1ー新しい仲間(?)と住処
全然投稿できなくてすみません…時間が全く無くて。
もう少し投稿頻度を上げられるように頑張ります…
Level:1 The New World
勢いで出てきちゃったけど、どうしよう。
うーん、行くあてもないし…ちょっと、ルクス、ルブラ、その視線やめて。心にグサってくる。
どうしようか。うう…
ーー………ケテ…ーー
え?
ーーた…けテ………×△○?ーー
なんだ?今のは?幻聴?それにしてははっきりと聞こえたけど。
ーーたす…け…て…ーー
!今、助けて、って聞こえた!どこだ?
『キュオ、キュオン!』
『シュウウウ!』
ルクスたちも聞こえたらしい。
どこだ?今の声は、どこから聞こえてきたんだ?
『キュウッ!』
ルクスが羽で浮遊島?を指す。あそこか。
ーーもう…げ…かい…×△○×…たす…ケテーー
よし。あそこを目指そう。新しい住居としても良さそうだし。
でも、この声の人物に会いたい。誰かもわからないけど、会わないと行けない気がする。
よし、目的地変更!あの島!
・・・
翼の勢いを緩めて、ゆっくりと島に降りる。
遠くから見たときは荒れてる感じだったけど、近くから見るとまだ自然がある感じだな。
さて…あの声は?
ーーいらっしゃった…の…ですね…ーー
あ!聞こえたぞ。
『グルッ?』
ーー私は…この樹の精霊…。ユグドラシル…と…言います…ーー
ユグドラシル?どこかで聞いたことがある名前だな。
この樹ってのは…これか。でかいな。俺の何十倍もあるぞ?
『キュウ、キュウッ!キュオオオオンッ!』
ルクスが興奮してる。この樹が気になるのだろうか?
ーー早速…です…が…お願いが……あるのですーー
ん?なんだろうか。
ーー私の…樹に刺さっている……槍を…抜いて…くれますでしょう…か?ーー
槍…これか。なんか随分と禍々しい槍だな。
抜く…要するに、壊せばいいのか。
『【全てを無に帰す槍】!』
ーーえっ?ーー
『シュウッ?』
『キュ?』
ドーン!!!!!
おお。砂埃がすごいな…槍はどうなったかな?
ーー木っ端微塵…?ーー
本当だ。ボロボロに壊れている。これは踏めば大丈夫だな。ほい、ポキっとな。
ーーええっ?ーー
ん?なんでかびっくりされた。
なんでだろうか。
ーー…ありがとうございます。あの槍のせいでまともに動けず、消滅するところでした。助けてくれたお礼に、一つだけ願いを叶えますが、何か願いはありますか?ーー
えっ!願いを!そうか…何がいいかな…じゃない。
もう決まってるじゃないか。
『グルルッ』
『シュウッ♪』
ーー…?本当にそれでいいのですね?ーー
ああ。ここに住まわせてくれれば。
ーーまあ、それはこちらとしても嬉しいので、喜んでーー
そうか!よかった。これで移住問題は解決だ。
これからはここに住もう。暖かいし、景色は綺麗だしね。
ーーふふ…よろしくお願いしますねーー
ああ。よろしく。
ーーー称号【世界樹の契約者】、【精霊の愛し子】を取得しましたーーー
ーーー【精霊の愛し子】により精霊魔法を取得しましたーーー
…えっ?ちょっと待て。
『ステータス・オープン』
ーーー
NO NAME
種族:終焉竜 Lv:999+ ランク:SSS
称号:【最後の敵】【終焉を呼びしモノ】【最終進化】【神】【迷宮主】【世界樹の契約者】【精霊の愛し子】
状態:弱体化
体力:1,290,000/1,290,000(+50,000)
魔力:974,000/974,000(+50,000)
戦闘値:791,000/791,000(+75,000)
固有能力:【王者の咆哮】【竜の息吹】【眷属召喚】【精霊召喚】
能力:【吸収】【滅雷】【終焉の吐息】【黒い霧】【全てを無に帰す槍】【身体変化】
耐性:精神攻撃無効、聖属性無効、全属性耐性
眷属:影の暗殺者
雷天鳥
たまご
ーーー
もう、自分がやばくなってきてるって自覚しすぎてる気が。
てか、【精霊召喚】って何?!いつから、【精霊の愛し子】なったんだ?
あー、もう、やだ。
ーーふふ…素晴らしいステータスですねーー
?素晴らしい?どういう?
ーーいえ、あまりにも想像以上だったので。【精霊の愛し子】なんて普通はつきませんよ?ーー
いや、それはユグドラシルが
ーーユグと呼んでくださいーー
あ、はい。ユグのとこに住むことになったのと、ユグを助けてあげたからじゃないのか?
ーーそうですか…ふふ、いいですね。ーー
…おい、何か企んでないか?これ。すっごい怪しいんだけど…
ーーー世界樹の精霊が眷属になりました。ステータスが回覧可能になりますーーー
ああああああ!やっぱりいいいい!何か企んでたよ、くそ!
ーー素晴らしいですね。力が溢れてきますーー
おいいいいいい!騙したなああ!
ずるいぞ!ユグドラシル!何俺の前で踊ってるんだ!
ーーふふ、騙される方が悪いんですよ…おや?この固有能力はーー
ん?固有能力がどうかしたか?そんな変なものないはずだぞ?
ーーいえ、なんでもありません。ま、これから眷属としてよろしくお願いしますね。たまごの中にいるあなたもーー
たまご?ああ、あれか…って。ルクスとルブラが見つけたやつ。
…よくわかったな。さすが精霊?
ーーまあ、精霊だからでもあります。ですが、枯れている大きい樹に見えても、世界樹は休みなく世界中で起きたことを記録しています。そしてその世界樹の精霊である私がその情報を知らないわけがないでしょう?あなたは異変なのですからーー
異変?なんだそれ。
俺がこの世界に生まれたせいで、何か異変が起きた、ということか?でも、だとしたらなんだろうか?
ルブラとルクスが何かできるようには見えないし…あ。称号にある、【最後の敵】ってやつか?
ーーさあ。それは想像にお任せしますーー
おい。何さぼってるんだ?
ーーいえ?あ、たまごは私に任せてくれませんか?代わりにこの樹の下にある大きい日向ぼっこスペースを寝床に使って良いので。ーー
日向ぼっこスペース?気になるな…でも、良いのか?お前の島に勝手に住んでも?
ーー問題はありませんよ。あなたが今はこの島の主ですから♪ではたまごを♪ーー
…。食うなよ。
ーーひどい!私をなんだと思ったんですか?!ーー
・・・
下に来て見たけど、結構すごい。世界樹は幹がめちゃくちゃ太いし、樹のてっぺんまで穴が空いてるから簡単に出入りできるんだよね。ルクスなんて枝の隙間からも入ってこれるし。
でも良い点が、上の出入り口の穴が外から見にくいこと。間違って誰かが入ってくるなんてことはないだろう。
でも、少し疲れたし、寝ようかな…zzz
ーーおやすみなさい。良い夢を♪ーー