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盗賊稼業も楽じゃない!  作者: 北極えび
第三章 -イケメン探索指令ー
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鑑定品

登場人物


リシュ・レーン 駆け出し盗賊

リティア・ウィンフィールド 先輩 姉御

シンシア・ルフィン プリ盾姐さん

アリッサ・ハーメイ 放し飼いサモナー

ララ・ヘルミナ お子様メイジ

ジーン・トアロ 盾ありウォリアー

マリア・ヴェルナーデ ドリル

ジェフリー マシュマロボディ

ルーファス 大剣メイジ

ティアナ 意識高い系のプリースト

リリィ  ツン系魔法少女

ガルシア ヒゲ面

ウォーレン・ジーク シーフのマスター

パム・レーン 刀マニアの妹君

家に帰って部屋の中で横になって、

開け放たれた窓から外を眺めながら物思いに耽っていた。


”転職経験がないから他のジョブの装備品を知らない事”

”自己回復の必要性も、さすがにポーションは金銭面で辛い”

”トレハンをする為にはあらゆる知識とスキル継承が不可欠だなー”


なかでも魔法職からのスキル継承が重要になるのでは?と考えていた。

あのサーキュラーデスとの戦いで”鈍足”があれほど効くのなら

ソロで戦う時に有利になるはず、あとマスターが使った照明のヤツも。


真正面から戦ってトレハンするのならウォリアーの近接スキルも重宝

しそうだけど単純に物理攻撃力を上げれば、どうにかなるのでは・・・。

先輩もジーンを越えるのに武器強化が必要と言っていたし。


そんな事を悶々と考えていると未鑑定品の事を思い出した。


「とりあえず、鑑定してもらってみるかっ」


これまで入手したアイテムは短剣1つとアクセサリーが2点。

蒼の時と砂丘でのヤツだけど、蒼のはネームドだけに期待値が高い。

そう思い立った俺はアイテムバックを手にして街のよろず屋を

目指して、まだ日が高い内に見てもらおうと家を後にした。


よろず屋へ行くのは初めてだけど、道具屋と似た感じなのだろうか。

通りかかりにチラ見する事があるけど珍妙なモノを飾ってるので


”骨董品店というか通にしか分らないモノを置いてる店的な?”


一見さんお断り雰囲気漂ってる店なんだけど中に入ると

”やたら小さいお爺さん”の様な人が店主の様で

人間ではない面持ちだけど妙に威厳があって只者ではない感じだ。


「いらっしゃい、お若いの、何か入用かな」


「あ、いや、鑑定をお願いしようかと」


俺はアイテムバックから3つの品を取り出すと店主の前に並べて

鑑定をお願いしたら、お爺さんは3つで375ゴールドと言ってきた。


”見ただけで分るんかいっ!”


あまりの鑑定眼に驚いたが、375とはボッてんじゃと勘ぐると


「短剣とこっちの首飾りはゴミじゃが

 指輪は良品じゃの、シールドリングというヤツじゃ」


ゴ、ゴミって普通品以下の価値しかないって事か

宝箱ゲットしてそれじゃあモチベも下がるけど1つは良品だったんだ。


「有難う御座います。ところでこのシールドリングって

 何か効果とかあるのですか?」


俺は勘定の375ゴールドを支払いながらお爺さんに尋ねてみると


「それは物理攻撃を3%くらい軽減できる指輪じゃな」


なるほど前にアクセサリーで魔法防御を上げる方法もあるって

言ってたのを思い出して、こういったのも侮れないと感じた。


「そんな効果があるのですね、鑑定助かりました」


「ほい、お主シーフじゃな、またご贔屓にの」


ジョブまで見抜けるんかいっ、眼力あり過ぎだろこのお爺さんはと

思いつつ、店を後にしてマッチングサービスの前を通りかかったら

隅の方で先輩らしき人がボロボロの姿で座り込んでいるので


”まさかー”と思って近寄って見ると、先輩だった。


「ど、どーしたんですかっ、こんなボロボロで!」


なんだろうゴミ捨て場にある”ぬいぐるみ”みたいな

いや泥遊びに夢中になった後の幼稚園児かも知れない。


「や、やあリシュくん

 ちょ、ちょっと野良パーティーで色々あっての」


野良PTって確かその場に居合わせた人達で組む即席PTだよな。

マッチングサービスで最も危険と先輩から聞いてたけど、

ここまでボロボロになるなんて一体どんなパーティーだったんだ。


「ちょっとここで待っていて下さい、アイテムを買ってきますから」


先輩に必要なのはコンディションとHPを回復させる薬だと思った俺は

道具屋に走って調子回復薬とポーションを購入し、急いで戻って

先輩へ渡すと、調子が良くなった先輩は野良で起こった事を話し出した。


お読み頂き有難うございます。

拙い文章ですがマイペースに更新しています。

これまでの修正をしたりしたいので

遅筆気味になると思いますが宜しくです。

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