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盗賊稼業も楽じゃない!  作者: 北極えび
第三章 -イケメン探索指令ー
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マスターからの呼び出し

登場人物


リシュ・レーン 駆け出し盗賊

リティア・ウィンフィールド 先輩 姉御

シンシア・ルフィン プリ盾姐さん

アリッサ・ハーメイ 放し飼いサモナー

ララ・ヘルミナ お子様メイジ

ジーン・トアロ 盾ありウォリアー

マリア・ヴェルナーデ ドリル

ジェフリー マシュマロボディ

ルーファス 大剣メイジ

ティアナ 意識高い系のプリースト

リリィ  ツン系魔法少女

ガルシア ヒゲ面

ウォーレン・ジーク シーフのマスター

パム・レーン 刀マニアの妹君

”王都からの使者マリア”

初めて会ったのはシーフギルドでマスターと

言い合いになっていた時だった。それから一緒に砂丘へ行ったけど、

おそらく暴君と呼ばれたアデルさんを本来は倒す目的だったのだろう。

マスターに依頼してたし、結局ララに一任した形なのかな。


独特の髪型が特徴的な女性で見た目は20代後半に見えた。

身長は俺と同じくらいでモデル体形?というやつらしいが

金色の髪の束ね方が凄くて螺旋階段みたいになってたっけ。


”そのマリア本人じゃないかと思う人がラーメン運んでる”


「ど、どういう事ですかね、

 他人のそら似ってレベルじゃないですよ、あれ」


「しかし、すっごい格好やな、あれじゃ女淫魔やで」


先輩の言葉に頷くしかなかったのは、そのマリア似の人が

着ているコスチュームの露出度が異常過ぎる。

あんなんストリートパフォーマーの大道芸人ですら見ない。


「店に入ったら分りそうだけど、あの列じゃ相当待ちそうですよね」


「リシュくんもああいう格好が好きなん?」


”こやつはイキナリこういう事を聞いてくるから侮れない”


「あははははは、出来れば間近で眼福にあずかりたいですっ」


「正直者よのぉ、まあうちも本人か見てみたいけど

 ペコ腹やしのー、別の店に行こうか」


めっちゃ気になるけど先輩は野良で疲れているだろうし、

ここは別の日にリベンジしてみる事にして道を歩いていると、

言霊使いと呼ばれるギルド内伝言配達員(姿形は丸っこい蝙蝠っぽい)

奴が俺と先輩の前に止まって伝言を伝えにきた。


「俺だ、お前ら、明後日までに時間作ってギルドへ来い

 あー、それと砂丘に行った連中でヘルミナ以外も一緒にな」


うちのマスターの声だった。明後日までにララ以外で砂丘に行った

メンバーを連れてギルドへ来いと言ってるが、何かマズイ事したのか。


「これ、マスターですよね、俺達何かしましたっけ?」


「うーん、分らんのー、とりあえずご飯食べてから

 声かけれそうな人らを探そうか」


先輩は腹ペコらしく、とりあえず定食屋で食事をしてから

砂丘へ行ったメンバーに声を掛けてみる事にした。


「うちがシンシアとこ行くからリシュくんはジーンの方頼むわ」


スタミナ定食を食べながら話す先輩に頷いて答えたけど

そういえばジーンって普段何をしてるのだろう・・・。

見かけた事があるのはマッチングサービスの所だったなー。


「わかりました。ウォリアーのギルド行けば分りますよね、多分」


シンシアが宿屋の娘っていうのは知ってるけど、先輩はおそらく

シンシアを探すついでにリリィの行きそうな所を当たるつもりなのかも、

そう考えて俺は先輩と別れてジーンを探す為にギルドへと向かった。


ウォリアーギルドの受け付けでジーンの行方を尋ねると、ここ数日は

自宅の手伝いをしているという、現在地から歩いて20分くらいの

場所だったので俺はそのままジーンの自宅へ足を延ばして、

おそらく自宅であろう場所に来てみると”材木屋だった”


「木材を加工したりする仕事してたのか」


とりあえず人を探そうと色々見ていると、従業員らしいおじさんが

居たのでジーンの事を聞くと呼んで来てくれた。


「誰かと思ったらリシュか、どうしたんだ?」


「いやー、久しぶり、まさか実家が木こりしてたとは」


「せめて、伐採業って言ってくれないか、木こりって」


少し嫌そうな顔になったジーンに謝って、シーフギルドのマスターが

砂丘へ行ったメンバーを集めて連れて来い、と言っている事を話すと


「マジか、なんかやったのか俺達・・・」


「う、うーん、どうだろう、俺にも全く心当たりがないんだ」


どうやら皆には言わなかったが、ジーンもうちのマスターの事を


”人外のバケモノと思っている様だ”


「とりあえず状況は分ったよ、行く時の詳しい

 日時を教えてくれたらシーフギルドへ向かうから」


家の手伝いが忙しいのかジーンはそう言って

奥に居た父親っぽい人に呼ばれて向かっていった。


”そういや、ここからだとアリッサの家も近いな”


1度行った事があるけど、デカい家で意味不明な魔法生物で

埋め尽くされていて、召し使いっぽい妙なゴーレムがいたっけ。

ここからそんなに遠くない事もあって、俺はアリッサの家へと急いだ。

魔法生物研究所の看板が見えてきて、あのデカい家を訪れると

ドアを開けて出てきたのは真紅の瞳をしたララであった。


お読み頂き有難うございます。

拙い文章ですがマイペースに更新しています。

これまでの修正をしたりしたいので

遅筆気味になると思いますが宜しくです。

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