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盗賊稼業も楽じゃない!  作者: 北極えび
第二章 ー古代の暴君ー
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復活後にて

登場人物


リシュ・レーン 駆け出し盗賊

リティア・ウィンフィールド 姉御 背後からの刺客

シンシア・ルフィン パワー系プリースト 姐さん

アリッサ・ハーメイ 放し飼いサモナー かぴばら

ララ・ヘルミナ お子様メイジ 雨がっぱ

ジーン・トアロ 盾ありウォリアー

マリア・ヴェルナーデ ドリル

ジェフリー マシュマロボディ

ルーファス 大剣メイジ

ティアナ 意識高い系のプリースト

リリィ  トゲ 魔法少女 倍返し

ガルシア ヒゲ面

ウォーレン・ジーク シーフのマスター

パム・レーン 刀マニアの妹君

脇目も振らず女神像まで走りつづけ、

祈りを捧げて復活すると先輩はすでに蘇っていて

道具や装備品を確認していた。


「おー、リシュくん、さっきのは意外やったな

 いちおー装備品確認しとき」


さっき、というのはあの窒息魔法の事だろう

まさかデバフを先にしてから行使するとは思ってなかった。

先輩のいう通りに装備品を確認すると、

吹き飛ばされた時よりも装備耐久が下がっていてボロボロだが

相手もあれだけ攻撃を食らってればそこまで体力は残ってないはず。


「は、はい、先輩、あれ麻痺させてから使ったんですよね?」


「そうやな、パターンが分らないから何とも言えんけど

 吹き飛ばした後に近づいて来た所を、とかもありそうや」


なるほど、そういう方法もあるかも知れないなーと

思いながら装備品を確認している先輩を見ていると、

以前と帯刀している武器が違っている事に気づいた。


”確かこの前まで短剣バセラードだったよな”


この日の為に新調してきたのだろうか、マシェットという

部類の武器で刃の部分に魔法文字で文様が刻まれている。

先輩の扱っていたカノンブレイクには特殊効果がついていたし

このマシェットにも何かしらの効果があるのかも・・・。


※ブレイズシーカー リティアが帯刀しているマシェット

火属性攻撃10% エンチャント付与時25%まで上昇

火属性防御10%の特殊効果がある。


”俺もいづれ、アイテムの知識を独学で学ばないとなー”


今はまだ武具の知識に乏しいし、宝箱から出現した鑑定品も

見てもらうのにお金が掛かるから未鑑定品はストックしている状態だ。

そんな風な事を考えていると女神像が輝きシンシアとジーンの姿が現れた。


「2人ともドンマイやでっ」


不意ではないけど予想外の出来事で女神送りにされた事で

自責の念に駆られていると案じた先輩は2人にフォローを入れた。


「すみません、あの時、先に沈黙をするべきでした」


「いや、俺もスキルを放つチャンスはあったのに

 敵の動きを読もうと出方を待ってしまった、すまん」


パーティー戦ではヒーラーとタンクが落ちると壊滅に

なってしまう確立が高い。今回その2役を担当していたシンシアは

自分の判断ミスで相手の範囲攻撃を止めれなかった事を悔やんでいた。


ジーンに関してもおそらく俺と同じで、あの吹き飛ばしの魔法攻撃が

あっただけに敵が屈んだ瞬間に躊躇してしまったのだろう。

先輩はサイドブレイクがCT中でなければ発動していたかも・・・。


「まぁ、まぁー、初見の敵やしミスを気にしてもしょーがないで

 気持ち切り替えてこーっ」


こういう時の先輩のフォローは本当に助かる。

あんな初見殺しの様なパターンは食らってからじゃないと対策を立てれない。

俺達が頷いて表情が和らいだのを確認すると先輩はクイックムーブを発動した。


「マスター達がおるとはいえ

 あの子らじゃ心配やからの、先に行ってくるわ」


アリッサとリリィが女神送りになってないという事は

この場にいるメンバーも分っている様で先輩のいう通り

マスター達がいるとはいえ、あの敵を相手にどう戦っているのか


「うん、お願いね、リッちゃん

 私達もなるべく急いで向かうから」


シンシアの言葉に親指を立てて、颯爽と2人の元へ向かう先輩は

砂埃が一面に舞うほどの怒涛の速さで視界から消えていった。


お読み頂き有難うございます。

拙い文章ですがマイペースに更新しているので宜しくです。

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