたって事は
あの黒光りたちの実力がかなり高いと先輩が判断しているからだと思う。
しかし冷静だな、マノンくん。もしかしたら見た目より年食ってるのかも
「一体どうなったんや、砂埃で何にも見えへん」
「リ、リティアさん、あれ・・・」
「うっそーーーーっ、あの魔法当たってめがみると思ったのにーー」
3人の視界を遮っていた砂埃が引いていくと、そこにはポージングを決めて
魔法ダメージを微塵も感じさせないバルドーの姿があった。
「バケモノかっ!普通、あんなん当たったら少しはダメージあるやろっ」
「言ったであろう、真の姿だと。この筋肉のマッスルバリアの前では
生半可な攻撃なぞ、マタタビを前にした猫に襲われたみたいなものよ」
「まーた、よく分からん例えを。つまり効いてないという事かいな
といっても、うちのヤツは効果あるみたいやな。顔色悪いで」
悪魔のスキルを受けたバルドーは確かに体の異変に気付いていた。
内部から侵してゆく毒の様なモノかと思っていたが、それにしては
普段よりパワーが遥かに劣っている事にも、ステータスダウンしか
考えられないが通常スキルで全てのステータスを下げる事が可能なのか
”この、リティアという女は思った以上に危険かも知れぬ”
リティアが他の2人に指示を出しているのを見ていたバルドーは
リーダー格のリティアを先に落とす作戦を立て、仲間がボールをレシーブし、
トスを上げると空中へ飛翔し、渾身の力を込めたアタックでリティアを狙った。
お読み頂き有難うございます。
拙い文章ですがマイペースに更新しているので宜しくです。
エッセイに書いたあとに気付いたのですが、ハードロッカーじゃなくて
バンドマンって書けば良かったっ




