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盗賊稼業も楽じゃない!  作者: 北極えび
第三章 -イケメン探索指令ー
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野良PTとは

登場人物


リシュ・レーン 駆け出し盗賊

リティア・ウィンフィールド 先輩 姉御

シンシア・ルフィン プリ盾姐さん

アリッサ・ハーメイ 放し飼いサモナー

ララ・ヘルミナ お子様メイジ

ジーン・トアロ 盾ありウォリアー

マリア・ヴェルナーデ ドリル

ジェフリー マシュマロボディ

ルーファス 大剣メイジ

ティアナ 意識高い系のプリースト

リリィ  ツン系魔法少女

ガルシア ヒゲ面

ウォーレン・ジーク シーフのマスター

パム・レーン 刀マニアの妹君

チュートリアルを受けていた時に先輩からパーティー募集の

事も教わったけど、そこで言われたのが野良パーティーというのは


”難易度が高い上級者コース”


目的はミッションや探索、トレハン等になるらしいが

問題は集まるメンツ。例えばミッションを目的として

マッチングサービスに自分のジョブを記入して参加希望にすると

その場にいる同じ目的の人達でPTを組む事になる。


どんなヤツがいるのか全く分らないので”運まかせ”みたいな?

全員が近接アタッカーとかヒーラーだけとか、まさにカオス状態。

先輩が俺にマッチングサービスでの野良を進めなかったのは

いきなりそんな場所へ行ったら”心が折れる”と案じたからだろう。


先輩もそんなハードコースだと分っていたはずなのに、何故・・・。


「いやー、助かったわ。有難うなリシュくん

 ヒーラーが殴りプリで全く回復しないヤツやってん」


「殴りプリ?プリーストですよね、いちおー」


俺はシンシアしか知らなかったけどーーー、と思ったら、居たわ。

たしかティアナがララに腰掛プリだからとか言ってたな。

しかもティアナと組んだ事があったけど殴ってたな、楽しそうに。


「殴りプリというのはの、回復放棄して近接アタッカーと

 同じ立場になって攻撃しまくるヒーラーやな」


「そ、そうなんですか、プリーストなのに

 回復系スキルをあえて使わないって事ですか?」


「うーん、どうなんやろな。ただミッションを早く終わらせたいから

 自分も攻撃しとったんかも知れんし」


なるほどなー、まあその辺は個人の自由になるか、

回復してくれと言って聞く耳持つ人ばかりじゃないからな

うっせー、自分でしろというヤツがいてもおかしくないのが野良。


「でも珍しいというか意外に野良PTに行ったりするんですね

 俺にあれだけ危険指定してたので、行かないのかと」


「うーん、うちは固定というかいつも同じメンツが苦手やねん

 野良の様に知らん人らと出会う方が性分に合っとるからの」


「ま、まあ、飽きないというか常に新鮮な空気はありますね」


性分か、確かに先輩はコミュ力あってノリ重視で面白がるから

野良パーティーの様な”何があるか分らない”感覚が好きなのかも。


「さて、夕飯でも食べに行こうかリシュくん

 さっきのアイテム代のかわりにうちが出したるでー」


「やったっ、それなら船場で噂になってるラーメン屋に行きませんか?」


「ラーメンか、ええのー、しかし噂って何や?」


夕飯をゴチしてくれる先輩に、海の男達が話していた事を説明し

街中にあるラーメン屋に着くと信じられないくらいの行列が出来ていた。


「うわぁ・・・こんなに並んでるの初めて見た」


「ちょ、ちょ、ちょ、リシュくんあれ」


あまりにも行列だったので別の所へ行こうと歩きながら

店の前を通ると、先輩が驚いて俺の袖を引っ張ったので見てみると


「えーっ、あれマリアさんじゃっ」


ラーメン屋の中で水着というか露出度高めのえちえちな衣装で

接客してるのはどうみても砂丘の時に居たマリアに激似だけど

歳は先輩と同じくらいの女の子だった。


お読み頂き有難うございます。

拙い文章ですがマイペースに更新しているので宜しくです。

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