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四章 林泉寺住職

N高校には語られない秘密があった。しかし、それはまだほんの入り口に過ぎない……

 以下は、N高校に隣接する林泉寺の住職の話。


 ◆


 どこからお話すればええのでしょうか……あの学校のことですからのう……ああ、そうですなあ。沖泉 妙子っちゅう女子生徒がいましてなあ。そうですよ。あの生徒です。今では知ってるもんも口つぐんどるようなりましたがのう……焼身自殺したんですわ。あの学校の……階段のところだった思いますがのう。確か……三階と四階の間の……はあ、西階段の踊場。そんなところだったかも知れませんなあ……灯油を頭からかぶったんですわ。そのままで火ぃつけて……はぁ。そうなんですわ……なぁにで火ぃつけたか分からんのですわ。見とったもんがおったそうですけんど、なにかしらんライターみたいなもんだったそうですけんども……はぁ。そうです。見つからんかったそうですのう。死体は、えれえ黒こげになっとったらしいんですけんども。それもなんかおかしいことらしかったと聞いとります。あんなみじけえじかんであれほどにも燃えてしまうことはありえんと……はぁ。そうです。なにか燃えながら喚いとったようです。見たもんから聞いたとですが……なにを言うとったのかわかりませんけんども……

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