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盗賊稼業も楽じゃない!  作者: 北極えび
第三章 -イケメン探索指令ー
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代わりに戦えと?

登場人物


リシュ・レーン 駆け出し盗賊

リティア・ウィンフィールド 先輩

シンシア・ルフィン プリ盾姐さん

アリッサ・ハーメイ マジカルクラッシャー

ララ・ヘルミナ アデルちゃん

ジーン・トアロ 輩ウォリアー

マリア・ヴェルナーデ 螺旋階段

ジェフリー モヒカンロード

ティアナ 盛り髪修道士

リリィ  ツン系魔法少女

アデル  スイーツ系悪魔

アンベル スイーツ系小悪魔

ローレンス 泣きの元騎士

ウォーレン・ジーク 紫オーラ

さっきサラっと”酒飲んだら性格変わる”って言ったけど

それって酒乱の事じゃ、そういえば自分から出頭するって話してたっけ。

酒飲んで暴れる常習者なのかリーダーだったのなら喧嘩止めそうだけど、

それに良く考えたら空の方がマシだったわ、飛翔魔法があれば会えそうだ。

海に潜れる道具か魔法でもないと息が持たないよなあ・・・。


「それより、もう1つの話しって何だ?2つあるんだろ?」


「あー、あはははは、実は頼まれてた事なんですけど

 あれー、無理っぽいというかお金で動く人じゃないですわ」


「なるほど、チラっと聞いたが名声と権力が先のタイプか」


何となく大人の話しっぽいので理解に苦しんでいたけど、

ララ先生が例えてくれて、そういう人もいるものなんだなーと。

つまり喝上げで富を得るとしたら必要なのは力のみで可能だが

さらに富を得る為には名声と権力を得る事であとの富なんて

喝上げと比べたら段違いでいくらでも築けるっていう独裁コース。


「なので、うちの方が逆に条件出されましたで

 ギルドマスターの座を降りて頼みに来るなら考えてやる、と

 めっちゃ闘技会でマスターと戦いたいみたいですわ」


「そりゃ、俺を負かせたら名声どころじゃなくなるからな

 エストリアでやりたい放題できるだろうよ」


「でもどうしてギルドマスターを辞めて何ですか?

 目的がそれなら、そのままの方が都合良さそうなのに(リリィ」


あー、あのパンフレットを見てないとルールが分らないから

そう思ってしまうよな。先輩がその事を思い出して、みんなにそれを

見せてくれたのでリリィ達もその理由に納得いった様だ。


「はー、しっかし、だいぶ変わったもんだ

 昔は挨拶変わりに女神送りにされてたもんだが」


チラっとララを見ながら話すマスターに茶化す様な感じを

受けたが、挨拶で女神に送られてたのか、どういう事っ

おっはよーで”背中刺されたり、火炎球が飛んできてたのか!”


「あんな物騒な事をあのままっていうワケにはいかなかったでしょう

 王都から定められた規律を伝える為に訪問してたのだから」


「俺は年齢制限をつけてもいいと思ってたんだけどな

 ギルド加入するのにもそうしたのだし」


「14歳からだっけ、わたしギリギリだって言われたなー(アリッサ」


ここで初めてアリッサとリリィの正確な年齢を知ったのだけど

年下だったんだ。同じくらいだと感じてたけどメイジって若者向き?

アリッサが神童っていうのは信じられないけど、才能なんだろうなー。


「で、どうするつもり?まさか相手になってやるじゃないでしょうね?」


「そうだな、ここは若い奴らに任せるとしようや」


「ん?ん?言ってる意味が分らないんですが

 それって俺たちが代わりにアイツと戦えと?」


いや、いくら何でも3年連続優勝者相手に俺たちじゃ無理っしょ。

剣闘士というジョブすら聞いた事がなかったのですが・・・。


「うちはやりたいわー、あの余裕ツラをギタギタにしたる」


「まー、嫌なひとっぽいし、わたしも出てみたいー」


さすが混沌の女達。先輩とアリッサはヤル気に満ち溢れてるぜっ

ティアナも何だかんだで自分ところのイベントだし出てみると言い

マスターが目の前にいる事もあって俺ら男組も参加することに。


「わたし・・・も出るんですね。砂丘いった組ですし(リリィ」


「まあ、そういう事やな。いーやんか大勢いるし

 シンシアはうちから誘っておくけー」


「ダメですよ、わたしはギルドの仕事があるのですから」


アルテミシアさんまで巻き込もうとしたマスターの気配を察知して

先に先手を打ってくる金庫番のひと。さすがっ

リーゼさんは調査してるのでここにいなかったけど、あの人もヤバいんだな。

側近として普段はニコニコしてるけど完全な仕置人だった。

諜報活動を得意としてて、シーフとしてのレベルはマスターより高いと云う。


”そもそも何歳なのか不明だし、エルフ4分の一なら200超えてそう”


「あなた、何か妙なことを考えてるわね」


「そ、そうか、勘ぐり過ぎじゃねーのか、ギルマスは出れないんだろ」


ララが急にマスターに対して釘を打つような言い方になったけど

やっぱり心を読むことも出来るんじゃないか、この人・・・。

と思っていたら、プラムがララを探して寝ぼけて入って来た。


「んー、ここにいたのー」


「ごめんなさいね。一人にしちゃって、もう大丈夫だから」


どうやらプラムはアデルと出会ってから、懐くというより親みたいに

思っている様で離れると不安がってしまうという。


「あー、そうだ。見て来たぜ、やはりアリッサの

 メガネオヤジに診てもらった方がいい、引き取るんだろ?」


「ええ、この子はわたしが傍にいてケアするわ」


へ?一体何の事なんだ。プラムをアリッサの親父さんに診てもらうって

あの館で生まれた子なのか、ララが育ての親になるってことに。

まあ他の子達と違い過ぎるから、成長したら情より性になる可能性も。


”見た目は人形の様にかわいいけど吸血鬼だしな、牙がないけど”


「お前、最悪、還魂使ってもいいと考えてるのなら賭けになるぞ」


「生まれた経緯が分らないから、そうはなって欲しくないけどね

 この子の安らかな寝顔のためなら手段を選ばない覚悟よ」


※還魂 ララが習得した超古代魔法

ロストしてしまった魂を再構築し、生き返らせる。

女神達の力も借りるため、魔力と生命力を犠牲に捧げ続けなければならない。


お読み頂き有難うございます。

拙い文章ですがマイペースに更新しているので宜しくです。

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