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おまけ 2

クライヴ・アルフレド (28)  ルメア第1師団 師団長


カステリア王国 3大侯爵のひとつ、アルフレド家の長男


王国内でも1、2を争う長剣の使い手である。冷静沈着で人目を引く美貌の持ち主のため、市井でファンクラブができている。


「学生ん時から思ってたけど、なんであいつって無口なのにモテるのか俺にはわっかんないなー。」


いいやつではあるけど、とエリックはつけ加えた。


「あれですよ、大人の色気じゃないですか?それか普段と笑顔のかわいさとのギャップとか。」


「あっ確かに。お嬢を見る目は優しいよな。」


「そ、そうですか?でもクライヴ様は本当におやさしいです。」


ほんのりピンク色に頬を染めてエレーナが言った。そんなエレーナを見て、エリックは真顔になる。


「エレーナ。憧れはいい、でもクライヴに本気になったらだめだ。…知ってると思うけど、あいつには婚約者がいる。」


エリックの言葉にズキズキと胸は痛んだが、なんとか堪えて笑顔を作った。


「わかっています。私は、そばにいれるのは限られた時間だけだから。」


「…えっ?」


最後の方は声が小さくて聞き取れず、エリックは聞きなおそうとしたが、アレクによって遮られた。


「エリック様、時間がないので次エリック様の自己紹介お願いします!」


「あー、はいはい。俺はエリック・ガイザーでガイザー侯爵家の次男。クライヴとは同い年で学院時代からの腐れ縁だよ。性格は華やかで社交的、特技はレディーファースト。ちなみに第2師団師団長で。双剣の使い手。教えてほしかったら手取りあしとり…」


そのとき、バーーーーンっとものすごい勢いで扉が開き、これまたド派手な美女が入ってきた。


「ちょっとエリック!いつまでわたくしを待たせる気なの?!」


「ユリアさん。扉は静かに静かにあけてくださ」


「お黙りアレク。今日は盗賊狩りに行くといっておいたのに会議が終わっても一向に来ないこの方が悪いんです。さあ、行きますよ。」


ずるずるとエリックを引きずるようにしてユリアと呼ばれた女性は出ていった。


「折角戻ってきたならユリアさんにも自己紹介してほしかったのに。」


「結局私達二人になっちゃったね。でも今なら本当の私達の自己紹介できるしよかったかも。」


切り替えの早いエリーナが次に自己紹介を始めた。


「表向きはエレーナ・バンクレイン、24歳。本名はエイリーン・カステリアでカステリア王国の第一王女です。今はエレーナとして魔団と呼ばれる第4師団の師団長をしてます。先祖がえりと呼ばれていて、高位精霊を召還できるけど、とある事情から緊急時以外は封印しているので、普段は魔剣か詠唱魔法を使って戦ってるの。国のため、大切な人達を守るため頑張ります!」


「すばらしいです!!!えっと、トリになってすみません。アレクシス・ヴァン・デリーチェ、26歳。みんなにこき使われてますが、ルメア第4師団師副団長です。実際は(怖い)ユージン様の近衛騎士の一人ですが、エレーナ様の護衛をしています。長編で会える事を楽しみにしてます!出番は少なくなりますが、これからもどうぞ応援宜しく!」


「宜しくね!!」


どたばたの団長会議もこれにて無事に終了したのだった。



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