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盗賊稼業も楽じゃない!  作者: 北極えび
第三章 -イケメン探索指令ー
133/345

インパクト重視

登場人物


リシュ・レーン 駆け出し盗賊

リティア・ウィンフィールド 先輩 姉御

シンシア・ルフィン プリ盾姐さん

アリッサ・ハーメイ 放し飼いサモナー

ララ・ヘルミナ お子様メイジ

ジーン・トアロ 盾ありウォリアー

マリア・ヴェルナーデ ドリル

ジェフリー マシュマロボディ

ルーファス 大剣メイジ

ティアナ 盛り髪修道士

リリィ  ツン系魔法少女

ガルシア ヒゲ面

ウォーレン・ジーク シーフのマスター

パム・レーン 刀マニアの妹君

戦闘中にどっか行くなんて敵前逃亡かっと思ったけど

あのティアナの焦った表情から何かしらの理由がありそうだ。

リリィまで巻き添えにして連れていったのは謎だけど。


「どうしたんだ、あの女。戦闘中にいきなりいなくなるなんて

 悪いモノでも食って当たったのか」


「う、うーん、どうだろう、あれだけ激しく動いてたし

 いきなり便意を催した・・・とか」


どうやらジーンは攻撃をしてて髪飾りが落ちたのを見てない様で

戦闘前に食い合わせの悪いものを摂り過ぎて、あーなったと思ってるらしい。

パーティーとして行動してる仲だろうし、ジェフリーなら何でなのか

知ってるかもとクマの前にいるジェフリーを見てみると


”クマさんの攻撃が始まって、盾で爪を受けてる最中だった”


シンシア姐さんの姿は相変わらず見えないが、

どうやら俺達の靴先を見て、位置や誰かというのを確認してるっぽい。


「俺達と会う前に冷たいモノを摂り過ぎてたのかも・・・」


「あー、なるほど女は腹を冷やすといけないって聞いたな」


妹がいる俺でさえ知らない事をどこから聞いたのか

ツッコもうとしたけど、髪の事を知らないなら無難なフォローになったはず。

暴食漢というイメージがついたかも知れないが、


そんな事を話していると毒やスキルでの攻撃でHPが削れてきたのか

アサルトグリズリーの挙動が変わり、爪を立てた状態で何か発動しようと

しているので敵の側頭部にサイドブレイクを決めて気絶させようと

飛び掛ったら、敵が360度回転する様に右腕を振り回し、その威力で

俺やジーン、ジェフリー達も数メートル吹っ飛んでしまった。


※グランドスイープ ランサーのスキルでもあり

一振りで真空の刃を発生させ、自分の周囲を攻撃する。範囲は360度。


「イタたたた、アイツやっぱり範囲持ってたんだな

 すまん、悪い間に合わなかった。ジーン、平気か?」


「ああ、吹っ飛んだけど、あの鎌のヤツよりマシだ」


確かに、なんていうかネームドの熊が相手なのに

そんなに脅威に感じてないのは紫蜘蛛と砂丘での鎌の方がヤバい相手で

その上をいっているのが山羊頭さんなのは間違いない。

おそらくこのアサルトグリズリーは物理攻撃主体でデバフもなさそう。

ジェフリーが盾役でヘイトもどうにか誘導されているのも有難かった。


”力こそ全ての脳筋タイプの熊さんっぽいが、問題はクリティカルか”


と、そう考えが頭を過ぎったと同時に熊さんのいる地面の周囲が

冷たい霧状のモノに包まれ炸裂し、どこかで見た事のある魔法となった。


※アイスバースト 

メイジのスキルで指定した範囲内に冷気を発生させ、敵にダメージと

バインド効果を与える。スキルレベル上昇で威力とバインド効果も伸びる。


”アイツだっ、あの蜘蛛が使ってたやつ”


「ふふふ、待たせたわね。主役は遅れてやって来るのが常っ」


アレニェの事を思い出していたら、突然後ろから声が聞こえてきて

振り返ったら、なんとなく申し訳なさそうな表情で杖を掲げて

魔法を行使したリリィと”なんでその髪型?っていうか戦う気ないだろっ”

と、ツッコみたくなる盛り髪をしたティアナが自信満々で立っていた。


※盛り髪 夜のお店で流行っている髪形らしく

頭髪を大きく「盛った」髪型を指す。インパクト重視のヘアスタイルである。


お読み頂き有難うございます。

拙い文章ですがマイペースに更新しているので宜しくです。

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