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プロローグ
見上げた先には紅い月。
下を見れば蒼い月。
どちらも“僕”が知らない月。
けど、“私”は知ってる月。
周りは暗くなっていく。
けれど月は光を増す。
どこにいけば正解なのか。
今日も“私”は迷う。
明日は“僕”が迷うだろう。
いつになってもさ迷うばかり。
けれど、ある日。
“私”と“僕”は出会った。
繋がる糸は複雑に絡み合いいつまでも離れない強固なモノとなっていく。
もう一人ではない。
二人で一つとなった“私たち”は最強無敵。
二人で一つとなった“僕たち”は博学多才。
この世で我らに勝てる者無し。
アナタトワタシハドコマデモ……
