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盗賊稼業も楽じゃない!  作者: 北極えび
第二章 ー古代の暴君ー
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トラップ準備

登場人物


リシュ・レーン 駆け出し盗賊

リティア・ウィンフィールド 姉御 背後からの刺客

シンシア・ルフィン パワー系プリースト 姐さん

アリッサ・ハーメイ 放し飼いサモナー かぴばら

ララ・ヘルミナ お子様メイジ 雨がっぱ

ジーン・トアロ 盾ありウォリアー

マリア・ヴェルナーデ ドリル

ジェフリー マシュマロボディ

ルーファス 大剣メイジ

ティアナ 意識高い系のプリースト

リリィ  トゲ 魔法少女 倍返し

ガルシア ヒゲ面

ウォーレン・ジーク シーフのマスター

パム・レーン 刀マニアの妹君

シーフスキル”ファイヤトラップ”というのは

火薬を用いて敵を火責めにする罠でスキルレベルが上がって

ゆくと地雷の様な爆発と爆炎を起こす事も可能になる。


アリッサ達と話し終わって戻ってきた先輩に

罠、それもファイヤトラップを何故使用するのか聞いてみると

”風は火に弱い”という理解し難いことを言っていたので

ボケをかましてるのか本気なのか戸惑っていたら、


「属性ってあるのは知ってるやろ

 魔法職では各属性に相性みたいなもんがあるんや

 例えば焚き木してる時に水かけたら火が消えるやん?」


そう言われると確かにそうだけど、

あの敵が生み出している風のバリアの様なものには

固体というか大きな岩とかの方が効果ありそうに思えるのは、

俺がメイジの属性関係を理解してないからだろうか


「ともかく、あの辺りに罠を設置したら

 シンシアにヘイト取ってもらって誘導させな、な」


敵を後ろへと誘っているジーンの行動を確認すると

先輩と俺はシンシアとジーンの中間あたりにトラップを仕掛け始めた。


「あら、罠でどうするつもりなのかしら」


「さあ?火責めにでもするんじゃねーの、面倒なこったな

 あんなもんアイスバーストで足止めして気絶でいいのに」


俺達の動きを観察していたマリアはマスターに問い掛けたが、

本人は胡坐をかいてお菓子を食べながら面倒くさそうに呟いた。


「ま、まあいいじゃない、

 色々試行錯誤して経験を積んでいくものでしょ」


マスターにフォローを入れるマリアだが表情が困り顔だ。

強引にララに連れられて来たので鬱憤が溜まっているのを悟ったのだろう。


「ところでお前・・・その犬みたいの何だ?」


マリアの横でアリッサの召喚獣ヘルハウンドの子犬ことへるぴを

抱っこしているララを見ながら、道中からの疑問だったのか

ここぞと質問を投げかけるマスター


「私も気になってたのよねー、その子犬」


「こっ、この子は召喚獣よ」


「だぁっははははは、聞いたかよマリア

 これ召喚獣だって、ガキになって使い魔までちっこくなってやんのっ」


二人の方を向いてへるぴを見せるララの姿に

ララが召喚したと思っているマリアとマスターは大笑いしながら

地面を転げまくっている。


「・・・・・」


”これは何を言っても聞く耳を持たなそう”と2人にジト目の視線を送るララ


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


マスター達がそんなやりとりをしてるのを尻目に

トラップを仕掛けている俺の頭にはアレニェとの戦いで

あいつが使ってた移動停止の魔法をリリィは使えないのかなと


”魔術の知識がないからあの魔法を習得できる条件が分らないけど

 セクハラ疑惑とさっきの事もあって聞くのに気が引ける”


「そっち、設置できたかいの?」


そんな事を考えながらファイヤトラップを2つ設置し、

先輩の方を見ると俺より多めの数の罠が仕掛けられていた。

シーフはレベルが上がると慣れて設置数も上がると聞いたけど、

最大の数ってあるんだろうか・・・。


「あ、はいっ、オッケーです」


「よーし、あとはシンシアに誘導してもらって

 あいつが罠を踏んだら、アリッサ達の出番や」


そういえば2人と話していたけど、罠の後に魔法攻撃の指示だったのかな


「シンシアーっ ヘイト取って罠の方に連れて来てなー」


先輩の言葉に頷いたシンシアはヘイトレシーブ発動すると

ジーンの身体全体から赤いエクトプラズム状の塊りが発生し

シンシアに吸収されると、死神の向きがシンシアの方へと変わった。


お読み頂き有難うございます。

拙い文章ですがマイペースに更新しているので宜しくです。

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