表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
盗賊稼業も楽じゃない!  作者: 北極えび
第三章 -イケメン探索指令ー
140/345

密偵はすぐ傍に

登場人物


リシュ・レーン 駆け出し盗賊

リティア・ウィンフィールド 先輩 姉御

シンシア・ルフィン プリ盾姐さん

アリッサ・ハーメイ 放し飼いサモナー

ララ・ヘルミナ お子様メイジ

ジーン・トアロ 盾ありウォリアー

マリア・ヴェルナーデ ドリル

ジェフリー マシュマロボディ

ルーファス 大剣メイジ

ティアナ 盛り髪修道士

リリィ  ツン系魔法少女

ガルシア ヒゲ面

ウォーレン・ジーク シーフのマスター

パム・レーン 刀マニアの妹君

家に帰って両親にギルドのマスターから依頼されて

リバーガーデンへ行く事になったと伝えると、新婚旅行で各地を

回っていた時に立ち寄った事があり、水の都という別名があると言っていた。


”街の回りを水で囲まれているのか、水害の対策ってどうなってるんだろ”


素朴な疑問が頭を過ぎったが、うちの家も海が近かったわ。

嵐が来ると船を陸に揚げるのだけどその時に整備箇所も見るので

風が強いと傾いて大変だったなー、と思っていたりしてたら


「そういえば、最近コロッセオに凄い人気のある剣闘士が

 いるって聞いたわね、あんたどんな人か見て来てちょーだい」


「な、なんでそんな事知ってるの?」


母は家庭菜園の野菜畑を作って町の八百屋やらで売りさばいているので街中へ

行く事が多いのだけど、何で遠い異国の美形剣闘士の事を知っているんだ。


「ママ友ネットワークってヤツよ、おほほほほっ」


「そ、そう、もはや諜報員みたいな感じだね」


おそるべし”ママ友情報交換連絡網”女子間連絡網より格上の網だ。

女子達より遥かに範囲が広く正確な情報を持つ、厄介というより手に負えねー


「どのくらい向こうへ行ってくるんだ?」


「だいたい一ヶ月近くかな、ギルドの案件なんで詳細は

 詳しく言えないけど、危険な仕事ではないよ、たぶん・・・」


オヤジが妙に黙してるのは隣に密偵がいるからかっ

ヘタな事を言うと噂がご近所どころか異国の地まで届きそうだぜ。

なんせ依頼がイケメンを探せとお嬢様の召し使いになる事だからな!


「そういやパムを見てないけど、どっか行ってるの?」


「俺は知らん」


「あの子ならレア品の刀を見に行くって2日前くらいに出掛けたわよ」


見ないと思ったら家に居なかったのか、刀好きというかもう病気だからな

帯刀してないと精神的に落ち着かないなんて、もはやジャンキーじゃないのか


「そうだったんだ、レア品ねぇ、どこから掘って来たんだろ」


※掘る 対象となるレア品をドロップする敵を延々狩りまくって

    お目当てのアイテムをゲットする事。めげない根気がいる。


「さあ、それは聞いてないけど、かなりの特殊効果が付いた刀らしいわよ」


「へー、でもそんなアイテムだとかなりの高値になりそうだね」


実際、マスターがソロトレハンをしてるのも高値になるアイテムを狙って

周回の様に敵を狩りまくってるからだろうし、目当てのアイテムがドロップ

したら分配しなくて自分だけのモノになる上に、確実に売り捌けるだろう。


”どのモンスターがどんなレア品を落とすのかの情報も必要だよなー

 やっぱりそういうのは人脈からなのか、ソロだと過酷な道程だ”


「とりあえず、3日後に向かうから」


両親にそう告げて部屋に戻ると、バークレイルから離れる事に

不安を感じざるを得なかったがモンスターがどうとかではないし

危険はないはず、だとしたら着ていく服とかどうしよう・・・。


”人探しだしなー、普段着の方がいいのかも”


砂丘の時の装備品といくつかの着替えをダッフルバッグに入れた後、

船旅は七分袖にボトムパンツ、軽量化ブーツで行こうと決めて

戒律の証の石とチュートリアル卒業記念に先輩からもらった

精霊樹のペンダント:”特殊効果なし”を着けて行く事にした。


※ダッフルバッグ 船員が私物入れに使用する麻など丈夫な布地で

作られた円筒形でとっての付いた、スポーツバッグの一種。


お読み頂き有難うございます。

拙い文章ですがマイペースに更新しているので宜しくです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ