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盗賊稼業も楽じゃない!  作者: 北極えび
第三章 -イケメン探索指令ー
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戦いのあと

登場人物


リシュ・レーン 駆け出し盗賊

リティア・ウィンフィールド 先輩 姉御

シンシア・ルフィン プリ盾姐さん

アリッサ・ハーメイ 放し飼いサモナー

ララ・ヘルミナ お子様メイジ

ジーン・トアロ 盾ありウォリアー

マリア・ヴェルナーデ ドリル

ジェフリー マシュマロボディ

ルーファス 大剣メイジ

ティアナ 盛り髪修道士

リリィ  ツン系魔法少女

ガルシア ヒゲ面

ウォーレン・ジーク シーフのマスター

パム・レーン 刀マニアの妹君

男からしたら身震いする様なティアナの蹴り技で倒せたとはいえ

修道士とやらになってから”凶暴性”が増している様な気がする。

戦闘そのものを楽しんでいるのは先輩やアリッサもそうだけど


”戒律が混沌の人ってそういうタイプばかりなのかと不安になってきた”


もし野良PTで周りがそんな人ばかりだとしたら、

”ミッション終える頃には体重減ってゲッソリしてそう”


「そういえば、不思議に思っていたのですが

 なぜリシュさんとジーンさんは、あのクマと戦っていたのです?」


どうやらシンシア姐さんの方向からはティアナの所業が

見えなかった様でジェフリー達と一緒に倒せた事を喜んでいたが、

ふと思い出した様に俺とジーンに聞いてきた。


「あっ、そうだ。すっかり忘れてた

 ジーン、明日の午後からギルドへ行くってさ」


「午後からか、了解だ。どこで待ってればいいんだ?」


「そうだなー、14時前にマッチングサービス前でいいんじゃないか」


午後ってアバウトな時間だけど、たぶん話し終わったら

お茶をしに甘いもの食べに行くんじゃないかと先読みして

14時にしたが、おそらく合ってるだろう。


「あー、明日の事を伝えに来たらあのクマと出会ったんですね」


「明日?あんた達、明日何かあるの?

 ジェフリーとリリィもシーフのマスターに呼び出されてるんでしょ」


”え?・・・なんでジェフリーがああああ”


ティアナの言葉が意外過ぎて頭の中で叫んでしまった。


「そうなんですよ、僕、あの蜘蛛の代金を分割払いにしてて

 チャラにしてやるから明日来いって」


「わ、私は砂丘に一緒に行ったメンバーだから呼ばれてるって

 リティアさんが言っていたから」


あー、コイツだったのか蜘蛛の時にマスターに討伐頼んだの、

確かバウンティハンターとして金さえ出せば動いてくれるって先輩が

言ってたけど、ジェフリーだったとは。分解払いを笑顔で話してるけど、

リリィはジェフリーとは対象的に凄く不安そうな表情をしている。

砂丘でも大人しかったしマスターの様なタイプが苦手なのかも。


「砂丘に一緒に行った人達って、

 まあ、何か特別な事情がありそうね。それより、

 このクマを倒すのを手伝ったのだからご飯くらい奢りなさいよ」


そういえば砂丘の中や山羊頭の所でもティアナを見なかったけど

転職したからリリィとは別行動してたのか、ジェフリーを含めた、

この人らの関係もよく分からないが手伝ってもらった以上、

何かしらお返ししないと、特にリリィには色々誤解されているからな


「うん、4人が手伝ってくれて助かった

 ここは俺がドーンと奢らせてもらうよ

 リリィにも迷惑かけた事だし、謝罪の意味も込めて」


「は?あんた、またこの子に何かしたの?」


指ポキしてるティアナさんの声が怖いのだが

話してなかったんかーいっ、吹っ飛ばされてからのラッキースケベ。


「いや、ティアナさん、あれは事故だと思うから」


”思うって何だ思うってっ、両手鎌さんがわざとあそこに飛ばしたと?”


「どう考えたって事故だってっ

 あの鎌が狙ってあの場所に吹っ飛ばしたワケないでしょっ」


「あのー、俺はまだ仕事があるので・・・」


もの凄く申し訳なさそうに言うジーンに悲哀を感じ得ない僕。

たぶん俺と同じ理由でオヤジの手伝い中なんだろうな。


「そう、じゃっ、行くわよ

 お店でじっくり、その話しを聞かせてもらうから」


手を振って見送るジーンに羨ましさを感じながら

砂丘での事を言ったらキレそうなティアナさん達と街へ向かうのだった。


お読み頂き有難うございます。

拙い文章ですがマイペースに更新しているので宜しくです。

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