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約束の樹

全てのオワリと全てのハジマリ

作者: 雨夜 紅葉

夢にまで見た、君と一緒の未来。

夢を見た。

昔から、繰り返し見るーーーー君の夢。


私は、一度死んでしまったけれど

何も忘れてないよ。

君と過ごしたあの日々も

最初で最後になった、恋も。


生まれ変わった今でもまだ

私は君を探している。


「いってきまーす」


学校生活は、とても新鮮で。

テストや勉強は嫌だけど

毎日、それなりに楽しい。


でも。


君がいないと

やっぱりさみしいよ。


桜の花が咲いている

いつもどおりの通学路。

同じ道に、同じ花。


だけど今日は、一つだけ違った。


街一番の、大きな桜。

その下に佇んでいる人影。

私は、走り出した。


間違えるはずがない。

ずっと探していたんだから。


「ーーーーっエン!」

「……フ、レア……?」


驚いて硬直している、君の体を抱き寄せて

私は笑う。昔のように。


「おかえり」


その後君は、泣きそうな顔で笑った。


「……ただいま」


私たちが出会ったのは、ただの偶然だった。

でもきっと、もう一度逢えたのは

ーー必然だったんだよ。


「大好きだよ、エン……」


一億年と五百年前から

君のことが好きでした。


『やっと逢えたね』


ちょっと無茶苦茶な展開でしたね。

おんなのこに前世の記憶があったのは

御伽話(おとぎばなし)の不死鳥さんからの

ささやかなプレゼントだったのでしょう。


ちなみに、今回のシリーズの感想は……


『後半、約束の樹関係なくね?』


でした。

……………。

なんにせよ、最後までお付き合いありがとうございました!

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― 新着の感想 ―
[一言] まずは、お疲れ様です。ステキな物語をありがとうございました。とうとう終わってしまったんですね…。 私はハッピーエンド主義者なので、ハッピーエンドでよかったです。いつも楽しみにしていたので、ち…
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