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盗賊稼業も楽じゃない!  作者: 北極えび
第三章 -イケメン探索指令ー
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プラムの戒律

登場人物


リシュ・レーン 駆け出し盗賊

リティア・ウィンフィールド 先輩

シンシア・ルフィン プリ盾姐さん

アリッサ・ハーメイ マジカルクラッシャー

ララ・ヘルミナ アデルちゃん

ジーン・トアロ 輩ウォリアー

マリア・ヴェルナーデ 螺旋階段

ジェフリー モヒカンロード

ティアナ 盛り髪修道士

リリィ  ツン系魔法少女

アデル  スイーツ系悪魔

アンベル スイーツ系小悪魔

ローレンス 泣きの元騎士

ウォーレン・ジーク 紫オーラ

近接アタッカーや遠隔魔法職にどんな装備があるのか分からないけど

物理攻撃や魔法攻撃を上げる為に強化するなら、武器だけの気が・・・。


”アホな事を聞いてしまったのかも知れない”


いや、確か砂丘でアリッサとリリィの違いが魔職のINT値って

言ってたけど、それは装備品付いてるユニーク値での違いのはず。

解錠率や蘇生率の様なパーセンテージの様なモノってあるのか


「うーん、何だっけなー。ララちゃんが言ってた気がする」


「属性装備の事じゃないの?全属性の値を上げるは不可能だから(リリィ」


「あー、それだっ、上げたい属性の装備にしなさい。特に武器はって」


リリィに詳しく聞くと、メイジの属性には火、水、風、土、闇、光とあって

大方のメイジは火と水の2属性、風と土の2つか闇専属になると言う。

魔法攻撃力+属性の数値でダメージが変わるので、そうなってるそうだけど

属性の値というのはレベルでは上がらず、装備品のユニーク値と特殊アイテム

による属性付与になる為、全ての属性を最大値で扱えるメイジは存在しない。


「つまりあれか、闇専門が一番楽っちゅう事かいな?」


「どうかな、闇系魔法専用の装備品って掘るのが凄い大変だって聞いたよ」


「大変といえば、盾役の耐性装備もそうですよ

 プリやメイジは主に沈黙耐性のみを主に置きますが、盾は全てですから」


なるほど、何となく分かってきたけど”率”ではないよなあ。

耐性というのはあのクマさんの時の恐怖やらの事だろうけど、


「なんていうか、解錠率や蘇生率みたいなモノが他の職では

 あるのか知りたいのですが・・・」


「”率”でいうたらハードヒット率くらいちゃうの、強打率になるんか」


「あー、ウォリアーではそれが重要って聞いたな、あと侍もか

 多段ダメージを与えるスキルで全てが強打になるべしと言ってたな」


ウォリアーのマスターってそういう人なのかっ

会った事も名前も知らないけど”全てが強打になるべし”って

ボクサーのコンビネーションパンチが全てハードヒットになる感じ?


「STR値のみでの攻撃ダメージより、強打の方が伸びるからの

 物理攻撃力のみを上げるならマスターの付けてる腰装備が一番いいやろな」


「腰?うちのマスターの付けてるベルトみたいなヤツですか?」


「あれな、転換の帯と呼ばれるベルトやねん

 自身のHPを犠牲にしてSTR値と物理攻撃力を極限まで高める

 デスペラードと呼ばれる特殊パッシブスキルやで」


な、なんだってーっ、だからあんなバケモノみたいな人なのか

あ、それで砂丘でララに出血させられた時に自分で治したんだ。

あのぐらいのダメージでもヤバいって事なら、確かにララでも倒せそう。


「さーて、そろそろ見回りしてくるか(アンベル」


「あ、忘れとった。うちもララちゃんに話しがあるねん

 アデルと代わる前に話してくるわ」


あのアンベルさんが警備を引き受けるとは、先輩とどんな取引したんだっ

その先輩はララに話しがあるようで、先にーって言って居間を出ていった。


◇ ー1階 子供部屋ー


部屋のドアを開けてリティアが中に入ると、シンシアとアルテミシアが

子供達と遊んでいて、ララはというと膝上にプラムを乗せて絵本を読んでいる。


「ラ、ララちゃんかいな?」


「そうだけど、どうしたの?」


どうやらまだアデルと交代してない様だが、リティアにはそのタイミングが

さっぱりで今もアデルが起きているのか全く分からない。


「あのな、その子について言わなきゃいけない事があるねん」


「分ってるわよ、プラムには戒律がないって事でしょう?」


「えっ?何で分るん?プラムちゃん、あの館の地下室にあった

 実験的な部屋で生まれたと思うんや」


戒律の加護を受けれるのは人間のみだと聞いていたリティアは

プラムは人工的に生まれたので戒律がないのでは?と考えていた。

それをララに伝えようとしたのだが、それを分っていた事を不思議がったが


「地下室があったのね、その事も調べる様に頼んでみるわ

 加護を受けているとわかるのよ、戒律の女神達の力を感じるから」


「そ、そうなんや。うちには全然ワカランけど・・・。

 ララちゃん、その子どうするつもりなん?保育院へ移すのけ?」


「そうね、今の所は他の子達と同じにするワケにはいかないわね」


イチゴを食べながら無邪気に本を読んでいるプラムを

撫でながらそう語るララの表情には戒律のない事の意味が

分って取れた。戒律の加護がない以上、常に目の届く所に置かないと

何かあっては遅すぎる。復活が出来ないのだから


「アリッサのとーちゃんに見せた方がええかもと思ってんけど」


「実験的に生まれたのなら、確かにそうね

 アレを作った人だし、マリアが見たら絶対怒るわよ(微笑」


リシュと一緒に見たマリアもどき。人工的に作ったとは思えないほど

完成度が高い、あれを作れる人なら何かしらの事が分るかも知れない。


「まあ、あれはマスターと一緒に悪ノリしてると思うで

 それじゃあ、うちはもう行くけ。また明日の」


ララに伝えたい事が相手はもう分っていたとは、リティアは混沌を司る

戒律の女神フォルテと蘇生魔法で会った事があるが、

その時はヒーラーの蘇生率が55%でフォルテからルーレットで勝ったら

復活させてあげると言われて、2回負けて3回目で復活出来たのだけど

蘇生魔法を3回使わせてしまい、プリが泣きそうになってる姿を思い出した。


”あのフォルテの力を感じるねぇ・・・うちにはワカラン”


お読み頂き有難うございます。

拙い文章ですがマイペースに更新しているので宜しくです。

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